新入りが 入って来ると 本人が云う前に たいがい すでに情報が
入っているんです。 事件名や逮捕されてた 豚箱での話まで、・・・
ある日 新入が 入って来たのです。
ひと目で 私なんぞは 分かりました。
「・・・たぎす だなァ~」 たぎす ってのは 泥棒の事です。
あんのじょう です。 ・・・とッ その新人と 前刑 他の刑務所で 一緒
だった奴が この房に居たのです。
二人は 懐かしそうに 挨拶を交わしていました。 ・・・・が。
早速 私に チンコロ です。
奴の 話では この新入 とんでもない 癖があって それで何時も
山を 踏んでも すぐ捕まるんだ。・・・とォ~。
・・・私は話を聞いて こんな奴も居るんだって あきれたものです。
まァ~。 聞いて下さい。
・・・・と、その前に 今日の 朝の空。 です。
仕事で チョト 遠回りして 撮った物です。
・・・あまり きれい。 だったので・・・・
どうです。
・・・・ねッ。
ず~とォ。 向こうは 日本海。 です。
山道で 見つけた 柿の木。 です。
・・・・間違いなく 渋柿。 でした。
これも 思いっきり ・・・・渋柿でした。
前の話。 続けます。
その 新入は 泥棒を生業にしているのです。
こいつの 癖って 云うのが・・・・
こう です。
ある日 何時もの通り 泥棒に入りました。
どゥ~も この家は 共稼ぎ夫婦の家だなァ~ って。
・・・・だけど どこを どう探しても 金目の物が有りません。
っと なると こいつの悪い癖が 出だしたんです。
まず 台所へ 行って おもむろに炊飯器を台から 下ろして フタを開け
ズボンを脱いで その 炊飯器を またいで糞を 大便をしたのです。
そして フタを閉め もとあった場所に戻し
・・・・・それで終りません。
冷蔵庫を開けて 食える物は 全部食い散らかして。
飲める物は仕事の妨げにならない程度に飲んで。
醤油ビンやソースのビン等に 小便入れて・・・・
金目の物が無いと、 こんな嫌がらせをして 出てくるのです。
家の主が 帰って来て 炊飯器を 炊き上げて フタを開ければ・・・
ふっくらご飯に カレーが・・・・ って。
奴は やっぱり変態だ。 間違いなく 変態。 変態です。
・・・・でェ。 その悪い癖で この性癖は あいつだァー。
って事で 手口がバレ 捕まってるのに・・・
金目の物がないと その悪い癖が出てしまうって 考えられませんねェー
・・・・今でも やってんだろうねェ。
手癖の悪いのは 治らないだろうし
あの 性癖も 治ってないだろう なァ~。
さて 今日はここまで。 またの機会にパート?のエピソードを・・・
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