心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

舟山十文字路から権現岳、赤岳へ。(その4 )

2020-10-15 18:00:00 | 登山
阿弥陀岳へと向かう。まずは文三郎尾根方面へ向かう。登山者が増え、こちらの方に気を使う。 


キレットコースと違い、鎖が付けられていて、安心して下れる。



岩場を過ぎて、中岳へのザクザクの道を下る。見晴らしがきくし、通り抜ける風は気持ちいいし、今日一番のベストポイント。



中岳への登り。短く、なんという事はない道だが、疲れている身体には応える。



阿弥陀岳を目の前にして、今日最後の登り。気持ちをふるい起こす。



阿弥陀岳への登りはしっかりと頭に入っている。最初の梯子を登ると次は岩場の登りが待っている。



ガラガラの岩を登って行くと、山頂方面が見えるが、気を抜かずもうひと頑張り。



山頂からの赤岳。半分はガスの中。



赤岳から延々と伸びるキレットコース。ガスに包まれて分かりづらいが、この長い道程を歩いてきたと実感する。


御小屋尾根に向かう。まずは岩稜を越して行く。



山頂方面を振り返る。今日目指した山頂はこれが最後だったと思うと、何処か寂しさを感じる。



御小屋尾根の長い降り。この降りが何処まで続くのかは分からないが、一歩一歩に集中する。



降れども降れども、先はまだ見えず、時間の流れがゆっくりになった様に思え、辟易する。



ようやく樹林帯に入る。ザクザクの傾斜もこれで終わりかと思うと、緊張が解れる。



森の中を歩く。自分がイメージする八ヶ岳の森の風景そのままの場所。



御小屋山に近づくにつれ、苔のむす道になる。こういう登山道は心が癒やされる。


 
木々の向こうに見えるのは今日歩いてきた山。もうすでに遥か彼方。そしてこれが見納め。



御小屋山を過ぎてカラマツ林の中を下る。終点の舟山十文字路まではまだまだ長く、足裏が痛くなってきた。



こうして山旅を終え振り返れば、身近な山ではあるが、かなりハードで内容の濃い充実した二日間だった。
もうこのコースを、歩く事はないかと思うが、前半不明だった西岳の立場川ルートは気になるのでいつか確認したく歩いてみたい。

      (2020年10月11~12日)

(終わり)