こんな奴らのために?

2006年10月05日 10時11分37秒 | Weblog
暗いニュースリンクボブ・ウッドワードの新著『State of Denial』にワシントンが騒然という記事を読む。

戦争指導部の態をなしていないアメリカの政権内部の様子。
「2003年9月の時点で」なされた「イラク国内で反乱軍が台頭しつつあるので追加派兵が必要になる」という提言に対し、「ブッシュは反乱の懸念を無視し、戦争に関するネガティブな評価の一切を禁止」、そして「この政権の閣僚には誰ひとりとして反乱という言葉は使って欲しくない。」と言ったのだとか。

一番驚いたというかどないやねんと思ったのは次のところ。

「ブッシュ大統領はヘンリー・キッシンジャーを信望しており、現在もキッシンジャーはホワイトハウスに招かれブッシュ政権の外交政策を牛耳っている。キッシンジャーはイラク戦争について、ベトナム戦争時代と同じように『反乱軍に勝利する以外に出口戦略なし』と主張し、イラク撤退論を拒絶しさらに米軍の戦力を中東に注力するようブッシュに指示している。」

一旦開始した以上何があってもたじろぐな、ということなんだろうが、しかし、ベトナム-結局どうなったのかというツッコミが当然ありうる訳で。
だが、撤退を余儀なくされるまでにベトナムに対してアメリカがやったことを思うと暗澹となってしまう。



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