けいはんな文化学術協会ブログ

私達は2001年6月に認証されたNPO法人でけいはんな文化学術協会と称します。

第28回けいはんな子ども科学キャンプ開催

2019年03月11日 | 活動報告

けいはんな文化学術協会は2018年度3回目の「第28回けいはんな子ども科学キャンプ」を参加者24名で、2月9日、10日、11日の2泊3日 けいはんなプラザラボ棟3階の実験室、けいはんな交流棟及びけいはんなホテルで開催しました。今回あいにくラボ棟の電気設備点検工事と日が重なり大幅に予定変更をしましたがかえって新しい会議場ロビーを使用させて頂きまた何も滞ることなく終えました。関係者の皆様に感謝です。

この事業は京都府地域力再生プロジェクトのご支援を頂き
協賛 :京都大学地域連携教育研究推進ユニット (公財)関西文化学術研究推進機構 (株)けいはんな
後援 :精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会
協力 :JAXA(宇宙教育センター)
のお蔭をもちまして今回28回目(年3回開催)を終了しました。。

指導者としては当協会のスタッフ11名に加え京都大学医学部大学院、滋賀医大大学院から外国人留学生6人(それぞれ出身はイエメン、エジプト、エチオピア、アルバニア、バーレーン、ペルー)から参加して下さいました。
今回は前回に続きより科学のベイシックな指導に力を入れて11種類の実験を引き継ぎました。難しい理論をより分かりやすく楽しく学習できるように工夫しました。



第一日目は正午から保護者同伴で開会式を開催。
当協会理事長から挨拶。PISAについて説明があり私達は約10年前から教育改革に先導的に取り組んできたことについてお話ししました。
その後キャンプのオリエンテーションではこのキャンプは第一に他では体験できない実験が11コマあり、第二には三日間外国人留学生と共に過ごしコミュニケーションをはかる滅多にないチャンスであること、第三には初めて会った友達とホテルに泊まったり協力して実験をする経験が出来るという他にはない有意義なキャンプであることをお話しました。そしてこれを認めて頂いたお陰で28回継続して来られたのだと喜んでいるとお話しました。
その後ホテルに移動してそれぞれ宿泊する部屋を見学して親子で確認しました。



その後3階の実験室に移動し1コマ目
アイスブレイクに始まり、実験「磁石の物性」で磁性体の3つの性質を色々な実験で確かめました。難しい物理の基本を面白い実験をして楽しく学びました。
2コマ目は「構造物の強度」です。日頃身近にある建物や橋などの強度を物理の基本的な考え方で学びました。みんなとても面白そうでした。



おやつを食べたりして次は実験「化学反応の仕組み」で学校ではあまり詳しく習わない化学の基本をとても分かりやすく説明していただきました。
分子や原子についても良く分かりました。



やっと夕食の時間です。一生懸命実験したのでお腹がペコペコでした。日時計の見えるレストランでご馳走が一杯。日時計から北極星に向かってレーザー光線が飛ばされているのが見えました。後でホテルの部屋からも見えました。



食後は実験「浸透圧とは何か」の実験
私達が日頃サラダを食べるときに見ている現象。高度な科学の基本を学んで、自分の目で確かめました。
その後8時30分、全員疲れも見せず元気にホテルの部屋へ移動しました。スタッフは就寝時間までに各部屋を2回廻って困っていることがないか尋ねました。
どの部屋も新しい友人と楽しい時間を過ごしているようでした。



2日目は7時から朝食を頂きました。パン食にはパンが3種類、サラダ、オムレツ、ハム、ウインナとお魚のソテイ、特製ヨーグルトと付け合わせ、特製スープといろいろなジュースとミルク和食はお味噌汁とだし巻き卵、生卵焼き魚、納豆、野菜の煮物 いろいろなお漬物など食べきれないぐらいでした。カレーもありました。
食後すぐアトリウムに集合して全体写真を撮影しました。その後スタッフとカウンセラー達が実験室でR-R=Lの準備をしている間天の川で遊びました。



ラウンドロビンの6種類の実験。順番に6人のカウンセラーのテーブルを廻って実験しました。

「顕微鏡試料の作成と観察」
自分で実際にプレパラートを作る。自分で顕微鏡の操作を実践する。この二つを必ずできるようになることです。科学は目で見えない微小なものや巨大なものを探索する楽しみであることを学びました。それぞれ自分で観察したものを写真に撮ったり写生もしました。


「食べ物のpH、糖度、塩分を測定してみよう」では日常食べたり飲んだりしている食べ物にそれぞれどれぐらい含まれているか測定器を使って測ってみました。それをパソコンのエクセルを使ってグラフにしました。普段思っているのとまるで違っていたりしました。またこれらの測定値は何に利用されているか、それぞれにどんな意味があるか話し合いました。慣れないpH について詳しく学びました。

「回折格子」の実験です。偏光板についても実験しました。
⑨「電気抵抗と温度の関係」マルチメーターを使って金属と半導体の電気抵抗値を比較しました。グラフに記入して話し合いました。
⑩「クロロフィルの吸収スペクトル測定」の実験では吸収スペクトルの測定器を使用して観察。自分で葉から抽出して資料を作って測定しました。グラフのデータでいろいろ話し合いました
 



⑪「お湯の冷め方とニュートンの冷却則」お湯が冷めるという現象は毎日のように目にしますがそれをニュートンの法則で学ぶというここでしかできない実験です。

お昼に「天の川」でハンバーグのおいしいお弁当をみんなで楽しくいただきました。その後、碁やオセロゲームやオルガンを弾いて遊びました。


最後の実験は「食物消化のメカニズム」です。
私達が毎日おいしく頂く食べ物は私達の体の中でどのように変化して血液や筋肉にまたエネルギーに変わるのかを調べました。それを実験で確かめました。



その後待ちに待った夕食です。ハンバーグやピザ、イカリングなどホテル特製のお料理、果物やケーキをおなか一杯友達と楽しくいただきました。
何度もお代わりをしました。

夕食後「天の川」でカウンセラーのEbi さんからバーレーンの話を聞きました。
またMahmoud がアフリカを代表するエジプトの話をしてくださいました。おなじみおピラミッドやスフィンクスを分かりやすく説明して食事や服装の話もあってみんなたくさん質問しました。次に今回初めて参加したAbi の話でフィリッピンについて聞きました。農業など日本と似たところもあって身近に感じました。

長い長い一日が終わってホテルに移動して仲良くなった友人たちと遊んで休みました。スタッフは9時過ぎと10時ごろ困っていることがないか尋ねて廻りました。

<三日目チェックアウトに備えて荷物をまとめ1階のラインで朝食を頂きました。

その後国際会議も開かれる「ナイル」の前のロビーに集合して昨日に続いてMengistsuのお国紹介。
Doina は 出身国アルバニアについて、ノーベル賞を受賞したマザーテレサの生まれた国だと紹介してくれました。その後お国の結婚式でみんなで輪になって踊るというペンギンダンスを教えて下さり全員輪になって踊りました。とても楽しかったです。



Mengistuはエチオピアについて話してくれました。アフリカではかなり進んだ国で産業も発達しているようでした。農村と街では生活が異なるようでした。

その後みんなで発表の準備をしました。
  


次にKarla からチリーの話を聞きました。マチュピチュについてヤ食事の話や服装についてもスライドで見せてくれました。


チーフカウンセラーのChristinaからはアラビア半島の南端にあるイエメンの話です。彼女は大家族で昼食は20人ぐらいでご馳走を食べるそうです。夕食の方が粗食でした。彼女はMahmoudの奥さんで料理が上手だそうです。そこでは歯医者さんでした。


最後に参加者のご家族をお迎えして発表しました。

一昨日このキャンプに来て初めて学んだ実験について発表するのは大変難しいですが全員しっかり発表でき素晴らしかったと思います。
どうかこの経験を何時かどこかで発揮していただきたいです。

  

  

 


今回初めて会場となったロビーで終了証を担当のカウンセラーさんから授与していただきました。


今回の参加者は上級生が多くまた女子が多かったのですがとてもレベルの高い実験教室になりました。

支えて頂いた関係者に感謝致しております。
有難うございました!

第27回けいはんな子ども科学キャンプ開催

2019年01月13日 | 活動報告

けいはんな文化学術協会は2018年度2回目の「第27回けいはんな子ども科学キャンプ」を参加者24名で、12月22日、23日、24日の2泊3日 けいはんなプラザラボ棟3階の実験室及びけいはんなホテルで開催しました。
この事業は京都府地域力再生プロジェクトのご支援を頂き
協賛 :京都大学地域連携教育研究推進ユニット (公財)関西文化学術研究推進機構 (株)けいはんな
後援 :精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会
協力 :JAXA(宇宙教育センター)
のお蔭をもちまして今回27回目(年3回開催)を迎えました。


指導者としては当協会のスタッフ11名に加え京都大学医学部大学院、滋賀医大大学院、奈良先端科学技術大学院大学から外国人留学生5人(それぞれ出身はブルガリア、トルコ、エジプト、フィリピン、エチオピア)と日本の高輝度光科学研究センター、から参加して下さいました。
今回は前回に続きより科学のベイシックな指導に力を入れて11種類の実験を引き継ぎました。難しい理論をより分かりやすく楽しく学習できるように工夫しました。

第一日目は正午から保護者同伴で開会式を開催。
当協会副理事長から挨拶。このキャンプは日常生活において目にする現象になぜ?どうして?と科学の基本に目をむける習慣を育む機会であることについてお話ししました。その後キャンプのオリエンテーションではこのキャンプは第一に他では体験できない実験が11コマあり、第二には三日間外国人留学生と共に過ごしコミュニケーションをはかる滅多にないチャンスであること、第三には初めて会った友達とホテルに泊まったり協力して実験をする経験が出来るという有意義な時間を元気に最後までやり遂げましょうと説明。その後ホテルの部屋を見学して親子で確認しました。



その後3階の実験室に移動し1コマ目
アイスブレイクに始まり、実験①「磁石の物性」で磁性体の3つの性質を3つの実験で確かめました。いっぱい実験をして楽しく過ごしました。




実験②「食物消化のメカニズム」です。
毎日おいしくお食事をしたりおやつを食べると私達の体の中でどのように変化して血液や筋肉に変わるのかを調べました。それを実験で確かめました。

 


その後天の川に移動し、カウンセラー達のお国紹介が始まりました。Mahmoud がアフリカを代表するエジプトの話をしてくださいました。おなじみおピラミッドやスフィンクスを分かりやすく説明して食事や服装の話もあってみんなたくさん質問しました。次に今回初めて参加したAbi の話でフィリッピンについて聞きました。農業など日本と似たところもあって身近に感じました。

<


やっと夕食の時間です。一生懸命実験したのでお腹がペコペコでした。窓にクリスマスのイルミネーションが輝いて日時計の見えるレストランでご馳走が一杯。とても楽しくおいしくいただきました。果物やミニケーキが一杯でゆっくり夕食を楽しみました。

  


食後は実験③「浸透圧とは何か」の実験
私達が日頃サラダを食べるときに見ている現象。高度な科学の基本を学んで、自分の目で確かめました。



8時30分、全員疲れも見せず元気にホテルの部屋へ移動しました。スタッフは就寝時間までに各部屋を2回廻って困っていることがないか尋ねました。



2日目23日6時半に起床し7時からレストラン「ライン」で全員そろって朝食。和食と洋食充実したメニューで親しくなった友人達と楽しく頂きました。




④「構造物の強度」の実験をしました。建物などの強さはどのようにして測るのでしょうか?難しい物理の勉強をとても分かりやすく学んで測定したデータをグラフにしました。



休憩しておやつを頂きました。



実験⑤「化学反応の仕組み」学校ではあまり詳しく習わない化学の基本をとても分かりやすく説明していただきました。

 


お昼に「天の川」でハンバーグのおいしいお弁当をみんなで楽しくいただきました。その後、碁やオセロゲームやオルガンを弾いて遊びました。

 


ここからはラウンドロビンの6種類の実験。順番に6人のカウンセラーのテーブルを廻って実験しました。

 


⑥「顕微鏡試料の作成と観察」
自分で実際にプレパラートを作る。自分で顕微鏡の操作を実践する。この二つを必ずできるようになることです。科学は目で見えない微小なものや巨大なものを探索する楽しみであることを学びました。

⑦「食べ物のpH、糖度、塩分を測定してみよう」では日常食べたり飲んだりしている食べ物にそれぞれどれぐらい含まれているか測定器を使って測ってみました。それをパソコンのエクセルを使ってグラフにしました。普段思っているのとまるで違っていたりしました。またこれらの測定値は何に利用されているか、それぞれにどんな意味があるか話し合いました。


⑨「電気抵抗と温度の関係」マルチメーターを使って金属と半導体の電気抵抗値を比較しました。グラフに記入して話し合いました。
⑩「クロロフィルの吸収スペクトル測定」の実験では吸収スペクトルの測定器を使用して観察。自分で資料を作って測定しました。グラフのデータでいろいろ話し合いました



⑪「お湯の冷め方とニュートンの冷却則」お湯が冷めるという現象は毎日のように目にしますがそれをニュートンの法則で学ぶというここでしかできない実験です。

以上⑥~⑪は2日目午後と3日目10時まで続きました。6時楽しく夕食を頂きました。

その後「天の川」で3人のカウンセラーのお国紹介がありました。まずMengistsuはアフリカのエチオピアの話。新しく参加して下さったOzはトルコの話です。最後にチーフカウンセラーのDesi はヨーグルトでおなじみのブルガリアの紹介です。研究中の耳鼻咽喉科の話、世界で一番小さな骨について話してくれました。。
また




全部の実験を終了して、最後の実験について担当スタッフ、カウンセラーとグループの4人の仲間で実験についてディスカッションしてまとめ、全員が担当を決めグラフやその他の資料を作成して保護者や参加者全員の前で実験の内容を発表出来るように考えました。

11時半から12時まで保護者やスタッフ一同の前で一人一人1分間発表しました。







ひとりひとりグループ担当のカウンセラーから修了証が手渡されました。
彼らは皆子供たちからパワーをもらった。活発な質問があり聡明で、好奇心いっぱいの素晴らしい子供達と過ごせて自分たちがいろいろ勉強になりとても楽しい3日間を過ごせて感謝している。次回も是非参加したいとコメントしました。
キャンパーの皆さん、事故や病人もなく24人揃って終了証を授与されおめでとうございました。









第14回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催

2018年09月25日 | 活動報告
第14回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催

キャンパー・カウンセラー全員プラザビル広場で記念写真

この8月3日(金)から8月5日(日)にかけて、「けいはんな文化学術協会」では中学生のためのグローバルキャンプ(第14回)を2泊3日で開催しました。

 今回も、宇宙航空研究開発機構(JAXA、コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース)、(公財)関西文化学術研究都市推進機構、(株)けいはんなの協賛、生駒市ならびに精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会の御後援を得て素晴らしいキャンプを開催することができました。
 「けいはんな国際中学生キャンプ」の主旨は「グローバルな視点を持ち、明日の世界を力強く生きるために、中学生が考えるべきことは何だろう?」です。「グローバル化とは、異文化を尊重しながら自らの主体性を保ち、自国の文化を語れる人間力を備えることです。語学力も大切ですが、話の中身を豊かなものにすることがもっと大切 」に気付いてもらう機会になればと思っています。

今回は8月早々の学校の行事と重なり、いつもに比べて少なかったですが、13名のキャンパーたちが集まってくれました。外国のカウンセラーは3名の皆様が参加してくれました。生駒市ALTのJoachim 先生(ヨアヒム、ドイツ)、Dan先生(ダン、カナダ国籍・カメルーン母国)と、このキャンプ立ち上げの大ベテランVictorさん(ビクター、ロシア、京大OB・現開智国際大学(千葉・柏市)准教授)が、久しぶりに遠方より特別参加してくれました。また、前回に続けてキャンパーOBのNao(藤田 奈緒) さんを入れて全員で4名の皆様でした。今回も素晴しいカウンセラーのお蔭で、キャンパーはそれぞれ貴重な体験ができたと思います
Joachim先生のイントロダクションゲーム、みんな楽しそう!


初日、いつものようにJoachim先生のイントロダクションゲームで、みなさんの緊張をほぐしてもらったところで、「キャンパーの自己紹介」をしました。自分のPRを書き込んだ画用紙1枚と、持参した好きな本や漫画などを紹介しました。毎回のことですが、これでみんなの気持ちがぐっと近づきます。

次にカウンセラーの「自己紹介・お国自慢」ですが、まずJoachim先生がいつもの様に素晴らしいドイツを紹介してくれました。豊かな食べ物や、ドイツの著名な人物のベートーベンやアインシュタインなどのスライドを見て、キャンパーからは早速ジャガイモやマルチン・ルッターって誰?など質問しました。
ここで夕食です。けいはんなプラザのレストラン“星陽亭”(今回からお店が変わりました)で、美味しく、楽しいひと時を過ごしました。

“星陽亭”での美味しい夕食


 カウンセラーの“お国自慢”、みんな興味津々


夕食後、Dan先生からの「自己紹介・お国自慢」です。国籍のあるカナダと母国カメルーンの紹介をしてくれました。カメルーンの凄い自然と、美味しそうな料理の映像を見て、みんな大喜びでした。次々手を挙げて、料理について質問しました。


1日目の最後のプログラムは、カウンセラーからいろいろな話を直接聞ける「ラウンド・テーブル」(1回目)です。キャンパー達は3グループに分かれて、各テーブルのカウンセラー達と膝をまじえて、いろいろ質問したり話を聞きました。
 今回はキャンプの主題として「AI(人工知能)」や「日本の文化」を取り上げましたが、ラウンド・テーブルでは特に「Japanese Culture」をテーマに、みんなで議論しました。もちろんテーマにこだわらず、幅広く話を聞いたり、質問したりしました。海外のこと、海外から見た日本のこと、日本に来た動機や将来の夢なども聞くことができて、キャンパー達にも「グローバル」を意識する良いきっかけになったと思います。 
  21:30頃まで熱心にカウンセラーに質問したり、話を聞いたりして第1日目のプログラムを終了し、皆さんホテルに戻ってそれぞれ楽しい時間を過ごしました。

第2日目、少し朝寝坊する人もいましたが、プラザの食堂“星陽亭”で元気いっぱい朝食をしました。朝食後は、プラザビル前の広場で、まぶしい朝陽を受けながら全員の記念写真(前出の写真1)を撮りました。

2日目の最初のプログラムは、昨晩に続けて「ラウンド・テーブル」(その2)です。カウンセラーのテーブルを廻って、最終的に全てのカウンセラーと親しく話をすることができました。テーブル毎に大いに盛り上がって、初めての参加で、英語に不慣れなキャンパー達にとって貴重な体験になった様です。

 カウンセラーと楽しくラウンド・テーブル


その後、カウンセラーの「自己紹介・お国自慢」の最後として、Victorさんから、久しぶりにロシアの話をたっぷり聞かせてもらいました。最後は、藤田奈緒(Nao)さんがこのキャンプの卒業生として、後輩たちに訪問した世界のすばらしさを紹介してくれました。キャンパーの皆にも大いに刺激になったようです。

『100人の村』のゲーム、アジアは人口が多い


午前中最後のプログラムは、「ワークショップⅠ」の1回目です。まず、竹本さんのリードで、『100人の村』の詩に沿って、地球全体を100人の村に縮めたらどうなるか、ゲーム感覚で体験してみました。ひもを使ったアジア、アフリカ、オセアニア、アメリカなど各地域の人口密度や食料の多寡など実感できたようです。


美味しいお弁当の昼食後、今回の「ワークショップⅡ」として、けいはんなキャンプスタッフの吉永と木村先生が担当して、『AI』について考えてみました。

“AIロボットVS人間”の短編映画を見て、『AI』を少し考えた


『AI』は『人工知能』のことです。中学生にとって少しとっつきにくいテーマですが、身近に“スマホ”がある現代では、どうしても学んでほしいテーマです。吉永が概説した後、木村先生が用意された“AIロボットVS人間”の映画を見て、いろいろ考えてくれたようです。キャンパーにも大いに刺激になったと思います。

 Y-Chartを制作中


講義の後、少し休憩をしましたが、このキャンプで人気の高い“けん玉”ゲームで、キャンパーもカウンセラーも夢中になって楽しみました。
休憩を終わって、次のプログラム「ワークショップⅠ」(2回目)に移りました。ここでラウンド・テーブル形式の3グループに戻り、今回のメインテーマ『AI』に関連した具体的な課題をいくつか提示しました。「AIって何だ?」「AIと人類の将来」「コンピューターはどうなっていくのか?」「きみはAIと友達になれるか?」「自動運転の車に乗りたい?」などからテーマを選択し、議論した内容を模造紙にまとめてもらいました。

選んだテーマについて皆でディスカッションし、Y-Chart方式でまとめました。キャンパーにとっては、多少難しかったけれど、日頃なかなか気がつかない大切な問題を考えるきっかけになったようです。最終日のグループ発表に向けて、熱心に議論し、立派な発表用の“まとめの模造紙”が完成しました。

最終日のPPT発表に向けてPCと格闘中


夕食は レストラン“星陽亭”で、みんな仲良く楽しく頂きました。夜の部は明日の発表会に向けて、パソコンをにらみながら「キャンプの感想」や「将来の夢」などについて自分の考えをPower Pointにまとめ、時間がかかったけれど皆さん上手に仕上げました。

Y-Chartを使ってグループ発表、大成功 !


第3日目は、朝一番に「ワークショップⅠ」のまとめとして、昨日作った模造紙“AI”を使って上手にGr発表しました。グループごとに創意工夫がみられ、非常に充実した時間になりました。

また続けて、カウンセラーたちに“If the world were a village of 100 people”の詩を朗読してもらい、地球に住むという意味を考え直すことができたと思います。最後に前回同様、その思いを含めて今回の感想を自分宛ての手紙にしました。後日キャンパー自身に届くと思いますので楽しみです。

 カウンセラーから全員修了証を頂きました


キャンプ最後のプログラムは、各自が昨晩遅くまで、かかって完成したPower Pointを使って、みんなに“プレゼン”する時間です。みんながそれぞれ工夫して個人発表しました。皆さんそれぞれ素晴らしい発表でした。一緒に聴いて頂いた保護者の皆様にも、印象深い発表会だったと思います。



  閉会式では、カウンセラーから、それぞれ修了証を授与されました。キャンパーの笑顔が素晴らしかったです。サインを交換したり、記念写真撮ったりして素晴らしいフェアウェルパーティーを最後に今回のキャンプが終了しました。

                                       おわり



































































第26回けいはんな子ども科学キャンプ報告

2018年09月12日 | 活動報告
 


指導者としては当協会のスタッフ13名に加え京都大学医学部大学院、滋賀医大大学院、奈良先端科学技術大学院大学から外国人留学生7人(それぞれ出身はブルガリア、パラグァイ、イエメン、インドネシア、エチオピア、アルバニア、エジプト)と高輝度光科学研究センター、から参加して下さいました。

今回2018年度として実験を新しくしました。より科学のベイシックな指導に力を入れて11種類の実験を考えました。難しい理論をより分かりやすく楽しく学習できるように工夫しました。


第一日目は正午から保護者同伴で開会式を開催。
当協会理事長からPISAの話があり、このキャンプは日常生活において目にする現象になぜ?どうして?と科学の基本に目をむける習慣を育む機会であることについてお話ししました。その後キャンプのオリエンテーションではこのキャンプは第一に他では体験できない実験を11コマする。第二には三日間外国人留学生と共に過ごしコミュニケーションをはかる第三には初めて会った友達とホテルに泊まる経験が出来るという有意義な時間を元気に最後までやり遂げましょうと説明。その後ホテルの部屋を見学して親子で確認しました。

   


その後3階の実験室に移動し1コマ目
アイスブレイクに始まり、実験①「磁石の物性」で磁性体の3つの性質を3つの実験で確かめました。いっぱい実験をして楽しく過ごしました。


この時間はキャンプの最初の実験なのでピアレンツタイムとし、保護者の皆様に参観して頂きました。スタッフ一同大変嬉しく思いましたのは90分の実験時間ほとんど全員最後までご参加いただいたことです。
保護者の皆様、狭い部屋で熱心にご参観頂き有難うございました!

実験②「食物消化のメカニズム」です。
毎日おいしくお食事をしたりおやつを食べると私達の体の中でどのように変化して血液や筋肉に変わるのかを調べました。それを実験で確かめました。



その後天の川に移動し、カウンセラー達のお国紹介が始まりました。Christina がアラビア半島にあるイエメンの話をしてくださいました。治安の悪い国の印象がありますが美しい景色や豊富な食生活のお話でした。次に久し振りに参加して下さったMengistuのお国はエチオピアでアフリカの広大な国の話です。次にChristinaのご主人Mahmoud はエジプトの話でおなじみのピラミッドやスフィンクスを詳しく教えて下さいました。二人の結婚式の写真も見せて頂きました。たくさん質問もしました。

 


やっと夕食の時間です。一生懸命実験したのでお腹がペコペコでした。ご馳走が一杯でとても楽しくおいしくいただきました。
 


食後は実験③「浸透圧とは何か」の実験
私達が日頃サラダを食べるときに見ている現象。高度な科学の基本を学んで、自分の目で確かめました。

8時30分、全員疲れも見せず元気にホテルの部屋へ移動しました。スタッフは就寝時間までに各部屋を2回廻って困っていることがないか尋ねました。

2日目18日6時半に起床し7時からレストラン「ライン」で全員そろって朝食。和食と洋食充実したメニューで親しくなった友人達と楽しく頂きました。
朝食後ホテル前で集合写真の撮影をして実験室へ移動しました。

 


④「構造物の強度」の実験をしました。建物などの強さはどのようにして測るのでしょうか?難しい物理の勉強をとても分かりやすく学んで測定したデータをグラフにしました。

 
 

休憩しておやつを頂きました。


実験⑤「化学反応の仕組み」
 


次はこのキャンプの他では出来ない体験プログラム「ラウンドロビン」が始まります。これは5人ずつ6つのグループに分かれて担当の外国人留学生の指導でテーブルを順番に巡回して実験します。6回でバラエティーに富んだすべての6つの実験を体験します。

次に「天の川」でハンバーグのおいしいお弁当を頂きました。みんな親しくなっておしゃべりしながら頂きました。

  


ここからはラウンドロビンの6種類の実験。
⑥「顕微鏡試料の作成と観察」
自分で実際にプレパラートを作る。自分で顕微鏡の操作を実践する。この二つを必ずできるようになることです。科学は目で見えない微小なものや巨大なものを探索する楽しみであることを学びました。



⑦「食べ物のpH、糖度、塩分を測定してみよう」では日常食べたり飲んだりしている食べ物にそれぞれどれぐらい含まれているか測定器を使って測ってみました。普段思っているのとまるで違っていたりしました。またこれらの測定値は何に利用されているか、それぞれにどんな意味があるか話し合いました。

 



⑧「光の波動と干渉」では光の進む方向について学ぶためのいろいろな実験をしました。偏光板も観察しました。




⑨「電気抵抗と温度の関係」マルチメーターを使って金属と半導体の電気抵抗値を比較しました。グラフに記入して話し合いました。

 


⑩「クロロフィルの吸収スペクトル測定」の実験では吸収スペクトルの測定器を使用して観察。自分で資料を作って測定しました。グラフのデータでいろいろ話し合いました

 



⑪「お湯の冷め方とニュートンの冷却則」お湯が冷めるという現象は毎日のように目にしますがそれをニュートンの法則で学ぶというここでしかできない実験です。

 


以上⑥~⑪は2日目午後と3日目10時まで続きました。6時楽しく夕食を頂きました。

その後「天の川」で4人のカウンセラーのお国紹介がありました。まずDoina は民族舞踊を素晴らしく優雅に踊って見せて下さいました。その後みんなで踊りました。とても楽しいひと時でした。また南米のパラグァイ出身のJuan からスペインに征服されるまでに、もともと住んでいたグアラニー人とは今でもお互いに良い関係を保っていて言語も宗教も両方が上手く調和しているそうです。チーフカウンセラーのDesi はヨーグルトでおなじみのブルガリアの紹介です。研究中の耳鼻咽喉科の話、世界で一番小さな骨について話してくれました。。
また脳外科のお医者様Dhito はインドネシア出身で幼少の頃を日本で過ごされたそうです。国土はたくさんの島から成り立っています。

  


長い、長い一日でしたが元気にホテルに帰って休みました。

最終日は6時20分に起床してチェックアウトの準備をして昨日同様1階のレストラン、ラインで朝食をおなか一杯戴き、実験室に移動しました。
 



全部の実験を終了して、最後の実験について担当スタッフ、カウンセラーとグループの5人の仲間で実験についてディスカッションしてまとめ、全員が担当を決めグラフやその他の資料を作成して保護者や参加者全員の前で実験の内容を発表出来るように考えました。

11時半から12時まで保護者やスタッフ一同の前で一人一人1分間発表しました。

     



その後修了式。修了式には「京都山城教育局 学校教育担当 指導主事」が視察にお見えになりました。

ひとりひとりグループ担当のカウンセラーから修了証が手渡されました。
彼らは皆子供たちからパワーをもらった。活発な質問があり聡明で、好奇心いっぱいの素晴らしい子供達と過ごせて自分たちがいろいろ勉強になりとても楽しい3日間を過ごせて感謝している。次回も是非参加したいとコメントしました。

キャンパーの皆さん、事故や病人もなく30人揃って終了証を授与されおめでとうございました。




第27回けいはんな子ども科学キャンプ
  12月22日(土)、23日(日)、24日(祝)
第28回けいはんな子ども科学キャンプ
  2月9日(土)、10日(日)、11日(祝)




">


第13回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催

2018年04月15日 | 活動報告
  第13回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催
この3月31日(土)から4月2日(月)にかけて、「けいはんな文化学術協会」では中学生のためのグローバルキャンプ(第13回)を2泊3日で開催しました。
 今回も、宇宙航空研究開発機構(JAXA、コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース)、(公財)関西文化学術研究都市推進機構、(株)けいはんなの協賛、生駒市ならびに精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会の御後援を得て素晴らしいキャンプを開催することができました。
「けいはんな国際中学生キャンプ」の主旨は「グローバルな視点を持ち、明日の世界を力強く生きるために、中学生が考えるべきことは何だろう?」です。「グローバル化とは、異文化を尊重しながら自らの主体性を保ち、自国の文化を語れる人間力を備えることです。語学力も大切ですが、話の中身を豊かなものにすることがもっと大切。」に気付いてもらう機会になればと思っています。

写真1 キャンパー・カウンセラー全員でプラザビル広場の桜を背景に記念写真

今回は年度末の春休みの日程でしたが、23名のキャンパーたちが集まってくれました。外国のカウンセラーは6名の皆様が参加してくれました。生駒市ALTのJoachim 先生(ヨアヒム、ドイツ)、Dan先生(ダン、カナダ国籍・カメルーン母国)をはじめ、京大留学中のDesi(デシ、ブルガリア)とSffian(スフィアン、リビア)、同志社大留学中のMarwa(マルワ、レバノン)、京大を修了後、関西在住のSteff(シュテフ、マダガスカル)と、特別参加のKie (竹本 季永)、Nao(藤田 奈緒) の全員で8名の皆様でした。今回も素晴しいカウンセラーのお蔭で、キャンパーはそれぞれ貴重な体験ができたと思います


写真2 “キャンパー自己紹介” 自分のPRを書いた画用紙を持って

みんな緊張の中にも大いに盛り上がったところで、「キャンパーの自己紹介」をしました。自分のPRを書き込んだ画用紙1枚と、持参した好きな本や漫画などを紹介しました。毎回のことですが、これでみんなの気持ちをぐっと近づけることができました。
次にカウンセラーの「自己紹介・お国自慢」として、カウンセラーから、お国の地理・歴史・風俗・習慣などを紹介してもらいました。まずヨアヒム先生がいつもの様にドイツの素晴らしさを紹介してくれました。キャンパーからは早速ジャガイモについて質問がありました。続いて、デシさんが綺麗なスライドを使って、おいしそうな料理や素晴らしい景色を見せながらブルガリアを紹介してくれました。ここで夕食です。けいはんなプラザのレストラン“ラ・セーヌ”で、美味しく、楽しいひと時を過ごしました。


写真3 “ラ・セーヌ”での美味しい夕食


夕食後、続けて2人のカウンセラーからの「自己紹介・お国自慢」です。スフィアンさんとシュテフさんが、それぞれリビアとマダガスカルの紹介をしてくれました。マダガスカルのかわいいお猿さんの紹介にはみんな大喜びでした。素晴らしいスライドを見ながら、皆さん、初めてのお国の様子に、さっそく異文化の世界を感じることができたようです。


写真4 カウンセラーの“お国自慢”、みんな興味津々

1日目の最後のプログラムは、カウンセラーからいろいろな話を直接聞ける「ラウンド・テーブル」①です。キャンパー達は5グループに分かれて、各テーブルのカウンセラー達と膝をまじえて、いろいろ質問したり話を聞きました。
 今回はキャンプの主題として「命と食べ物」を取り上げましたが、ラウンド・テーブルでは特に「Japanese Foods」をテーマに、みんなで議論しました。もちろんテーマにこだわらず、幅広く話を聞いたり、質問したりしました。留学生たちの留学の動機や将来の夢なども聞くことができて、キャンパー達にも「グローバル」を意識する良いきっかけになったと思います。
21:30頃まで熱心にカウンセラーに質問したり、話を聞いたりして第1日のプログラムが終了し、皆さんホテルに戻ってそれぞれ楽しい時間を過ごしました。
第2日目、少し朝寝坊する人もいましたが、プラザの食堂“ライン”で楽しく朝食をしました。朝食後は、プラザビル前の広場で満開の桜をバックにして全員の記念写真(前出の写真1)を撮りました。
2日目の最初のプログラムは、昨晩に続けて「ラウンド・テーブル」②です。次々にカウンセラーのテーブルを廻って、最終的に全てのカウンセラーと親しく話をすることができました。テーブル毎に大いに盛り上がって、初めての参加で、英語に不慣れなキャンパー達にとって貴重な体験になった様です。


写真5 カウンセラーと楽しくラウンド・テーブル

その後、カウンセラーの「自己紹介・お国自慢」の最後として、このキャンプ2回目のダンさんから、母国のカメルーンの話をたっぷり聞かせてもらいました。ダンさんはプロのバレーボール選手でもあった方で、その長身(196cm)で、キャンパーの頭上から響き渡る声で迫力たっぷりのお国自慢でした。生活、文化や環境の違い、スケールの大きさに、またまた皆びっくりでした。最後は、マルワさんがレバノンを紹介してくれました。それこそおいしそうな料理や、きれいな景色にみんな引きつけられてしまいました。


写真6 マルワさんから“レバノンのお国自慢”

午前中最後のプログラムは、「ワークショップⅠ」の①回目です。まず、竹本さんが、ゆっくり『100人の村』の詩を朗読してくれました。キャンパーたちは手元のコピーを見ながら、身近な“グローバル”の意味を考えました。
 続けて今回は特別プログラムとして、高橋先生から『あなたはバイ菌と一緒に暮らせるか』という題で、地球では人類と微生物が共存しているという意味深い話をしていただきました。


写真7 “あなたはバイ菌と一緒に暮らせるか”を高橋先生から

美味しいお弁当の昼食後、「ワークショップⅡ」として、今度は、福田先生(武庫川女子大学名誉教授)から『食は“命・絆・心”』と題して、食べることの意義を奥深く分かり易く掘り下げていただきました。キャンパー達の関心も高く、「好き嫌いをするとどうなるのか?」など、身近に感じる疑問のあれこれをどんどん先生にぶつけていました。先生も丁寧に説明され、キャンパーにも大いに刺激になった様です。


写真8 「食は“命・絆・心”」を福田先生から

講義の後、少し休憩をしましたが、このキャンプで人気の高い“けん玉”ゲームで、キャンパーもカウンセラーも夢中になって楽しんでいました。
休憩を終わって、次のプログラム「ワークショップⅠ」② に移りました。ここでラウンド・テーブル形式の5グループに分かれ、今回のメインテーマ『食べ物と命』に関連した具体的な課題をいくつか提示しました。その中から、例えば「健康と食べもの」や「日本の食料はどこから?」などテーマを選択し、議論した内容を模造紙にまとめてもらいました。選んだテーマについて、What I know (知っていること)、What I want to know (知りたいこと)、What I learned (学んだこと→What should I do for the future(これから、どうすればいい)へと皆でディスカッションし、Y-Chart方式でまとめました。キャンパーにとっては、多少難しかったけれど、日頃なかなか気がつかない大切な問題を考えるきっかけになったようです。最終日のグループ発表に向けて、熱心に議論し、立派な発表用の“まとめの模造紙”が完成しました。


写真9 Y-Chartを制作中

 夕食は レストラン“ラ・セーヌ”で、みんな仲良く楽しく頂きました。夜の部は明日の発表会に向けて、パソコンをにらみながら「キャンプの感想」や「将来の夢」などについて自分の考えをPower Pointにまとめ、時間がかかったけれど皆さん上手に仕上げました。


写真10 最終日のPPT発表に向けてPCと格闘中

第3日目は、朝一番に「ワークショップⅠ」のまとめとして、昨日作った模造紙“命と食べ物”を使って上手にGr発表しました。グループごとに創意工夫がみられ、非常に充実した時間になりました。また続けて、カウンセラーたちに“If the world were a village of 100 people”の詩を朗読してもらい、地球に住むという意味を考え直すことができたと思います。最後に前回同様、その思いを含めて今回の感想を自分宛ての手紙にしました。後日キャンパー自身に届くと思いますので楽しみです。


写真11  Y-Chartを使ってグループ発表、大成功 !


キャンプ最後のプログラムは、各自が昨晩遅くまで、かかって完成したPower Pointを使って、みんなに“プレゼン”する時間です。今回は中学1年生から3年生まで、みんながそれぞれ工夫して個人発表しました。皆さんそれぞれ素晴らしい発表でした。一緒に聴いて頂いた保護者の皆様にも、印象深い発表会だったと思います。


写真12 カウンセラーから全員修了証を頂きました


閉会式では、カウンセラーからそれぞれ修了証を授与されました。キャンパーの笑顔が素晴らしかったです。サインを交換したり、記念写真撮ったりして素晴らしいフェアウェルパーティーを最後に今回のキャンプが終了しました。
おわり











































第26回けいはんな子ども科学キャンプの報告

2018年04月13日 | 活動報告

けいはんな文化学術協会は2018年度1回目の「第26回けいはんな子ども科学キャンプ」を参加者30名、8月17日、18日、19日の2泊3日 けいはんなプラザラボ棟3階の実験室及びけいはんなホテルで開催しました。
この事業は京都府地域力再生プロジェクトのご支援を頂き
協賛 :京都大学地域連携教育研究推進ユニット (公財)関西文化学術研究推進機構 (株)けいはんな
後援 :精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会
協力 :JAXA(宇宙航空研究開発機構)
のお蔭をもちまして今回26回目(年3回開催)を迎えました。

   


指導者としては当協会のスタッフ13名に加え京都大学医学部大学院、滋賀医大大学院、奈良先端科学技術大学院大学から外国人留学生6人(それぞれ出身はブルガリア、パラグァイ、イエメン、インドネシア、エチオピア、アルバニア、エジプト)と高輝度光科学研究センター、から参加して下さいました。

今回2018年度として実験を新しくしました。より科学のベイシックな指導に力を入れて11種類の実験を考えました。難しい理論をより分かりやすく楽しく学習できるように工夫しました。


第一日目は正午から保護者同伴で開会式を開催。
当協会理事長からPISAの話があり、このキャンプは日常生活において目にする現象になぜ?どうして?と科学の基本に目をむける習慣を育む機会であることについてお話ししました。その後キャンプのオリエンテーションではこのキャンプは第一に他では体験できない実験を11コマする。第二には三日間外国人留学生と共に過ごしコミュニケーションをはかる第三には初めて会った友達とホテルに泊まる経験が出来るという有意義な時間を元気に最後までやり遂げましょうと説明。その後ホテルの部屋を見学して親子で確認しました。

   


その後3階の実験室に移動し1コマ目
アイスブレイクに始まり、実験①「磁石の物性」で磁性体の3つの性質を3つの実験で確かめました。いっぱい実験をして楽しく過ごしました。


この時間はキャンプの最初の実験なのでピアレンツタイムとし、保護者の皆様に参観して頂きました。スタッフ一同大変嬉しく思いましたのは90分の実験時間ほとんど全員最後までご参加いただいたことです。
保護者の皆様、狭い部屋で熱心にご参観頂き有難うございました!

実験②「食物消化のメカニズム」です。
毎日おいしくお食事をしたりおやつを食べると私達の体の中でどのように変化して血液や筋肉に変わるのかを調べました。それを実験で確かめました。



その後天の川に移動し、カウンセラー達のお国紹介が始まりました。Christina がアラビア半島にあるイエメンの話をしてくださいました。治安の悪い国の印象がありますが美しい景色や豊富な食生活のお話でした。次に久し振りに参加して下さったMengistuのお国はエチオピアでアフリカの広大な国の話です。次にChristinaのご主人Mahmoud はエジプトの話でおなじみのピラミッドやスフィンクスを詳しく教えて下さいました。二人の結婚式の写真も見せて頂きました。たくさん質問もしました。

 


やっと夕食の時間です。一生懸命実験したのでお腹がペコペコでした。ご馳走が一杯でとても楽しくおいしくいただきました。
 


食後は実験③「浸透圧とは何か」の実験
私達のが日頃サラダを食べるときに見ている現象。高度な科学の基本を学んで、自分の目で確かめました。

8時30分、全員疲れも見せず元気にホテルの部屋へ移動しました。スタッフは就寝時間までに各部屋を2回廻って困っていることがないか尋ねました。

2日目18日6時半に起床し7時からレストラン「ライン」で全員そろって朝食。和食と洋食充実したメニューで親しくなった友人達と楽しく頂きました。
朝食後ホテル前で集合写真の撮影をして実験室へ移動しました。

 


④「構造物の強度」の実験をしました。建物などの強さはどのようにして測るのでしょうか?難しい物理の勉強をとても分かりやすく学んで測定したデータをグラフにしました。

 
 

休憩しておやつを頂きました。


実験⑤「化学反応の仕組み」
 


次はこのキャンプの他では出来ない体験プログラム「ラウンドロビン」が始まります。これは5人ずつ6つのグループに分かれて担当の外国人留学生の指導でテーブルを順番に巡回して実験します。6回でバラエティーに富んだすべての6つの実験を体験します。

次に「天の川」でハンバーグのおいしいお弁当を頂きました。みんな親しくなっておしゃべりしながら頂きました。

  


ここからはラウンドロビンの6種類の実験。
⑥「顕微鏡試料の作成と観察」
自分で実際にプレパラートを作る。自分で顕微鏡の操作を実践する。この二つを必ずできるようになることです。科学は目で見えない微小なものや巨大なものを探索する楽しみであることを学びました。



⑦「食べ物のpH、糖度、塩分を測定してみよう」では日常食べたり飲んだりしている食べ物にそれぞれどれぐらい含まれているか測定器を使って測ってみました。普段思っているのとまるで違っていたりしました。またこれらの測定値は何に利用されているか、それぞれにどんな意味があるか話し合いました。

 



⑧「光の波動と干渉」では光の進む方向について学ぶためのいろいろな実験をしました。偏光板も観察しました。




⑨「電気抵抗と温度の関係」マルチメーターを使って金属と半導体の電気抵抗値を比較しました。グラフに記入して話し合いました。

 


⑩「クロロフィルの吸収スペクトル測定」の実験では吸収スペクトルの測定器を使用して観察。自分で資料を作って測定しました。グラフのデータでいろいろ話し合いました

 



⑪「お湯の冷め方とニュートンの冷却則」お湯が冷めるという現象は毎日のように目にしますがそれをニュートンの法則で学ぶというここでしかできない実験です。

 


以上⑥~⑪は2日目午後と3日目10時まで続きました。6時楽しく夕食を頂きました。

その後「天の川」で4人のカウンセラーのお国紹介がありました。まずDoina は民族舞踊を素晴らしく優雅に踊って見せて下さいました。その後みんなで踊りました。とても楽しいひと時でした。また南米のパラグァイ出身のJuan からスペインに征服されるまでに、もともと住んでいたグアラニー人とは今でもお互いに良い関係を保っていて言語も宗教も両方が上手く調和しているそうです。チーフカウンセラーのDesi はヨーグルトでおなじみのブルガリアの紹介です。研究中の耳鼻咽喉科の話、世界で一番小さな骨について話してくれました。。
また脳外科のお医者様Dhito はインドネシア出身で幼少の頃を日本で過ごされたそうです。国土はたくさんの島から成り立っています。

  


長い、長い一日でしたが元気にホテルに帰って休みました。

最終日は6時20分に起床してチェックアウトの準備をして昨日同様1階のレストラン、ラインで朝食をおなか一杯戴き、実験室に移動しました。
 



全部の実験を終了して、最後の実験について担当スタッフ、カウンセラーとグループの5人の仲間で実験についてディスカッションしてまとめ、全員が担当を決めグラフやその他の資料を作成して保護者や参加者全員の前で実験の内容を発表出来るように考えました。

11時半から12時まで保護者やスタッフ一同の前で一人一人1分間発表しました。

     



その後修了式。修了式には「京都山城教育局 学校教育担当 指導主事」が視察にお見えになりました。

ひとりひとりグループ担当のカウンセラーから修了証が手渡されました。
彼らは皆子供たちからパワーをもらった。活発な質問があり聡明で、好奇心いっぱいの素晴らしい子供達と過ごせて自分たちがいろいろ勉強になりとても楽しい3日間を過ごせて感謝している。次回も是非参加したいとコメントしました。

キャンパーの皆さん、事故や病人もなく30人揃って終了証を授与されおめでとうございました。




第27回けいはんな子ども科学キャンプ
  12月22日(土)、23日(日)、24日(祝)
第28回けいはんな子ども科学キャンプ
  2月9日(土)、10日(日)、11日(祝)





第24回けいはんな子ども科学キャンプ

2018年01月21日 | 活動報告
けいはんな文化学術協会は2017年度2回目の「第24回けいはんな子ども科学キャンプ」を参加者30名、1月6日、7日、8日の2泊3日 けいはんなプラザラボ棟3階の実験室及びけいはんなホテルで開催しました。

 


この事業は京都府地域力再生プロジェクトのご支援を頂き
協賛 :京都大学地域連携教育研究推進ユニット (公財)関西文化学術研究推進機構
(株)けいはんな
後援 :JAXA(宇宙航空研究開発機構) 精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会のご協力のお蔭をもちまして今回24回目(年3回開催)を迎えました。



指導者としては当協会のスタッフ13名に加え京都大学医学部大学院、滋賀医大大学院、奈良先端科学技術大学院大学から外国人留学生6人(それぞれ出身はブルガリア、パラグァイ、エジプト、イエメン、バーレーン、リビア)と京都大学、高輝度光科学研究センターから参加してくれました。



第一日目は正午から保護者同伴で開会式を開催。
当協会理事長からPISAの話があり、このキャンプは日常生活において目にする現象になぜ?どうして?と科学の基本に目をむける習慣を育む機会であることについてお話ししました。その後キャンプのオリエンテーションとホテルの部屋を親子で確認しました。



その後3階の実験室に移動し1コマ目
実験①「吹奏楽器を作り、音を見よう」で楽器が音を響かせる時の科学を学びました。

この時間はキャンプの最初の実験でピアレンツタイムとし、保護者の皆様に参観して頂きました。スタッフ一同大変嬉しく思いましたのは90分の実験時間ほとんど全員最後までご参加いただいたことです。

 
実験②「どうして天気は変わるのだろう」です。
どうして変わるかを詳しく説明していただきその後実験で確かめました。


その後天の川に移動し、カウンセラー達のお国紹介が始まりました。次にMahmoud がエジプトの紹介をして下さいました。おなじみの5千年前の遺産、ピラミッドやルクソールの話に加えて産業や生活についてお話を聞きました。たくさん質問もしました。またMahmoudの奥さんのKristina はイエメンの出身でお国は4つの地方に分かれそれぞれが気候や風俗が異なります。彼女の出身地は大家族でご馳走を食べる昼食は30人でテーブルに並びきらないお料理の写真を見せてくれました。



夕方6時から待ちに待ったホテルのレストラン ラ・セーヌでビュッフェスタイルの夕食です。
サラダ、ピザ、八宝菜、パンプキンコロッケ、から揚げ、焼きそば、カレー、炒飯、ハンバーグ、お蕎麦、茶わん蒸し、お好み焼、タコ焼き、プチケーキを何種類も、白玉団子、ジュース類、果物(スイカ、オレンジ、グレープフルーツ、パイナップルなど)でおなか一杯頂きました。



食後は実験③「波のお話とドップラー効果」の実験
① の実験で学習したことを日常の生活でみられる現象、救急車のサイレンからさらに音は波であることを実験を交えて理解しました。

8時30分、全員疲れも見せず元気にホテルの部屋へ移動しました。スタッフは就寝時間までに各部屋を2回、3回廻って困っていることがないか尋ねました。

日目30日6時半に起床し7時からレストラン「ライン」で全員そろって朝食。和食と洋食充実したメニューで親しくなった友人達と楽しく頂きました。
朝食後ホテル前で集合写真の撮影をして実験室へ移動しました。


 

実験④「のぞいてみようゾル・ゲルの世界」の実験をしました。
日頃目にするお豆腐やゼリーが化学的、物理的にはどのような仕組みでできるのかを調べました。


  

次はこのキャンプの他では出来ない体験プログラム「ラウンドロビン」が始まります。これは5人ずつ6つのグループに分かれて担当の外国人留学生の指導でテーブルを順番に巡回して実験します。6回ですべての実験を体験します。

 
⑥「顕微鏡試料の作成と観察」
自分で実際にプレパラートを作る。自分で顕微鏡の操作を実践する。この二つを必ずできるようになることです。次に顕微鏡で見えたものは実際にはどれぐらいの大きさのものなのかを認識することです。科学は目で見えない微小なものや巨大なものを探索する楽しみであることを学びました

 


⑦「食べ物のpH、糖度、塩分を測定してみよう」では日常食べたり飲んだりしている食べ物にそれぞれどれぐらい含まれているか測定器を使って測ってみました。またこれらの測定値はどのように利用されているか、それぞれにどんな意味があるか話し合いました。



⑧「光が持つ性質:偏光とは何?」では光の進む方向について観察するためのいろいろな実験をしました。偏光板やテレビ石も観察しました。



⑨「電気抵抗と温度の関係」
マルチメーターを使って金属と半導体の電気抵抗値を比較しました。グラフに記入して話し合いました。




⑩「赤色はなぜ赤く見える?」の実験では吸収スペクトルの測定器を使用して観察。自分で資料を作って測定しました。グラフのデータでいろいろ話し合いました





⑪「表面張力の不思議」日頃表面張力は水蓮やサトイモの葉にできた水滴で見かけます。表面張力とは何だろうか。表面張力と多面体の関係について学びました。一円玉をいくつ水面に浮かせることができるか競争しました。水銀ではどうかについても学びました

以上⑥~⑪は2日目午後と3日目10時まで続きました。

  


6時から昨日と同じホテルのラ・セーヌで楽しく夕食を頂きました。

その後「天の川」で4人のカウンセラーのお国紹介がありました。まずEbi は私達が普段から耳にしないバーレーンの紹介です。小さな島国で石油の産出国でした。次に南米のパラグァイ出身のJuan からスペインに征服されるまでに、もともと住んでいたグアラニー人とは今でもお互いに良い関係を保っていて言語も宗教も両方が上手く調和しているそうです。
チーフカウンセラーのDesiからヨーグルトでおなじみのブルガリアの紹介です。耳鼻咽喉科のでカタツムリ管の研究中だそうです。最後はZizoで北アフリカの国リビアの紹介です。リビアは5千年の歴史があって今でもローマ文化がそのまま残っているそうです。

長い、長い一日でしたが元気にホテルに帰って休みました。

最終日は6時20分に起床してチェックアウトの準備をして昨日同様1階のレストラン、ラインで朝食をおなか一杯戴き、実験室に移動しました。



全部の実験を終了して、最後の実験について担当のカウンセラーとグループの5人で実験についてまとめ、ディスカッションした内容などを発表出来るように考えました。
11時半から12時まで保護者やスタッフ一同の前で一人一人1分間発表しました。

 

その後修了式。ひとりひとりグループ担当のカウンセラーから修了証が手渡されました。またカウンセラー達から一緒に過ごしたキャンパーについて感じたことを発表してもらいました
彼らは皆子供たちから活発な質問があったこと、聡明で、好奇心いっぱいで素晴らしい子供達と過ごせていろいろ勉強になりとても楽しい3日間を過ごせて感謝している。次回も是非参加したいとコメントしました。

キャンパーの皆さん、事故や病人もなく30人揃って終了証を授与されおめでとうございました。

第24回けいはんな子ども科学キャンプを成功できました事に感謝です




3月開催の第25回けいはんな子ども科学キャンプの募集は定員に達しましたので締め切らせていただきましたが2018年度の第26回けいはんな子ども科学キャンプは5月頃募集の予定ですのでご応募お待ちしています。
募集要項やチラシなどホームページに掲載いたします。


















第12回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催

2017年08月24日 | 活動報告
第12回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催
この8月11日(金)から8月13日(日)にかけて、「けいはんな文化学術協会」では中学生のためのグローバルキャンプ(第12回)を2泊3日で開催しました。

今回も、宇宙航空研究開発機構(JAXA、コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース)、(公財)関西文化学術研究都市推進機構、(株)けいはんなの協賛、生駒市ならびに精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会の御後援を得て素晴らしいキャンプを開催することができました。
「けいはんな国際中学生キャンプ」の主旨は「グローバルな視点を持ち、明日の世界を力強く生きるために、中学生が考えるべきことは何だろう?」です。「グローバル化とは、異文化を尊重しながら自らの主体性を保ち、自国の文化を語れる人間力を備えることです。語学力も大切ですが、話の中身を豊かなものにすることがもっと大切。」に気付いてもらう機会になればと思っています。

写真1 20名のキャンパーが参加してくれました。プラザビル横の木陰で記念写真

今回はお盆に重なる日程でしたが、20名のキャンパーたちが集まってくれました。カウンセラーは6名の皆様が参加してくれました。生駒市ALTのJoachim 先生(ヨアヒム、ドイツ)、Dan先生(ダン、カナダ国籍・カメルーン母国)をはじめ、京大留学中のDesi(デシ、ブルガリア)、同志社大留学中のMarwa(マルワ、レバノン)、ソルボンヌ大学生のKaoru(カオル、フランス在住の日系の方)と今回特別参加のKie (竹本 季永) の皆様でした。今回も素晴しいカウンセラーのお蔭で、キャンパーはそれぞれ貴重な体験ができたと思います

写真2 “キャンパー自己紹介” 自分のPRを書いた画用紙を持って

みんな緊張の中にも大いに盛り上がったところで、「キャンパーの自己紹介」をしました。自分のPRを書き込んだ画用紙1枚と、持参した好きな本や漫画などを紹介しました。毎回のことですが、これでみんなの気持ちをぐっと近づけることができました。

写真3 カウンセラーの“お国自慢”、みんな興味津々


次にカウンセラーの「自己紹介・お国自慢」として、カウンセラーから、お国の地理・歴史・風俗・習慣などを紹介してもらいました。まずヨアヒム先生がいつもの様に本を片手に、スライドも使わずドイツの素晴らしさを紹介してくれました。続いて、マルワさんが綺麗なスライドを使ってレバノンを紹介してくれました。
ここで夕食です。けいはんなプラザのレストラン“ラ・セーヌ”で、美味しく、楽しいひと時を過ごしました。夕食後、続けて2人のカウンセラーからの「自己紹介・お国自慢」です。デシさんとカオルさんが、それぞれブルガリアとフランスの紹介をしてくれました。素晴らしいスライドを見ながら、皆さん、初めてのお国の様子や、美味しいお料理の数々を見て、さっそく異文化の世界を感じることができたようです。
1日目の最後のプログラムは、カウンセラーからいろいろな話を直接聞ける「ラウンド・テーブル」①です。キャンパー達は4つのグループに分かれて、各テーブルのカウンセラー達と膝をまじえて、いろいろ質問したり話を聞きました。
今回はキャンプの主題として「ことばと文字」を取り上げましたが、ラウンド・テーブルでは特に「諺(ことわざ)」をテーマに、みんなで議論しました。もちろんテーマにこだわらず、幅広く話を聞いたり、質問したりしました。留学生たちの留学の動機や将来の夢なども聞くことができて、キャンパー達にも「グローバル」を意識する良いきっかけになったと思います。 

21:30頃まで熱心にカウンセラーに質問したり、話を聞いたりして第1日のプログラムが終了し、皆さんホテルに戻ってそれぞれ楽しい時間を過ごしました。

第2日目、少し朝寝坊する人もいましたが、プラザの食堂“ライン”で楽しく朝食をしました。朝食後は、プラザビルの横の木陰で全員の記念写真(前出の写真1)を撮りました。

写真4 カウンセラーと楽しくラウンド・テーブル


2日目の最初のプログラムは、昨晩に続けて「ラウンド・テーブル」②です。次々にカウンセラーのテーブルを廻って、最終的に全てのカウンセラーと親しく話をすることができました。テーブル毎に大いに盛り上がって、初めての参加で、英語に不慣れなキャンパー達にとって貴重な体験になった様です。
その後、カウンセラーの「自己紹介・お国自慢」の最後として、このキャンプ初参加のダンさんから、母国のカメルーンの話をたっぷり聞かせてもらいました。ダンさんはプロのバレーボール選手でもあった方で、その長身(196cm)で、キャンパーの頭上から響き渡る声で迫力たっぷりのお国自慢でした。生活、文化や環境の違い、スケールの大きさに、またまた皆びっくりでした。

写真5 長身のダンさんから“カメルーンのお国自慢”


午前中最後のプログラムは、「ワークショップⅠ」の①回目です。竹本さんが、分かりやすく楽しくまとめて頂いたスライド『100人の村』を見ながら、“グローバル”の意味を身近に考えてもらいました。その後、いつもの様に“100人の村”の話をテーマに、スタッフの竹本さんが用意した道具を使って、ゲーム感覚でこの地球に住む世界中の人々のこと、人口や言語や宗教や文化、それに環境や資源などについて考えました。キャンパーにとって“100人の村”は“グローバル”を意識して考えたとき、非常に分り易く参考になったと思います。

美味しいお弁当の昼食後、「ワークショップⅡ」として、今回は、NICT(国立 情報通信研究機構) の島津浩哲先生から『最近の宇宙科学の進展』と題して、広く宇宙全般の話をして頂きました。キャンパー達は興味をもって聞きました。「宇宙の果てはどうなっているのですか?」など、先生が研究中の核心に迫る質問もあり、関心の高さが分りました。“グローバル”を超える“グローバル”な話題でキャンパーにも大いに刺激になった様です。

写真6 “最近の宇宙科学の進展”を島津先生(NICT)から


講義の後、少し休憩をして次のプログラム「ワークショップⅠ」② に移りました。今回のメインテーマ『ことばと文字』ですが、キャンパーに主題を考えてもらいやすいように、まずスタッフの吉永から“話ことばと文字”について、ポイントをスライドで紹介しました。続けて、関連話題として、今回特別参加頂いた船見先生(伊賀市在住の日本語教師)から、“やさしい日本語”を本当に面白くお話し頂き、キャンパーも大喜びでした。

ここでラウンドロビン形式の4グループに分かれ、『ことばと文字』に関連して提示した課題のいくつかから、テーマを選択して議論した内容を模造紙にまとめてもらいました。例えば“英語は国際語か?”などのテーマについて、「賛成」・「反対」⇒「私たちの考え」へと皆でディスカッションし、Y-Chart方式でまとめました。キャンパーにとっては、多少難しかったけれど、日頃なかなか気がつかない大切な問題を考えるきっかけになったようです。最終日のグループ発表に向けて、熱心に議論し、立派な発表用の“まとめの模造紙”が完成しました。


写真7 “ラ・セーヌ”での美味しい夕食


夕食は レストラン“ラ・セーヌ”で、みんな仲良く楽しく頂きました。夜の部は明日の発表会に向けて、パソコンをにらみながら「キャンプの感想」や「将来の夢」などについて自分の考えをPower Pointにまとめ、時間がかかったけれど皆さん上手に仕上げました。

第3日目は、朝一番に「ワークショップⅠ」のまとめとして、昨日作った模造紙「ことばと文字」を使って上手にGr発表しました。グループごとに創意工夫がみられ、非常に充実した時間になりました。また続けて、「100人の村」の詩を朗読してもらい、地球に住むという意味を考え直すことができたと思います。最後に前回同様、その思いを含めて今回の感想を自分宛ての手紙にしました。後日キャンパー自身に届くと思いますので楽しみです。

写真8  Y-Chartを使ってグループ発表、大成功 !



キャンプ最後のプログラムは、各自が昨晩遅くまで、かかって完成したPower Pointを使って、みんなに“プレゼン”する時間です。今回は中学1年生から、シニアメンバーの高校2年生まで全員がそれぞれ工夫して個人発表しました。皆さんそれぞれのレベルにあった素晴らしい発表でした。一緒に聴いて頂いた保護者の皆様にも、印象深い発表会だったと思います。

写真9 カウンセラーから全員修了証を頂きました


閉会式では、カウンセラーからそれぞれ修了証を授与されました。キャンパーの笑顔が素晴らしかったです。サインを交換したり、記念写真撮ったりして素晴らしいフェアウェルパーティーを最後に今回のキャンプが終了しました。


写真10 名残惜しいけど、じゃーまた !


第23回けいはんな子ども科学キャンプ開催

2017年08月19日 | 活動報告

けいはんな文化学術協会は2017年度1回目の「第23回けいはんな子ども科学キャンプ」を参加者30名、7月29日、30日、31日の2泊3日 けいはんなプラザラボ棟3階の実験室及びけいはんなホテルで開催しました。


この事業は京都府地域力再生プロジェクトのご支援を頂き
協賛 :京都大学地域連携教育研究推進ユニット (公財)関西文化学術研究推進機構
(株)けいはんな
後援 :JAXA(宇宙航空研究開発機構) 精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会
のご協力のお蔭をもちまして今回23回目(年2~3回開催)を迎えました。



指導者としては当協会のスタッフ13名に加え京都大学医学部大学院、滋賀医大大学院、奈良先端科学技術大学院大学から外国人留学生8人(それぞれ出身はブルガリア、スーダン、パラグァイ、エジプト、マダガスカル、チュニジア、バーレーン、リビア)が参加しました。

第一日目は正午から保護者同伴で開会式を開催。
当協会理事長からPISAの話があり、このキャンプは日常生活において目にする現象になぜ?どうして?と科学の基本に目をむける習慣を育む機会であることについてお話ししました。その後キャンプのオリエンテーションとホテルの部屋を親子で確認しました。


その後3階の実験室に移動し1コマ目
実験①「吹奏楽器を作り、音を見よう」で楽器が音を響かせる時の科学を学びました。


この時間はキャンプの最初の実験でぺアレンツタイムとし、保護者の皆様に参観して頂きました。スタッフ一同大変嬉しく思いましたのは90分の実験時間ほとんど全員最後までご参加いただいたことです。


実験②「どうして天気は変わるのだろう」です。
どうして変わるかを詳しく説明していただきその後実験で確かめました。


その後天の川に移動し、カウンセラー達のお国紹介が始まりました。まず南米のパラグァイ出身のJuan からスペインに征服されるまでに、もともと住んでいたグアラニー人とは今でもお互いに良い関係を保っていて言語も宗教も両方が上手く調和しています。
次にMahmoud がエジプトの紹介をして下さいました。おなじみの5千年前の遺産、ピラミッドやルクソールの話に加えて産業や生活についてお話を聞きました。たくさん質問もしました。またSteff のマダガスカル紹介でアフリカの近くにあるけれどアフリカから分かれて出来た国でないこと知りました。いろいろ珍しい話で興味深かったです。


夕方6時から待ちに待ったホテルのレストラン ラ・セーヌでビュッフェスタイルの夕食です。
サラダ、ピザ、八宝菜、パンプキンコロッケ、から揚げ、焼きそば、カレー、炒飯、ハンバーグ、お蕎麦、茶わん蒸し、お好み焼、タコ焼き、プチケーキを何種類も、白玉団子、ジュース類、果物(スイカ、オレンジ、グレープフルーツ、パイナップルなど)でおなか一杯頂きました。


夕食後は実験③「波のお話とドップラー効果」の実験
① の実験で学習したことを日常の生活でみられる現象、救急車のサイレンからさらに音は波であることを実験を交えて理解しました。


8時30分、全員疲れも見せず元気にホテルの部屋へ移動しました。スタッフは就寝時間までに各部屋を2回、3回廻って困っていることがないか尋ねました。


二日目30日6時半に起床し7時からレストラン「ライン」で全員そろって朝食。和食と洋食充実したメニューで親しくなった友人達と楽しく頂きました。
朝食後ホテル前で集合写真の撮影をして実験室へ移動しました。


実験④「のぞいてみようゾル・ゲルの世界」の実験をしました。
日頃目にするお豆腐やゼリーが化学的、物理的にはどのような仕組みでできるのかを調べました。



次の時間は実験➄「プラ板の秘密」プラスチックで高分子を学び化学的な仕組みを学びました。そしてプラ板を作成しておみやげにしました。
その後「天の川」に移動してレストラン特製のお弁当を楽しく頂きました。


次はこのキャンプの他では出来ない体験プログラム「ラウンドロビン」が始まります。これは5人ずつ6つのグループに分かれて担当の外国人留学生の指導でテーブルを順番に巡回して実験します。6回ですべての実験を体験します。
⑥「顕微鏡試料の作成と観察」
自分で実際にプレパラートを作る。自分で顕微鏡の操作を実践する。この二つを必ずできるようになることです。次に顕微鏡で見えたものは実際にはどれぐらいの大きさのものなのかを認識することです。科学は目で見えない微小なものや巨大なものを探索する楽しみであることを学びました。


⑦「光が持つ性質:偏光とは何?」では光の進む方向について観察するためのいろいろな実験をしました。偏光板やテレビ石も観察しました。


⑧「食べ物のpH、糖度、塩分を測定してみよう」では日常食べたり飲んだりしている食べ物にそれぞれどれぐらい含まれているか測定器を使って測ってみました。またこれらの測定値はどのように利用されているか、それぞれにどんな意味があるか話し合いました。


⑨「電気抵抗と温度の関係」
マルチメーターを使って金属と半導体の電気抵抗値を比較しました。グラフに記入して話し合いました。


⑩「赤色はなぜ赤く見える?」の実験では吸収スペクトルの測定器を使用して観察。自分で資料を作って測定しました。グラフのデータでいろいろ話し合いました。


⑪「表面張力の不思議」日頃表面張力は水蓮やサトイモの葉にできた水滴で見かけます。表面張力とは何だろうか。表面張力と多面体の関係について学びました。一円玉をいくつ水面に浮かせることができるか競争しました。水銀ではどうかについても学びました。

以上⑥~⑪は2日目午後と3日目10時まで続きました。

6時から昨日と同じホテルのラ・セーヌで楽しく夕食を頂きました。


その後「天の川」で4人のカウンセラーのお国紹介がありました。まずHibaからスーダンの紹介でニュースで見ているスーダンとは異なった印象でした。次にチーフカウンセラーのDesiからヨーグルトでおなじみのブルガリアの紹介です。次にEbi は私達が普段から耳にしないバーレーンの紹介です。小さな島国で石油の産出国でした。最後のMahdiは北アフリカの国チュニジアの紹介です。意外に私達の食卓に出る食品でお世話になっていたりしました。

長い、長い一日でしたが誰もダウンすることなくホテルに帰って休みました。


最終日は6時20分に起床してチェックアウトの準備をして昨日同様1階のレストラン、ラインで朝食をおなか一杯戴き、実験室に移動しました。


全部の実験を終了して、最後の実験について担当のカウンセラーとグループの5人で実験についてまとめたりディスカッションした内容などを発表出来るように考えました。
11時半から12時まで保護者やスタッフ一同の前で一人一人1分間発表しました。


このキャンプは山城教育局主催のサイエンスラリーに参加していますので山城教育局から教育長の沖田吾伝様と田中英行指導主事が見学に来訪されました。



その後修了式。ひとりひとりグループ担当のカウンセラーから修了証が手渡されました。またカウンセラー達から一緒に過ごしたキャンパーについて感じたことを発表してもらいました
彼らは皆子供たちから活発な質問があったこと、聡明で、好奇心いっぱいで素晴らしい子供達と過ごせて何より自分たち自身がよい経験になったとコメントしました。

事故や病人もなくみんな元気に楽しくキャンプを成功できました事に感謝!です。





第11回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催

2017年05月25日 | 活動報告

この3月31日(金)から4月2日(日)にかけて、「けいはんな文化学術協会」では中学生のためのグローバルキャンプ(第11回)を2泊3日で開催しました。

前回同様、宇宙航空研究開発機構(JAXA、コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース)、(公財)関西文化学術研究都市推進機構、(株)けいはんなの協賛、生駒市ならびに精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会の御後援を得て素晴らしいキャンプを開催することができました。

「けいはんな国際中学生キャンプ」の主旨は「グローバルな視点を持ち、明日の世界を力強く生きるために、中学生が考えるべきことは何だろう?」です。「グローバル化とは、異文化を尊重しながら自らの主体性を保ち、自国の文化を語れる人間力を備えることです。語学力も大切ですが、話の中身を豊かなものにすることがもっと大切。」に気付いてもらう機会になればと思っています。

26名のキャンパーが参加してくれました。プラザビル広場の日時計前で記念写真


今回も26名のキャンパーたちが集まってくれました。カウンセラーは7名の皆様が参加してくれました。生駒市ALTのJoachim 先生(ヨアヒム、ドイツ)をはじめ、京大留学中のHiba (ヒバ、スーダン)、Desi(デシ、ハンガリー)、Salamata(サラマタ、ギニア)、Sufian(スフィアン、リビア)、同志社大留学中のMarwa(マルワ、レバノン)、さらに留学OBで枚方の会社で勤務中のSteph(シュテフ、マダガスカル)の皆様でした。今回も素晴しいカウンセラーのお蔭で、キャンパーはそれぞれ貴重な体験ができたと思います

第1日目は保護者の皆様にも参加頂いた開会式、オリエンテーションの後、ホテルのチェックインを済ませ、天の川会場に戻って、さっそくJoachim先生のリードで「ホットポテトゲーム」をしました。“マスコット”を手渡されたキャンパーは罰ゲームとして、“Joachim英語の特訓”を受けるのです。


“ホットポテトゲーム” でリラックス


みんな緊張の中にも大いに盛り上がったところで、「キャンパーの自己紹介」をしました。自分のPRを書き込んだ画用紙1枚と、持参した好きな本や漫画などを紹介しました。毎回のことですが、これでみんなの気持ちをぐっと近づけることができます。



カウンセラーの“お国自慢”、みんな興味津々


次にカウンセラーの「自己紹介・お国自慢」として、カウンセラーから、お国の地理・歴史・風俗・習慣などを紹介してもらいました。まずヨアヒム先生がいつもの様に本を片手に、スライドも使わずドイツの素晴らしさを紹介してくれました。
けいはんなプラザのレストランでの美味しく、楽しい夕食を終えて、続けて3人のカウンセラーからの「自己紹介・お国自慢」です。素晴らしいスライドを見ながら、皆さん、初めて聞くお国の様子に、さっそく異文化の世界を感じて驚きました。


カウンセラーと楽しくラウンド・テーブル


1日目の最後のプログラムは、カウンセラーからいろいろな話を直接聞ける「ラウンド・テーブル」①です。キャンパー達は6つのグループに分かれて、各テーブルのカウンセラー達と膝をまじえて、いろいろ質問したり話を聞きました。
今回はキャンプの主題として「ことばと文化」を取り上げましたが、ラウンド・テーブルでは特に「ことわざ」をテーマに、みんなで議論しました。もちろんテーマにこだわらず、幅広く話を聞いたり、質問したりしました。留学生たちの留学の動機や将来の夢なども聞くことができて、キャンパー達にも「グローバル」を意識する良いきっかけになったと思います。 
21:30頃まで熱心にカウンセラーに質問したり、話を聞いたりして第1日のプログラムが終了し、皆さんホテルに戻ってそれぞれ楽しい時間を過ごしました。


第2日目、みんな朝寝坊することもなく、プラザの食堂“ライン”で楽しく朝食をしました。朝食後は、プラザの広場で春の薄曇りの中、けいはんなプラザ広場の大きな日時計の前で全員の記念写真を撮りました。
2日目の最初のプログラムは、昨晩に続けて「ラウンド・テーブル」②です。次々にカウンセラーのテーブルを廻って、最終的に全てのカウンセラーと親しく話をすることができました。テーブル毎に大いに盛り上がって、初めての参加で、英語に不慣れなキャンパー達にとって貴重な体験になった様です。
続けて昼食までの1時間半、残りの3人のカウンセラーから「自己紹介・お国自慢」をたっぷり聞かせてもらいました。たまたま、リビア・ギニア・マダガスカルとアフリカ大陸特集となり、生活、文化や環境の違い、スケールの大きさに、またまた皆びっくりでした。
美味しいお弁当の昼食後、「ワークショップⅡ」として、今回の主題「ことばと文化」に関連して、「奈良アイルランド語研究会」でご活躍されている荒木先生から“アイルランドの民話”と、お仲間の佐藤さま、稲実さまから“昔ばなし”をお話し頂きました。神話や民話、昔話って何だろう、キャンパー達にとって大いに刺激になった様に思われます。



アイルランドの民話”を荒木先生から


講義の後、少し休憩をして次のプログラム「ワークショップⅠ」に移りました。いつもの様に“100人の村”の話をテーマに、スタッフの竹本さんが用意した道具を使って、ゲーム感覚でこの地球に住む世界中の人々のこと、人口や言語や宗教や文化、それに環境や資源などについて考えました。キャンパーにとって“100人の村”は“グローバル”を意識し、考えるとき、非常に分り易く参考になると思います。

“ことばと文化” について皆で考えた


今回のメインテーマ『ことばと文化』について、ラウンド・テーブルでも議論してきましたが、ここで6グループに議論した内容を模造紙にまとめてもらいました。グループごとに、例えば“英語は国際語か?”などのテーマについて、「賛成」・「反対」⇒「私たちの考え」へと皆でディスカッションし、Y-Chart方式でまとめました。キャンパーにとっては、多少難しかったけれど、日頃なかなか気がつかない大切な問題を考えるきっかけになったようです。最終日のグループ発表に向けて、熱心に議論し、立派な発表用の“まとめの模造紙”が完成しました。


ラ・セーヌ”での美味しい夕食


夕食は レストラン“ラ・セーヌ”で、みんな仲良く楽しく頂きました。夜の部は明日の発表会に向けて、パソコンをにらみながら「キャンプの感想」や「将来の夢」などについて自分の考えをPower Pointにまとめ、時間がかかったけれど皆さん上手に仕上げました。

第3日目は、朝一番に「ワークショップⅠ」のまとめとして、昨日作った模造紙「ことばと文化」を使って上手にGr発表しました。グループごとに創意工夫がみられ、非常に充実した時間になりました。また続けて、「100人の村」の詩を朗読してもらい、地球に住むという意味を考え直すことができたと思います。最後に前回同様、その思いを含めて今回の感想を自分宛ての手紙にしました。後日キャンパー自身に届くと思いますので楽しみです。


Y-Chartを使ってグループ発表、大成功 !


キャンプ最後のプログラムは、各自が昨晩遅くまでかかって完成したPower Pointを使って、みんなに“プレゼン”する時間です。今回は1年生から3年生まで全員が個人発表しました。皆さんそれぞれのレベルにあった素晴らしい発表でした。一緒に聴いて頂いた保護者の皆様にも、印象深い発表会だったと思います。

カウンセラーから全員修了証を頂きました


閉会式では、カウンセラーからそれぞれ修了証を授与されました。キャンパーの笑顔が素晴らしかったです。サインを交換したり、記念写真撮ったりして素晴らしいフェアウェルパーティーを最後に今回のキャンプが終了しました。

名残惜しいけど、じゃーまた !


第11回「けいはんな国際中学生キャンプ」を無事終えることができました。1年から3年の中学生が皆さん仲良く交流して、得られることも多かったのではと思います。是非、次回も大勢のキャンパーが参加してくれることを期待しています。 
参加者の皆さん、保護者の皆様、そして留学生や外国人先生のカウンセラーの皆様、関係者の皆様にスタッフ一同感謝です。
-了-