さすがレモンちゃん

テレビから聞こえる「介護」に関する意見。

女性の声で抑揚や間の取り方などがとても上手く、難しい問題を扱っているにもかかわらず、何故か耳にすんなりと入ってくる。
いや耳というよりは心に届く。

テレビ画面に視線をやるとそこには落合恵子さんの姿があった。

なるほど！
さすがレモンちゃん。

ハキハキとした語り口で、時に言葉に「」をつけているように強調し、また感情を抑えるかのように間を空け、意識的にゆっくりと語るその声は長い事ラジオで培った賜物であろう。

ちょうど夕べ、友人の父上のお加減がよろしくないときいたばかりだったので、余計に耳がその声を拾ったのだろう。

自分のお母さんの介護経験を元に、沸々と語りかける内容はとても分かり易く考えさせられるものでした。

もし、同じ内容のものを他の誰かの声で聞いたなら、私の耳はその声に立ち止まっただろうか？

多分、聞き流してチャンネルを変えてしまったかもしれない。

内容もさることながら、「語り」も大事だと思った番組でした。

NHK 視点・論点 より