心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

舟山十文字路から権現岳、赤岳へ。(その3)

2020-10-14 18:00:00 | 登山
深い谷間に向かって降りて行く。



ようやく薄ぼんやりとキレット小屋の屋根が見えてきた。



キレット小屋で一休みし、気持ちを入れ替えて出発。登り始め、斜面に生えるダケカンバが目に止まる。



少しずつ傾斜が増してくる。まずはあの先を目標に登る。



赤岳への厳しい岩登りが始まる。



ガスがかかり始め、先が霞む。先が見えない方が手元足元に集中できていいか、とは思いつつも背中から引っ張られるかの様な傾斜で緊張が増す。



時折、青空が覗く。いつ終わるのかと思えるくらい、先はまだ遠い。



少しずつだが、稜線に近づく。登ってみて思うのだが、これを降る方がはるかに大変。そういえば若い頃にここを降りた事があったのを思い返す。



ようやく稜線歩きになる。ヒヤヒヤした岩登りから開放されてホッとする。



左を見れば、阿弥陀岳はもう視線と同じ高さになっている。


 
目の前にはまたも岩稜が迫る。


 
振り返れば、雲間から今まで歩いた山稜が頭を出している。



赤岳まで、まだ超えなくてはならない山稜が待ち構える。



ようやく赤岳山頂が見える。



山頂まで、まずは岩に付けられたトラバース道を鎖伝いに行く。



ようやく山頂。残念ながら、歩いてきたルートは雲の下で見えない。



阿弥陀岳方面。ガスが迫りつつある。



横岳、硫黄岳方面。ガスが飲み込まんとしている。



(続く)