紫陽花
あじさゐや軽くすませる昼の蕎麦 石川桂郎
甦るバスのコーヒー七変化 拙
近くの紫陽花園山の一部を切り開いてつくられた。その中には廃棄処分されたバスがタイヤを外され、
コーヒーショップとして活用されていた。車体が雨露をしのぎ換気性を備えていれば、この時期は休憩所として活用される。
今日は七月二日でナフキンの日だそうだ。
あじさゐや軽くすませる昼の蕎麦 石川桂郎
甦るバスのコーヒー七変化 拙
近くの紫陽花園山の一部を切り開いてつくられた。その中には廃棄処分されたバスがタイヤを外され、
コーヒーショップとして活用されていた。車体が雨露をしのぎ換気性を備えていれば、この時期は休憩所として活用される。
今日は七月二日でナフキンの日だそうだ。
あじさゐと「軽くすませる昼の蕎麦」を取り合わせた句。取り合わせの妙は奈辺にありやと思案したが、肩肘張らない庶民的なところかなと思った。
甦るバスのコーヒー七変化 阿部
阿部句の取り合わせは七変化に対して「甦るバスのコーヒー」である。一読して考え込んだが、作者の注『近くの紫陽花園山の一部を切り開いてつくられた。その中には廃棄処分されたバスがタイヤを外され、
コーヒーショップとして活用されていた。』を読んで状況が分かった。
両句において季語「あじさゐ」、「七変化」はその場に存在するものとして取り合わされたと思う。
甦るがバスにかかるか、飲んだ人にかかるか不明だったので、「バスの」 ば「バスで」とすべきだったと反省しいます。助詞の使い方にもっと留意しなければなりませんね。