17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

恵比寿講

2016-01-24 11:45:15 | 日記
恵比寿講
行きかかり客になりけりえびす講    去来
丼に小鮒が泳ぐ恵比寿講         拙

商家では商売繁盛を願い恵比寿を祭り親類痴人を招いて祝う。農家では豊作を願い恵比寿に生きた魚をあげて祝う。漁業の方では漁の神であるから当然お祝いをする。祭日は十月から一月までの毎月二十日である。
当地の農家では器に生きた淡水魚を神棚にあげて拝礼する習慣があった。今はあまりしない。

鍬始め

2016-01-23 17:06:15 | 日記
鍬始め
雪中に神酒の匂ひや鍬始め 高室呉龍
車庫前のツルツル鍬始め    拙

道路の根雪が融けまた凍り、アイスバンになれば事故が起きやすいので、掘り取る作業も必要。耕地ならず道路とは鍬も不本意だろう。 


くしゃみ

2016-01-22 12:42:51 | 日記
くしゃみ
美しき眼を取り戻すくさめの後     小川双々子
ブレーキを踏んで大きなくしゃみかな    拙

眩しかつたり気温の変化が激しいとくしゃみが出る。車に乗ったばかりの時にはくしゃみをすることが間々ある。
ハンドル操作に影響を生ずるかもしれない。雪道では特に用心を

冬の雁

2016-01-21 11:03:25 | 日記
冬の雁
冬の雁くろがねの空残しけり   伊藤通明
人影を目をそらさずに冬の雁     拙

家の近くの反保道を歩くと、食餌に来ている雁の群と出会う。近づくと一斉に食餌をやめじっとこちらを注目している。こちらには何の気もないのだが、言葉の通じぬ悲しさ 不審者と認識し一斉に飛び立つ。

ふと 難民のことを想像した。

「60歳からの主張」

2016-01-19 17:22:25 | 日記
全国老人福祉施設協議会主催  川柳
第12回「60歳からの主張」

最高栄誉の優秀賞。
「何曜日?オレにあうたび訊(き)く主治医」。千葉県、72歳の男性

入賞
「みな老人優先席は激戦区」(東京都、68歳男性
「口喧嘩(げんか)ミサイルがわり飛ぶ入歯」(神奈川県、71歳女性)。
「冥土より行ってみたいなメイドカフェ」。神奈川県、69歳男性
「先逝くな妻は一言『当然』と」。大阪府、67歳男性
「値段見ず俺に似合うと言ってくれ」埼玉県、66歳男性
「病名の頭にどれも老人性」(大阪府、67歳男性)。

特別賞
「老後って青春よりも長すぎる」(福井県、86歳男性)。
                      
岩手日々新聞 1月19日付コラム抜粋