前回に続いてホルテルのご紹介です
今回はイーヴェル・ホルテル (IVER HORTER:1850年-1941年ノルウェー) 作曲の「交響曲 ヘ長調」をご紹介します。
ホルテルに関して色々と調べようとしましたが、なかなかホルテル自身に関する情報へ辿り着く事が出来ませんでした。
また、ご紹介しますCDも入手が困難なようでして、別の演奏も探してみたのですが、それすら無いと言った状況です。
まさに「隠れた作曲家」、「秘曲」に相応しいと思います。
それでは、曲のご紹介と参りましょう。曲は4つの楽章から構成されており、演奏時間は約42分少々となります。
1.第1楽章
冒頭から楽しげでやや勇壮的な演奏にて曲は始まります。一旦静かな演奏になりますが、再び高揚感のある演奏が登場します。その後はややロマンティックなメロディーが展開されます。適度な高揚感があり、オーケストラの醍醐味を感じさせてくれる演奏も登場します。そして、最後は高揚感のある演奏で曲は終ります。
2.第2楽章
やや哀愁が漂うようなメロディーで曲は始まります。やがて、穏やかな旋律が奏でられ、高揚感のある演奏へと続きます。その後は再び静かな演奏が奏でられますが、やがて、再び高揚感のあるメロディーが登場します。この繰り返しで曲は進行し、最後は静かに終ります。
3.第3楽章
細やかな旋律で曲は始まります。やがて楽しげなメロディーが続きます。ちょこまかとした演奏の後は、穏やかでゆったりとした演奏になります。叙情的なメロディーも登場します。
曲の後半になると、再び細やかな演奏となり、時折り高揚感のある演奏も登場します。そして最後はパッと終ります。
4.第4楽章
劇的な演奏で曲は始まります。続いて輝かしいメロディーが登場し、勇壮的な演奏が奏でられます。その後は穏やかな演奏となりますが、やがて再び勇壮的なメロディーが登場し劇的な演奏が展開されます。
後半になると、穏やかな演奏になりますが、徐々に高揚感のある演奏へと続き、再び勇壮的なメロディーが登場します。
その後は再び静かな演奏になりますが、徐々に高揚感のある演奏が展開され、その高揚感の中で幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはNKFで、ペル・ドライエル指揮、 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 の演奏のものです
このCDの情報は、こちらの下の画像をクリックして頂ければご覧になれます、と言いたいところですが、現在お取り扱いがございませんのでご容赦下さいませ