心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

2020年秋の山旅、鷲羽岳、水晶岳へ。(その3)

2020-10-07 18:00:00 | 登山
人生二度目の水晶岳山頂。何だか感慨深い。



黒部五郎岳。あの時もこの光景を見たことを思い出す。



槍ヶ岳、穂高連峰が遥かに遠い。



薬師岳山域が迫って見える。



赤牛岳方面。



ここからは温泉沢に向かう。


 
ゴツゴツとした岩の登山道で歩き辛い。


荒涼とした景色が続く。左右ともに切り立った稜線。



中々温泉沢への分岐が現れず、焦る気持ちが募る。


ようやく分岐に辿り着く。まずは薬師岳を見ながら降る。


ザクザクの坂道。滑らないよう神経を尖らせる。



途中から赤牛岳方面へと方向が変わる。かなり降って来たので赤牛岳を見上げるまでになって来た。



まだ先は谷底へと続く。



ようやく樹林帯に入り、ホッと一安心。この辺りのナナカマドの紅葉は鮮やかで秋を実感する。



沢音が聞こえ樹林帯歩きが終わる。稜線は彼方に見え、これでキツイ降りが終わり、後少しだと感じる。



ここからは沢歩き。



本流と合流する。終わりも近づき、なんて思ったが、先はまだ程遠く、道なき道、岩を伝う渡渉を何度も繰り返す。



飽き飽きするほどの沢歩きの先に、温泉のホースが見え、今度こそ終わりが見えて来た。



この日は高天原山荘に投宿。
そして三日目はそこから飛越新道へと、強行軍の歩きで身も心もクタクタになった。
こんなハードな山旅はもう二度と出来ないが、次にこのエリアを歩くのなら、夏の時季、周りの山々を眺めながら散策気分で歩いて行きたい。
今はこの山旅の想い出に耽りながらも、次の山旅へ向けてモチベーションを上げて行きたい。

  (2020年9月29日〜10月1日)

(終わり)