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超弦理論 暗黒エネルギーの正体

2023-04-26 12:46:53 | 理論物理学 素粒子


 ディラックの宇宙では距離(空間)と時間は対等であり、たとえ重力定数や微細構造定数といえども時間と密接に結びついており、定数ではいられない事が推測されている。この推測はローレンツ対称性を満たすために提唱された宇宙定数仮説です。この未解決な仮説は、今でも実験的な検証が行われており、未解決な場合にはローレンツ対称性の破れをきたす。

 ⑴ディラックの宇宙、⑵基礎物理定数(重力定数、微細構造定数)の保存、⑶ホログラフィック原理、⑷ガリレオ・ガリレイの名言、この、四つを全て満たせば暗黒エネルキーの正体が明らかになる。

 エドウィン・パウエル・ハッブル(Edwin Powell Hubble, 1889年11月20日 - 1953年9月28日)は、アメリカ合衆国の天文学者。我々の銀河系の外にも銀河が存在することや、それらの銀河からの光が宇宙膨張に伴って赤方偏移していることを発見した。近代を代表する天文学者の一人であり、現代の宇宙論の基礎を築いた人物である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ハッブルの時代には宇宙の大きさは50億光年であると考えられていましたが、遠方銀河を観測するに従って、宇宙は大きくなり続け、ついには宇宙は加速膨張しているとする結論に達し、この加速膨張の原因は暗黒エネルギーであるとの仮説を立てた。

 ディラックの宇宙は、宇宙の大きさが重力定数で定まる事を示している。従って、ディラックの宇宙によれば、宇宙の無次元量は重力定数が変化しなければ不変になる。一見すれば、ディラックの宇宙は完全に観測事実と異なっている。このような時代遅れの宇宙を今更研究する意味は無いように思えるが、実は、忘れ去られた宇宙モデルが暗黒エネルギーの正体を炙り出すことになる。

 宇宙が膨張すれば、宇宙の密度が低くなるのが常識であるが、本当にそうであろうか?ディラックの宇宙では宇宙の無次元量は不変であるから、過去も未来も宇宙密度は不変である。当然これは事実と異なるからディラックの宇宙は完全な間違いなのだ。

     本当に有り得ない間違いだと断言できるのだろうか?

 もう一度、宇宙の大きさを50憶光年に戻してみれば、ディラックの予想が思い返される。ディラックは外宇宙の大きさを古典電子半径との比率で表した、それが外宇宙の無次元量で10の40乗になる。この50憶光年の宇宙表面にはガリレオが確信した幾何図形が張り巡らされている。この三角形の数は10の80乗個になり、陽子や電子の数に一致する。

 実に上手く説明がなされていますが、その後の深宇宙観測で、宇宙の大きさが大きくなり続けた為に、ディラックの宇宙は過去のものとして忘れ去られた。

 実は、ここに⑶ホログラフィック原理を応用すれば、事態が180度変わってしまう。⑶ホログラフィック弦の長さを思い出せば古典電子半径である。この古典電子半径のホログラフィック弦は宇宙の地平面の投影であるから、宇宙が膨張すれば、その比率で伸びる性質がある。即ち、ディラックの宇宙が不変であることが示されるのだ。

  これは、実に不可思議である。宇宙が二倍膨張すれば、地球も二倍に膨張するのだ。

 しかし、一旦この不可思議な事象を受け入れる事ができれば、宇宙の暗黒エネルギーは完全に打ち消されてしまう。

 

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