けいはんな文化学術協会ブログ

私達は2001年6月に認証されたNPO法人でけいはんな文化学術協会と称します。

第2回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催

2013年09月24日 | 活動報告
「けいはんな文化学術協会」は好評であった昨年12月の第1回に続いて第2回中学生のためのグローバルキャンプを8月9日から8月11日の2泊3日で開催しました。

 開会式みんな少し緊張気味


今回は初めて京都府立大学の地域貢献プログラム(ACTR)との共催として行うとともに、前回同様(公財)関西文化学術研究都市推進機構、(株)けいはんなの協賛及び生駒市ならびに精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会の御後援を得て素晴らしいキャンプを開催することができました。

このKeihanna Global Camp 2013「けいはんな国際中学生キャンプ」の主旨は「グローバルな視点を持ち、明日の世界を力強く生きるために中学生が考えるべきことは何だろう?」です。英語のタイトル“Explore the Invisible; Feel, Touch and Explore the World” の通り、昼間の星は見えないが、存在しないわけではない。目に見えるデータだけで思考し、行動してはいけない。いろいろなデータを統合して、新しい知を生み出せるような総合的な人間力を涵養して欲しい。「グローバル化とは、異文化を尊重しながら自らのアイデンティティーを保ち、自国の文化を語れる人間力を備えることです。語学力も大切だが、外国語を使って語るに足ることを自らの中に持つことが大切なのです。」に気付いてもらうよい機会となったと思います。

発表したり聞いたり、和気あいあい


今回は13名のキャンパーが集まりました。前回より少し増えましたが、募集定員の25名に対してはまだまだ少なかったです。その分キャンパーはゆっくり過ごすことができたと思います。留学生カウンセラーはVictor(ビクター、ロシア、Chief Counselor)、Tharaka(タラ、スリランカ)、Lina(リーナ、シリア)、Dewi(デウィ、インドネシア)、Zizo(ジーゾ、リビア)、Ricardo(リカルド、グァテマラ)と世界の6か国から参加してくれました。皆さん周到な準備と臨機応変の対応で大いに盛り上がりました。また、今回は特別講師として京都府立大学生命科学研究科の織田昌幸准教授と、カウンセラーとして大学院生の小道信孝さんと稲葉理美さんの2名の方がACTRプログラムのメンバーとして参加して下さいました。皆さんの協力で期待以上の成果がありました。

美味しそうなものがいっぱい!


 第1日目は親子で参加していただいた開会式、オリエンテーションの後、ホテルのチェックインを済ませ、最初のプログラムとして、6人の留学生のうちまず3人のカウンセラーから「自己紹介・お国自慢」を紹介してもらいました。初めて聞く外国の様子にみんな驚いたり感心したり興味深い時間でした。次のプログラムは「ブレイン・トレーニング」で、まずチーフカウンセラーが「100人の村の話し」として、デモを交えて世界の人口や言語や宗教や文化について説明してくれました。

楽しく留学生さんと


第2日目は、まず前日紹介できなかった残りのカウンセラー3人から「お国自慢」の続きを聞きました。前日同様キャンパー達には珍しい話に大いに興味を持ちました。次に、ACTR「生命科学の話し③」として、京都府立大の2名のカウンセラーにリードしてもらいながら、前日の生命体のエネルギーの話しを更に深めることができました。太陽エネルギーの恩恵で物質が循環して生命が維持されているなど、自然のメカニズムの神秘に触れることができました。午前中の最後に「100人の村の話し」のまとめとして素晴らしい詩を皆で読み、地球に住むという意味を考えました。午後、キャンパー達は3つのグループに分かれ、「世界の中学生・学校制度」「留学」「みんなの将来」の3つのテーマについてそれぞれ担当のカウンセラーグループを訪ねて詳しく話を聞き、積極的にディスカッションすることができました。どこの国も教育を大切にしていることや、留学生たちの留学の動機や将来の計画も聞くことができて、キャンパー達もいろいろ考える機会になったと思います。

留学生カウンセラーの話 興味津々


夕食はけいはんなホテルのレストランラ・セーヌでみんな仲良く話をしながら戴きました。夕食後、明日の発表会に向けて、Power Pointを使って「キャンプの感想」や「将来の夢」などについて自分の考えをまとめました。

第3日目は昨晩作ったPower Pointをみんなに披露しました。ご覧いただいたご父兄にも印象深い発表会になったと思います。閉会式では修了証をカウンセラーから授与されとてもいい雰囲気でした。サインを交換したり、記念写真撮ったりして素晴らしいフェアウェルパーティーを最後に今回のキャンプが終了しました。

国を超えて親しく


 第2回「けいはんな国際中学生キャンプ」も素晴らしい内容だったと思います。是非次回も大勢のキャンパーが参加してくれることを期待しています。参加者の皆さん、ご父兄、そして留学生カウンセラーの皆さん、京都府立大ACTR関係者の皆様にスタッフ一同感謝です。

また参加したい!