心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

舟山十文字路から権現岳、赤岳へ。(その2)

2020-10-13 18:00:00 | 登山
権現岳へ向けて出発。森を抜ければ、ノロシバに着く。ギボシが迫りくるかの様。



昨日と反対に、今日はこちらから西岳を見る。



編笠山。この夏、2回登った事が記憶に新しい。



これからこの登りが始まる。



ギボシの向こうには権現岳の山頂が見えて来る。



トラバース道を行く。



あと少しで権現岳の山頂へ。



権現岳山頂の巨岩。



今歩いて来たルートを振り返る。


 
そしてこれから向かうキレット。赤岳までは近いように見えるが、うねうねとしたアップダウンが続く。


長い梯子を降りると細い尾根道が眼下に伸びる。



次に待ち受けているのは旭岳。キレットコース前半とはいえ、ハードなアップダウンが続く。



山頂を巻くように付けられた登山道。



登り切るとまた展望が得られる。赤岳まではまだ遠い。



登ったと思えばまたキツイ降りが待っている。



次の展望台ツルネはもうすぐ。


振り返ると、険しき山々を辿って来たのを実感する。



赤岳が視界一杯に迫ってくるかの様な大きさ。



阿弥陀岳も近さを感じる。
聞こえるのは阿弥陀岳からの沢の音のみ。



(続く)

舟山十文字路から権現岳、赤岳へ。(その1)

2020-10-12 18:00:00 | 登山
この夏、日帰りで、権現岳へ行った時のこと。権現岳から赤岳、阿弥陀岳を眺めながら、かれこれ四半世紀前に日帰りで舟山十文字路を基点に権現岳、赤岳を周回したのを思い出した。
もう日帰りでは無理だが、青年小屋キャンプ場に一泊する形で周回ルートを歩こうと思った。


舟山十文字路からまずは西岳へ向かう。林道を下って行く。



林道終点に着く。あれこれ迷うが、川の先に崩れた道が見えるので、川を渡る。

 

荒れた林道は旭小屋への看板が出ているが、それでは西岳からは外れるので、脇道へ向かう。



緩い尾根道に出る。標識がないので一度、削り出した林道へ行ってみるが、登山道らしき道に出会わないので、戻ってこの尾根道を登る。



マーキングはあるが、標識は一切なく、疑心暗鬼ながら道なき道を登って行く。



巨岩が行く先をふさぐ。兎にも角にも直登すれば尾根に出るという事を信じるしかない。



ガスが流れてきた。ますます不安になる。



一旦登りは終わり、平坦な場所に出る。標高1,800m付近。気持ちを一度落ち着けて、また東に伸びる尾根を行く。


尾根道が細くなる。このルートならおそらく正規の登山道と合流するはず。



標識を見つける。字は読めないが、立場川ルートと合流でき、どっと緊張感が崩れる。



時々日が苔の登山道に射し込む。


 
堂々たるダケカンバ。おそらくこの辺りの主だろう。


 
見上げれば、色鮮やかな紅葉が森を飾る。



登りがキツくなり、やがて木々の背丈が低くなると、山頂も間近。


 
西岳山頂。思い描いていたルートとは違っていたようだが、なんとかここに辿り付けて本当に良かった。



ギボシ方面。ガスが掛かっているものの、夕時の陽射しに照らされ、堂々たる山容を見せる。



ここから青年小屋まではほぼ平坦な道。昨日までの雨で苔もしっとりしている。



途中から見たギボシ。とんがった山容が見える。明日行くのが楽しみになってくる。



(続く)

2020年秋の山旅、鷲羽岳、水晶岳へ。(その3)

2020-10-07 18:00:00 | 登山
人生二度目の水晶岳山頂。何だか感慨深い。



黒部五郎岳。あの時もこの光景を見たことを思い出す。



槍ヶ岳、穂高連峰が遥かに遠い。



薬師岳山域が迫って見える。



赤牛岳方面。



ここからは温泉沢に向かう。


 
ゴツゴツとした岩の登山道で歩き辛い。


荒涼とした景色が続く。左右ともに切り立った稜線。



中々温泉沢への分岐が現れず、焦る気持ちが募る。


ようやく分岐に辿り着く。まずは薬師岳を見ながら降る。


ザクザクの坂道。滑らないよう神経を尖らせる。



途中から赤牛岳方面へと方向が変わる。かなり降って来たので赤牛岳を見上げるまでになって来た。



まだ先は谷底へと続く。



ようやく樹林帯に入り、ホッと一安心。この辺りのナナカマドの紅葉は鮮やかで秋を実感する。



沢音が聞こえ樹林帯歩きが終わる。稜線は彼方に見え、これでキツイ降りが終わり、後少しだと感じる。



ここからは沢歩き。



本流と合流する。終わりも近づき、なんて思ったが、先はまだ程遠く、道なき道、岩を伝う渡渉を何度も繰り返す。



飽き飽きするほどの沢歩きの先に、温泉のホースが見え、今度こそ終わりが見えて来た。



この日は高天原山荘に投宿。
そして三日目はそこから飛越新道へと、強行軍の歩きで身も心もクタクタになった。
こんなハードな山旅はもう二度と出来ないが、次にこのエリアを歩くのなら、夏の時季、周りの山々を眺めながら散策気分で歩いて行きたい。
今はこの山旅の想い出に耽りながらも、次の山旅へ向けてモチベーションを上げて行きたい。

  (2020年9月29日〜10月1日)

(終わり)




































2020年秋の山旅、鷲羽岳、水晶岳へ。(その2)

2020-10-06 18:00:00 | 登山
キツイ登りが緩やかになり、山頂はもう間近。



山頂に到着。前回ここに立ったのは20年ぐらい前。記憶はぼんやりと霞んでしまっている。



黒部五郎岳から三俣蓮華岳への稜線。



薬師岳方面。



これから向かう水晶岳方面。かなりキツそうなアップダウンが見てとれる。



歩く途中から、右側前方には野口五郎岳からの稜線が見える。あの稜線を歩いたのは何年前の事だっただろうか。



立ち塞がるワリモ岳。



鷲羽岳を振り返る。急な下り坂だったが、見返すと改めてそう感じる。



左側から回り込む細い道を行く。



水晶岳全貌が見えてくる。続く道はまだ長い。



分岐から見た雲ノ平方面。



ここからはゆったりとした稜線歩きになり、安堵する。



赤岳への登り。名前の通り赤茶けた大地。



赤岳を乗り越えると、水晶岳への道が開ける。



少しずつ水晶岳が迫ってくる。



近づけば、山頂へと続くギザギザの山並みが確認出来る。



梯子を登り乗り越えると、次は岩場のトラバース道に続く。中々手強い。



そして、山頂のある北峰が見えて来る。



(続く)

2020年秋の山旅、鷲羽岳、水晶岳へ。(その1)

2020-10-05 18:00:00 | 登山
今日は、三俣蓮華岳に向かう。まずは樹林帯へ入る。



登りはゴツゴツとした岩の道。中々の急登。



木々が開ける頃、朝日が黒部五郎岳を照らす。



なおも登れば樹林帯が終わり、ハイマツ帯へ。右側には笠ヶ岳への稜線が見えてきて来た。



三俣蓮華岳へと続く道。



カールの縁に付けられた登山道。トラバース道も見えるが、山頂を目指す。



ハイマツと岩の登り。



傾斜が緩むが、縁の登山道の左側は手掛かりの無いカール。気が抜けない。



朝日の先に三俣蓮華岳の山頂が間近に迫る。



後ろには黒部五郎岳。



三俣蓮華岳の山頂。360度の展望。



笠ヶ岳方面。



今日これから歩く鷲羽岳から水晶岳への稜線。なんて遠いのだろう。



雲ノ平の向こうには薬師岳方面。



一度下り、ここから鷲羽岳への登り返しが始まる。



振り返り、三俣蓮華岳岳方面を見る。もうすでに小さい。



容赦ない登り。見上げると、岩達に押し潰されそうな気になる。



鷲羽池の向こうに槍ヶ岳が見える。



(続く)