戯言

萌えやら呟きやらたまに更新記録も混じる無駄口日記
現在ジャンルが雑穀米

犯人究明

2009年06月12日 | お侍
 789でどぞ。

「空ってぇのは足場がねェんでさ。アタシ等は機械の奴等とは違って、飛行の術も無いわけでげしょ? 敵と同時に引力とも戦わにゃならんわけでして、斬られずとも足でも滑らしゃ一巻の終わり。侍殺すにゃ刃物は要らぬ油の一つも撒けばいい、なーんて戯れ歌も流行ったもんでさ」
「これはまた随分自虐的な歌ですねえ」
「おまけに人間ばかりじゃなく、戦闘中にはまぁ色んなもんが落っこちてくるんですな、これが」
「それは興味深いですね。例えば?」
「機械の残骸や死体は当たり前。カンベエ様などは一度、落ちてきた刀で顎鬚を削がれた事もありましてね。生え揃うまでは片キンならぬ片髭のカンベエと呼ばれておりました」
「なるほど、こっちが泥塗れで塹壕掘っている時に空で戦とは優雅なものだというのが私たち工兵のお決まりのぼやきだったんですが、空組は空組で色々と大変だったんですねえ」
「そういや一度、何故か目の前をレンチが落ちていきましたよ」
「きっと誰かがその前にナットを落としたんですね」
「ヘイさん、誰が上手い事言えと言いました」
「そういえばキュウゾウ殿は? 何か落とした事はなかったんですか?」
「ある。後でヒョーゴにこっぴどく叱られた」
「そりゃ一体、何を落とされたんで?」
「おたまじゃくし」


 テレビや新聞で何故だ何故だと騒いでいたので。
 三木声で「おたまじゃくし」を聞いてみ隊。「おじゃまたくし」でも可。


 拍手のお侍様方有難うございました! キュウのポケットにはおたまじゃくしや鮒の他に、蛙やトカゲやウーパールーパーだって入ってますよ。


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