「けいはんな文化学術協会」は皆様から非常にご賛同をいただいている小学生のための科学キャンプの経験を生かして初めての試みとして中学生のためのキャンプを開催しました。
12月22日から2泊3日で公益財団法人京都地域創造基金のご支援ご協力のもと(公財)関西文化学術研究都市推進機構、(株)けいはんなの協賛及び生駒市ならびに精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会の御後援のお陰で開催し、素晴らしい成果をおさめました。
このキャンプは「グローバルな視点を持ち明日の世界を力強く生きるために中学生が考えるべきことは何だろう?」を主旨にKeihanna Global Camp 2012「けいはんな国際中学生キャンプ」英語タイトルを“Explore the Invisible; Feel, Touch and Explore the World” として第1回目を無事終えました。
キャンプで直接子ども達の指導にあたるスタッフをキャンプ・カウンセラーといいますが、今回は世界5ヵ国から5人の留学生、Benjamin(ベンジャミン、オーストリア)、Gala(ガラ、ブルガリア)、Javier(ハビエル、ボリビア)、Tharaka(タラ、スリランカ)、Victor(ビクター、ロシア、Chief Counselor)をカウンセラーとして迎えました。
これらの方々、特にチーフカウンセラーの周到な準備及び臨機応変に対処する能力に助けられ、また留学生達のまとまった力、そしてインターンとして参加して下さった立派な人格の持ち主である3人の大学生、竹本享世さん、長島瑠美さん、山本晃平さんの助けもあり期待以上の成果がありました。
第1日目は親子で参加していただいた開会式、ホテル等のオリエンテーションに続き、アイスブレーキングゲームをして少し打ち解けた後、パネルディスカッションをしました。
「ファストフードの話」と「100人の村の話」では参加者が感想を活発に述べ、楽しい時間になりました。夕食後はNHKのクローズアップ現代「震災漂流物」を鑑賞してみんなで感想を述べ、グローバルな視点で問題を話し合う場としました。その後、キャンパーが自己紹介をしましたが、みんなが個性を打ち出してのびのびと紹介できました。夜9時過ぎにホテルに移動し、そこでもそれぞれ楽しい時間を過ごしました。
第2日目は五人の留学生達が自分のお国の「学校制度」を紹介して下さり、どこの国でも教育を大切にしていることが理解できました。午後は「留学」、「みんなの将来」をテーマにThara を中心にプレゼンテーションがあり、他の留学生たちの将来計画も聞くことができて有意義な時間を過ごしました。
休憩の後「地球人として」をテーマにキャンパーと留学生カウンセラーとが活発な意見交換をしました。飢餓の問題や環境問題、資源の問題など、日頃知る機会の少ない国々の状況も含め、キャンパー達が大きく視野を広げて考える動機となったと思っています。
夕食はけいはんなホテルのレストランラ・セーヌでみんなディスカッションの余韻にひたり、仲良く話をしながら戴きました。その後は「20歳の私へ」というテーマでパワーポイントによる発表のための資料を作成し、終了したのは9時半を過ぎていました。
第3日目は前夜作成したパワーポイント資料をそれぞれが披露しました。ご覧いただいた保護者の方々も満足気でした。その後の閉会式では修了証をカウンセラーから授与されとてもいい雰囲気でした。
スタッフの竹本さん親子のバイオリン生演奏を聴いたり、サインを交換したり素晴らしいフェアウェルパーティーを最後に終了しました。
第1回「けいはんな国際中学生キャンプ」の立派な成果で次回への期待を持つことが出来ました。参加者の皆さん、保護者の方々、そして留学生カウンセラーの皆さん、インターンの皆さんにスタッフ一同感謝です。