心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

舟山十文字路から権現岳、赤岳へ。(その1)

2020-10-12 18:00:00 | 登山
この夏、日帰りで、権現岳へ行った時のこと。権現岳から赤岳、阿弥陀岳を眺めながら、かれこれ四半世紀前に日帰りで舟山十文字路を基点に権現岳、赤岳を周回したのを思い出した。
もう日帰りでは無理だが、青年小屋キャンプ場に一泊する形で周回ルートを歩こうと思った。


舟山十文字路からまずは西岳へ向かう。林道を下って行く。



林道終点に着く。あれこれ迷うが、川の先に崩れた道が見えるので、川を渡る。

 

荒れた林道は旭小屋への看板が出ているが、それでは西岳からは外れるので、脇道へ向かう。



緩い尾根道に出る。標識がないので一度、削り出した林道へ行ってみるが、登山道らしき道に出会わないので、戻ってこの尾根道を登る。



マーキングはあるが、標識は一切なく、疑心暗鬼ながら道なき道を登って行く。



巨岩が行く先をふさぐ。兎にも角にも直登すれば尾根に出るという事を信じるしかない。



ガスが流れてきた。ますます不安になる。



一旦登りは終わり、平坦な場所に出る。標高1,800m付近。気持ちを一度落ち着けて、また東に伸びる尾根を行く。


尾根道が細くなる。このルートならおそらく正規の登山道と合流するはず。



標識を見つける。字は読めないが、立場川ルートと合流でき、どっと緊張感が崩れる。



時々日が苔の登山道に射し込む。


 
堂々たるダケカンバ。おそらくこの辺りの主だろう。


 
見上げれば、色鮮やかな紅葉が森を飾る。



登りがキツくなり、やがて木々の背丈が低くなると、山頂も間近。


 
西岳山頂。思い描いていたルートとは違っていたようだが、なんとかここに辿り付けて本当に良かった。



ギボシ方面。ガスが掛かっているものの、夕時の陽射しに照らされ、堂々たる山容を見せる。



ここから青年小屋まではほぼ平坦な道。昨日までの雨で苔もしっとりしている。



途中から見たギボシ。とんがった山容が見える。明日行くのが楽しみになってくる。



(続く)


最新の画像もっと見る