リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

リベラル系のみなさんへの緊急アピール

2017-09-29 | 政治
民進党が一方的に候補公認を取り下げ小池新党=「希望の党」への合流を決めました.その一方で,小池氏は憲法観などを基準として選別する方針を繰り返し明言しています.今日の夕刊でも「全員受け入れ さらさらない」と報じられていました.これで民進党のリベラル派にとっては行き場がなくなり,有権者としてもリベラル派の受け皿は共産党と社民党だけになってしまいました.
民進党のリベラルの方々へ.(みながリベラルvs保守と色分けできるわけでないことは承知していますが,ここでは小池氏に受け入れられそうもない人を「リベラル」と称します.)小池氏はリベラル派の方々を念頭に,「そういう方はそもそも(公認申請に)来られないんじゃないでしょうか」と完全に突き放す態度です.そのような「希望の党」に公認申請することはリスクが大きすぎると思います.いっそ門前払いにしてくれれば思い切りもつくのでしょうが,回答を保留されたまま選挙運動期間が過ぎていくという事態も考えられます.小池新党の路線に少しでも疑問を感じるなら,公認要請はせず,覚悟を決めるべきです.民進党の県連レベルでの推薦という可能性はないのでしょうか.それがだめなら共産党や社民党との連携も視野に入れて考えてほしいです.
共産党・社民党の方々へ.朝日新聞の朝刊で共産党と社民党は候補者の一本化を目指すことで合意したと報じられていました.民進党の脱落で野党共闘を無にしないのは当然の姿勢ですが,野党第一党の民進党抜きでは大きな躍進は望めません.共産党は「希望の党」に合流せずに無所属などで戦うリベラル系候補者は支援する余地を残したと報じられており,少しほっとしました.民進党が事実上の解党となった今,民進党全体が「希望の党」に飲み込まれてしまうことは避けなければなりません.無所属の民進党候補を支援するだけでは直接の見返りはないのかもしれませんが,自民,希望という「右」以外の選択肢がない状況にはしないでください.「余地」にとどまらず,積極的に民進党候補者との連携を進めてほしいと思います.
民進党は左から右まで幅がありすぎることは支持が伸び悩む一因ではあり,遅かれ早かれ再編は必然でした.このたびのいきなりの民進党解党は投票までの期間の短さを考えると大打撃ですが,逆境をばねにリベラルを結集するような方向性が出てくればいいと思っております.
最後に,有権者の方々へ.小池氏は「改革」を謳っているようで,私自身つい最近までこれほど右寄りの人だとは思っていませんでした.くれぐれも超右寄りの安倍政権を修正してくれる人だと勘違いしないようお願いします.

追記:9月30日の夕刊で地域レベルで共闘を維持する試みが紹介されていました.

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