22〜24日
ステロイドをやめて輸液を始めたら、少しずつ猫の体調が良くなる。ご飯は食べず。
でも足取りがしっかりしてきて部屋の中を歩くように。
24日時点では頭の揺れもなく、病院に行った時も今まではされるがままだったのが、周りをキョロキョロしたり点滴に抵抗したり。
試しに床に下ろしてみると、ちゃんと歩いた。
24日の診察で、検査病院に送る為の血液検査を。
18日から自分で飲食をしなかった為、尿酸値や肝臓の数値がやや高いものの、肝不全というほどでは無い、と。体重も3.2キロで激減、という程では無い。ここでM先生から脳疾患では無いかも、と申し出あり。頭の揺れも手足の麻痺もほぼ改善、かつ眼振が見られないから、と。
膵炎かも、との事でマーカーの検査するも陰性で確定出来ず…
尿酸値が高かったので、頭の揺れや手足の麻痺は尿毒症の症状だったのかも、と。ステロイドやってた時は輸液してないし、シリンジでの給水もとても1日分に足りてたとはいえないし…そうかもと納得。
土曜日から様子見て、28日の検査はもしかしたらキャンセルかなと言わた。
25日
朝、オットだけで輸液の為病院へ。
かなり元気になっていて、もうすぐ食欲戻るかもね、と言われ安心。
夜。
オットは仕事で昼から外出。私が20時頃帰宅して猫へ強制給餌。食べ終えて解放すると、後脚を完全に引きずっている。両脚とも。
この頃もまだ衰弱してはいたので、給餌で固定するのに抑え過ぎたかな、と思う。でも15分程しても改善なく、M先生に電話。時間外だが見てくれるとの事で病院へ(タクシーで5分くらい)
診察台に乗せるも、やはり後脚はベッタリ。
触診して、後脚の大動脈に脈が触れないと言われる。肉球をペンチみたいのでつねっても反応無し。深爪しても出血なし。
大動脈血栓である。
ただ、普通この状態だと猫が相当痛がるらしいが、うちの猫は落ち着いていた。
血栓の原因は検査しないと分からないと。
手術や血栓を溶かす薬の点滴など説明を受けたが、先生はあまり勧めないな、という様子。
この日はこれ以上血栓が詰まらないようにする薬を注射。明日また来て検査する事に。
私は最初の診察の時から、予後の回復がそんなに望めないなら、負担が(猫にも私にも)大きい治療は望まないことを伝えていたから、M先生もその意向を汲んでくれていたと思う。
過去に2匹の猫を看取った。
1匹目は獣医さんにいわれるまま入院させて、悪くなったら注射や点滴をバンバンされて、最後朦朧としながら血を吐いて逝った(強い薬を打たれたんだと思う)。看取る事は出来たけど、15歳の高齢猫にこんな苦しい思いをさせて、結局何が原因かもよく分からないままとなってしまい、かなり後悔を引きずった。
2匹目は腸管に悪性腫瘍が見つかり、もう手術などは出来ない状態だった。
県内の病院で抗がん剤治療を受けようと決めて、車で片道40分(車は借りた)の病院へ行ったけど、その間ずっと鳴き通しの猫を見て胸が痛んだ。帰宅した夜、ものすごく具合が悪そうで呼吸も荒い。その夜は持ち直したけど、週2回1ヶ月は続けないとならず、その時の状態ではとても耐えられないと判断(重度の貧血も起こしていた)
結局その2日後、オットが出張から帰って久しぶりに家族皆揃った日の夜に逝った。
最後は呼吸が苦しそうで辛かったけど、皆で看取れたから良しと思って立ち直った。
と言う経緯があり、もうあんまり色々いじって苦しませたくないと思ってしまったのだ。
輸液でちょっと元気になった時の猫(血栓前)