●実艦について
川崎汽船が建造した神川丸級の三番船。1937年7月15日竣工。
41年7月に徴用、特設水上機母艦となりました。開戦時第5艦隊に所属。
北方水域唯一の水上機母艦として奮戦し、43年10月特設運送船になり、
44年10月29日、米潜水艦の雷撃により沈没。
神川丸級の四隻は頭一文字目を並べると「神聖君国」になりますが、
神川丸が竣工後間もなく徴用されたため、民間船時代に揃うことは
ありませんでした。
被弾擱座状態から戦後再役した聖川丸以外は、
準姉妹船の宏川丸を含め、四隻とも戦没しています。
●作品について
作成の基本を戦時輸送船ビジュアルガイドの図面に置きつつ、
艦船模型スペシャルNO.27を参考に作成しました。
第五艦隊が採用した霧に紛れ込むための独特の迷彩を採用できて、
手元にないカバー付き15cm砲の搭載されていない、さらには作成が
大変なウィンドウラスが覆われている時期である
昭和17年晩秋を再現しています。
搭載機は九四式三座水偵と二式水戦を選んでいます。
●追記
撮影した後に前後マスト間の張り線がよれている事に気づき、
へこんでしまいました。
●追記2
12月5日 あまりに張り線がひどいので写真を変えました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます