またまた秘曲?のご紹介です
今回ご紹介しますのは、ヨーク・ボーエン(1884年-1961年イギリス)作曲の「ヴィオラソナタ「第2番」」です。
私は独断にて「秘曲」をご紹介しておりますが、万が一名曲もしくは「多くの方に知られている曲」を「秘曲」とご紹介した場合には、ご指摘・お叱り賜りたく存じます。
その場合には、改めて訂正させて頂きますので宜しくお願い申し上げます。
さて、今回ご紹介しますボーエンも作曲家としてあまり知名度が高く無いだろうとの判断にて、このヴィオラソナタ「第2番」を「秘曲」と位置付けました。
誰もがうっとりするような曲とは言えないかもしれませんが、上品な美しさのある曲だと思います。
昼下がりのティータイムのBGMなどには適している曲かと思います。
それでは、曲のご紹介と参りましょう。曲は3つの楽章から構成されており、演奏時間は約28分弱となります。
1.第1楽章
春の日差しのような穏やかで美しいメロディーから曲は始まります。時折り激しい演奏も登場しますが、再び冒頭の美しいメロディーが演奏されます。その後は高揚感のある演奏が続きますが、時折りロマンティックなメロディーが登場します。
後半になりますと、冒頭のメロディーが再び演奏された後にヴィオラとピアノの掛け合いが続き、やがて静かに終ります。
2.第2楽章
やや哀愁を帯びた旋律から曲は始まります。その後は穏やかな演奏が続き、中間部ではやや高揚感のある演奏が奏でられますが、やがて再び穏やかな演奏となります。そして最後は高揚感のある演奏後静かに終ります。
3.第3楽章
楽しげで小刻みなリズムで曲は始まります。やがてゆったりとした演奏となりますが、再び楽しげで軽やかな演奏となります。
そして、その楽しげな余韻を残しつつ曲は幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはEMICLASSICSで、ジェイムズ・ボイド(ヴィオラ)、ベンクト・フォシュベリ(ピアノ) の演奏のものです
このCDの情報は、こちらの下の画像をクリックして頂ければご覧になれます