今回は素敵な秘曲をご紹介します
イーヴェル・ホルテル (IVER HORTER:1850年-1941年ノルウェー) 作曲の「ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品22」です。
ホルテルという作曲家については私自身あまり知識がございません。従いまして、作曲家自身が既に「隠れた存在」と言えると思います。
ですので、今回ご紹介するホルテルのヴァイオリン協奏曲は「秘曲」として銘打っても問題無いかと思います。
そして、この曲はロマン溢れる美しい曲ですので、お勧めしたいヴァイオリン協奏曲なのです
こういう曲こそ、「隠れた名曲」と呼ぶに相応しいのでは無いでしょうか?
それでは、曲のご紹介と参りましょう。曲は3つの楽章から構成されており、演奏時間は約23分ほどになります。
1.第1楽章
冒頭からロマンを感じさせるメロディーで華々しく始まります。続いてヴァイオリンが美しい音色を奏でます。ロマンに溢れています。そして、穏やかな演奏は次第に激しさをましていき、やがて高揚感のある演奏へと続きます。
中間部では再び穏やかで静かな演奏に戻ります。ヴァイオリンの独奏の後にはロマンティックなメロディーがヴァイオリンとオーケストラによって奏でられます。そして一旦静かな演奏の後、華やかな演奏で曲は終ります。
2.第2楽章
穏やかでゆったりとしたメロディーで曲は始まります。そして、ヴァイオリンが甘いメロディーを奏でます。ほのぼのとした甘いメロディー、何とロマンティックなのでしょう!曲は甘いメロディーのまま終ります。
3.第3楽章
ヴァイオリンの小気味の良いリズムで曲は始まり、それに続いてオーケストラが勇壮的なメロディーを演奏します。やがて、ヴァイオリンが甘いメロディーを奏でます。そして、中盤になるとオーケストラが輝かしいメロディーを歌い上げます。そして、高揚感のある演奏にて幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはNKFで、ペル・ドライエル指揮、 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 、ラーギン・ヴェンク=ヴォルフ(ヴァイオリン)の演奏のものです
このCDの情報は、こちらの下の画像をクリックして頂ければご覧になれます、と言いたいところですが、現在お取り扱いがございませんのでご容赦下さいませ