旧正月
旧正の路地の陽射しに芽ぐむもの 行方克巳
旧正やグルメ自慢の湯治客 拙
旧正で爆買いの中国人をはじめ東南アジアの人たちが多く来日している。東北の観光地やスキー場も例外ではないらしいが、当地では高齢者の日帰り温泉の休憩所がいつも満員。
湯治場は長逗留の人々が多く、ここで炊事をするので、保存の効くものは家から持参してくる。山形県堺の湯治場ではいぶガッコでお茶のみをした。、
旧正の路地の陽射しに芽ぐむもの 行方克巳
旧正やグルメ自慢の湯治客 拙
旧正で爆買いの中国人をはじめ東南アジアの人たちが多く来日している。東北の観光地やスキー場も例外ではないらしいが、当地では高齢者の日帰り温泉の休憩所がいつも満員。
湯治場は長逗留の人々が多く、ここで炊事をするので、保存の効くものは家から持参してくる。山形県堺の湯治場ではいぶガッコでお茶のみをした。、
カレンダーを見ると2月8日が旧正月でしたが意識せずに過ごしていました。旧正は子供時代の懐かしい思い出として今でも残っています。このころになると陽射ししにも春の輝きが感じられるようになりますが、この句では路地に入る明るい陽射しに芽ぐむ草木を詠っています。
旧正やグルメ自慢の湯治客 阿部
この句では温泉でゆっくりと旧正月を過ごす人を詠っている。『当地では高齢者の日帰り温泉の休憩所がいつも満員。 湯治場は長逗留の人々が多く、ここで炊事をするので、保存の効くものは家から持参してくる』という作者の注を拝見すると、山形県堺にある山の温泉へ遊びに行ったときの体験を詠ったもだと思います。長期滞在の湯治客と接して話しをする機会があるのでしょう。山岳地帯の温泉に恵まれている地域ならではの楽しみが感じられます。
旧正月の行事は少なくなりましたが、この期間は農閑期なので、高齢者の方々の湯治がおおいのです。
日本周辺の国々では旧正月が多いです。日本は早く欧米に追いつくべく早く太陽暦に移行したのですね。農事暦は旧暦だと都合がよかったとが、分かってきました。