けいはんな文化学術協会ブログ

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第3回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催

2014年01月30日 | 活動報告
第3回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催

「けいはんな文化学術協会」はH25年8月の第2回に続いて、12月21日(土)から12月23日(月)に第3回中学生のためのグローバルキャンプを2泊3日で開催しました。

今回も京都府立大学の地域貢献プログラム(ACTR)との共催として行うとともに、前回同様(公財)関西文化学術研究都市推進機構、(株)けいはんなの協賛及び生駒市ならびに精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会の御後援を得て素晴らしいキャンプを開催することができました。



このKeihanna Global Camp 2013「けいはんな国際中学生キャンプ」の主旨は「グローバルな視点を持ち、明日の世界を力強く生きるために、中学生が考えるべきことは何だろう?」です。昼間の星は見えないが、存在しないわけではない。目に見えるデータだけで考え、行動してはいけない。いろいろな情報や知識を統合して、新しい知を生み出せるような総合的な人間力を涵養することが大切です。「グローバル化とは、異文化を尊重しながら自らの主体性を保ち、自国の文化を語れる人間力を備えることです。語学力も大切だが、外国語を使って語るに足ることを自らの中に持つことがもっと重要です。」に気付いてもらう良い機会となったと思います。

今回は19名のキャンパーが集まりました。前回よりさらにメンバーが増えました。留学生カウンセラーはTharaka (タラ、スリランカ、Chief Counselor)、Lina(リーナ、シリア)、Zizo(ジーゾ、リビア)、Demet (デメット、フランス)、Jorge(ホルヘ、メキシコ)と世界の5か国から参加してくれました。初日には前回の夏キャンプChief CounselorのVictor(ビクター、ロシア)が特別参加してくれました。再会したリピータは皆な大喜びでした。また、ACTRプログラムとして京都府立大学大学院生生命科学研究科の稲葉理美さんと元木祥子さんが、カウンセラーとして参加して下さいました。皆さんの協力で期待以上の成果がありました。




第1日目は親子で参加していただいた開会式、オリエンテーションの後、ホテルのチェックインを済ませ、最初のプログラムとして、5人の留学生のうちまず2人のカウンセラーから「自己紹介・お国自慢」を紹介してもらいました。めずらしい各国の様子にみんな驚いたり感心したり興味深い時間でした。次のプログラムに入る前に、早くみんなが打ち解けて欲しいということで、Tharakaさんの提案「アイスブレーキングゲーム」をしました。細長い棒をキャンパー全員で上げ下げする簡単なゲームでしたが、楽しくてみんな大喜びでした。落ち着いたところで「キャンパーの自己紹介」をしました。自分のPRを書きこんだ画用紙1枚と持参した好きな本や漫画などを使って皆さん上手に自己紹介しました。これでみんなの気持ちがぐっと近づきお互いキャンプ仲間になりました。




けいはんなプラザのレストランでの楽しい夕食の後、「100人の村の話し」として、世界の人口や言語や宗教や文化、それに環境や資源などいろいろ考えてみました。簡単なゲームを交え、実際に体を動かして考えたので、この地球上に住む人類のことをよく理解できたと思います。第1日のプログラムが終了し、ホテルに移動してそれぞれ楽しく時間を過ごしました。

第2日目、まず午前中のACTRプログラムでは、京都府立大の2名のカウンセラーのリードで「地球温暖化と気候変動」を取り上げてディスカッションしました。話を聞きDVDを見て、その後グループに分かれて、これからどうすればよいかを検討して、皆の意見を発表しました。迫力ある映像や分かり易い解説で温暖化と気候変動について様々な角度から検討することができたと思います。




午後は、昨日に続きカウンセラーの「自己紹介・お国自慢」を3人の留学生から聞きました。リビア、フランス、メキシコの珍しい話しが聞けてみんな大喜びでした。続いてこのキャンプの目玉の一つ「ラウンド・テーブル」です。キャンパー達は2つのグループに分かれて、各カウンセラーグループから「世界の中学生・学校制度」「留学」「みんなの将来」や「グローバル」などについて話を聞き、積極的にディスカッションすることができました。どこの国も教育を大切にしていることや、留学生たちの留学の動機や将来の計画も聞くことができて、キャンパー達にも「グローバル」を意識する良いきっかけになったと思います。
夕食は “ライン”でみんな仲良く話をしながらおいしく頂きました。夕食後、明日の発表会に向けて、パソコンをにらみながら「キャンプの感想」や「将来の夢」などについて自分の考えをPower Pointにまとめました。みんなしっかり上手にできました。




第3日目は、まず朝一番に「100人の村の話し」のまとめとして皆で素晴らしい詩を読み、地球に住むという意味を考えました。また、今回初めての試みとして、その思いを自分あての手紙として書いてみました。後日キャンパー自身に届くと思いますが楽しみです。その後、いよいよキャンプのまとめとして、昨晩作ったPower Pointをみんなに披露しました。ご覧いただいたご保護者の皆様にも、前回にも増して印象深い発表会になったと思います。
閉会式ではカウンセラーから修了証をそれぞれ授与され、とてもいい雰囲気でした。サインを交換したり、記念写真撮ったりして素晴らしいフェアウェルパーティーを最後に今回のキャンプが終了しました。

 第3回「けいはんな国際中学生キャンプ」も素晴らしい内容だったと思います。是非次回も大勢のキャンパーが参加してくれることを期待しています。参加者の皆さん、保護者の皆様、そして留学生カウンセラーの皆さん、京都府立大ACTR関係者の皆様にスタッフ一同感謝です。