第14回「けいはんな国際中学生キャンプ」開催
キャンパー・カウンセラー全員プラザビル広場で記念写真
この8月3日(金)から8月5日(日)にかけて、「けいはんな文化学術協会」では中学生のためのグローバルキャンプ(第14回)を2泊3日で開催しました。
今回も、宇宙航空研究開発機構(JAXA、コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース)、(公財)関西文化学術研究都市推進機構、(株)けいはんなの協賛、生駒市ならびに精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会の御後援を得て素晴らしいキャンプを開催することができました。
「けいはんな国際中学生キャンプ」の主旨は「グローバルな視点を持ち、明日の世界を力強く生きるために、中学生が考えるべきことは何だろう?」です。「グローバル化とは、異文化を尊重しながら自らの主体性を保ち、自国の文化を語れる人間力を備えることです。語学力も大切ですが、話の中身を豊かなものにすることがもっと大切 」に気付いてもらう機会になればと思っています。
今回は8月早々の学校の行事と重なり、いつもに比べて少なかったですが、13名のキャンパーたちが集まってくれました。外国のカウンセラーは3名の皆様が参加してくれました。生駒市ALTのJoachim 先生(ヨアヒム、ドイツ)、Dan先生(ダン、カナダ国籍・カメルーン母国)と、このキャンプ立ち上げの大ベテランVictorさん(ビクター、ロシア、京大OB・現開智国際大学(千葉・柏市)准教授)が、久しぶりに遠方より特別参加してくれました。また、前回に続けてキャンパーOBのNao(藤田 奈緒) さんを入れて全員で4名の皆様でした。今回も素晴しいカウンセラーのお蔭で、キャンパーはそれぞれ貴重な体験ができたと思います
初日、いつものようにJoachim先生のイントロダクションゲームで、みなさんの緊張をほぐしてもらったところで、「キャンパーの自己紹介」をしました。自分のPRを書き込んだ画用紙1枚と、持参した好きな本や漫画などを紹介しました。毎回のことですが、これでみんなの気持ちがぐっと近づきます。
次にカウンセラーの「自己紹介・お国自慢」ですが、まずJoachim先生がいつもの様に素晴らしいドイツを紹介してくれました。豊かな食べ物や、ドイツの著名な人物のベートーベンやアインシュタインなどのスライドを見て、キャンパーからは早速ジャガイモやマルチン・ルッターって誰?など質問しました。
ここで夕食です。けいはんなプラザのレストラン“星陽亭”(今回からお店が変わりました)で、美味しく、楽しいひと時を過ごしました。
夕食後、Dan先生からの「自己紹介・お国自慢」です。国籍のあるカナダと母国カメルーンの紹介をしてくれました。カメルーンの凄い自然と、美味しそうな料理の映像を見て、みんな大喜びでした。次々手を挙げて、料理について質問しました。
1日目の最後のプログラムは、カウンセラーからいろいろな話を直接聞ける「ラウンド・テーブル」(1回目)です。キャンパー達は3グループに分かれて、各テーブルのカウンセラー達と膝をまじえて、いろいろ質問したり話を聞きました。
今回はキャンプの主題として「AI(人工知能)」や「日本の文化」を取り上げましたが、ラウンド・テーブルでは特に「Japanese Culture」をテーマに、みんなで議論しました。もちろんテーマにこだわらず、幅広く話を聞いたり、質問したりしました。海外のこと、海外から見た日本のこと、日本に来た動機や将来の夢なども聞くことができて、キャンパー達にも「グローバル」を意識する良いきっかけになったと思います。
21:30頃まで熱心にカウンセラーに質問したり、話を聞いたりして第1日目のプログラムを終了し、皆さんホテルに戻ってそれぞれ楽しい時間を過ごしました。
第2日目、少し朝寝坊する人もいましたが、プラザの食堂“星陽亭”で元気いっぱい朝食をしました。朝食後は、プラザビル前の広場で、まぶしい朝陽を受けながら全員の記念写真(前出の写真1)を撮りました。
2日目の最初のプログラムは、昨晩に続けて「ラウンド・テーブル」(その2)です。カウンセラーのテーブルを廻って、最終的に全てのカウンセラーと親しく話をすることができました。テーブル毎に大いに盛り上がって、初めての参加で、英語に不慣れなキャンパー達にとって貴重な体験になった様です。
その後、カウンセラーの「自己紹介・お国自慢」の最後として、Victorさんから、久しぶりにロシアの話をたっぷり聞かせてもらいました。最後は、藤田奈緒(Nao)さんがこのキャンプの卒業生として、後輩たちに訪問した世界のすばらしさを紹介してくれました。キャンパーの皆にも大いに刺激になったようです。
午前中最後のプログラムは、「ワークショップⅠ」の1回目です。まず、竹本さんのリードで、『100人の村』の詩に沿って、地球全体を100人の村に縮めたらどうなるか、ゲーム感覚で体験してみました。ひもを使ったアジア、アフリカ、オセアニア、アメリカなど各地域の人口密度や食料の多寡など実感できたようです。
美味しいお弁当の昼食後、今回の「ワークショップⅡ」として、けいはんなキャンプスタッフの吉永と木村先生が担当して、『AI』について考えてみました。
“AIロボットVS人間”の短編映画を見て、『AI』を少し考えた
『AI』は『人工知能』のことです。中学生にとって少しとっつきにくいテーマですが、身近に“スマホ”がある現代では、どうしても学んでほしいテーマです。吉永が概説した後、木村先生が用意された“AIロボットVS人間”の映画を見て、いろいろ考えてくれたようです。キャンパーにも大いに刺激になったと思います。
講義の後、少し休憩をしましたが、このキャンプで人気の高い“けん玉”ゲームで、キャンパーもカウンセラーも夢中になって楽しみました。
休憩を終わって、次のプログラム「ワークショップⅠ」(2回目)に移りました。ここでラウンド・テーブル形式の3グループに戻り、今回のメインテーマ『AI』に関連した具体的な課題をいくつか提示しました。「AIって何だ?」「AIと人類の将来」「コンピューターはどうなっていくのか?」「きみはAIと友達になれるか?」「自動運転の車に乗りたい?」などからテーマを選択し、議論した内容を模造紙にまとめてもらいました。
選んだテーマについて皆でディスカッションし、Y-Chart方式でまとめました。キャンパーにとっては、多少難しかったけれど、日頃なかなか気がつかない大切な問題を考えるきっかけになったようです。最終日のグループ発表に向けて、熱心に議論し、立派な発表用の“まとめの模造紙”が完成しました。
夕食は レストラン“星陽亭”で、みんな仲良く楽しく頂きました。夜の部は明日の発表会に向けて、パソコンをにらみながら「キャンプの感想」や「将来の夢」などについて自分の考えをPower Pointにまとめ、時間がかかったけれど皆さん上手に仕上げました。
第3日目は、朝一番に「ワークショップⅠ」のまとめとして、昨日作った模造紙“AI”を使って上手にGr発表しました。グループごとに創意工夫がみられ、非常に充実した時間になりました。
また続けて、カウンセラーたちに“If the world were a village of 100 people”の詩を朗読してもらい、地球に住むという意味を考え直すことができたと思います。最後に前回同様、その思いを含めて今回の感想を自分宛ての手紙にしました。後日キャンパー自身に届くと思いますので楽しみです。
キャンプ最後のプログラムは、各自が昨晩遅くまで、かかって完成したPower Pointを使って、みんなに“プレゼン”する時間です。みんながそれぞれ工夫して個人発表しました。皆さんそれぞれ素晴らしい発表でした。一緒に聴いて頂いた保護者の皆様にも、印象深い発表会だったと思います。
閉会式では、カウンセラーから、それぞれ修了証を授与されました。キャンパーの笑顔が素晴らしかったです。サインを交換したり、記念写真撮ったりして素晴らしいフェアウェルパーティーを最後に今回のキャンプが終了しました。
おわり
この8月3日(金)から8月5日(日)にかけて、「けいはんな文化学術協会」では中学生のためのグローバルキャンプ(第14回)を2泊3日で開催しました。
今回も、宇宙航空研究開発機構(JAXA、コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース)、(公財)関西文化学術研究都市推進機構、(株)けいはんなの協賛、生駒市ならびに精華町・木津川市・京田辺市・城陽市・交野市・生駒市の各教育委員会の御後援を得て素晴らしいキャンプを開催することができました。
「けいはんな国際中学生キャンプ」の主旨は「グローバルな視点を持ち、明日の世界を力強く生きるために、中学生が考えるべきことは何だろう?」です。「グローバル化とは、異文化を尊重しながら自らの主体性を保ち、自国の文化を語れる人間力を備えることです。語学力も大切ですが、話の中身を豊かなものにすることがもっと大切 」に気付いてもらう機会になればと思っています。
今回は8月早々の学校の行事と重なり、いつもに比べて少なかったですが、13名のキャンパーたちが集まってくれました。外国のカウンセラーは3名の皆様が参加してくれました。生駒市ALTのJoachim 先生(ヨアヒム、ドイツ)、Dan先生(ダン、カナダ国籍・カメルーン母国)と、このキャンプ立ち上げの大ベテランVictorさん(ビクター、ロシア、京大OB・現開智国際大学(千葉・柏市)准教授)が、久しぶりに遠方より特別参加してくれました。また、前回に続けてキャンパーOBのNao(藤田 奈緒) さんを入れて全員で4名の皆様でした。今回も素晴しいカウンセラーのお蔭で、キャンパーはそれぞれ貴重な体験ができたと思います
Joachim先生のイントロダクションゲーム、みんな楽しそう!
初日、いつものようにJoachim先生のイントロダクションゲームで、みなさんの緊張をほぐしてもらったところで、「キャンパーの自己紹介」をしました。自分のPRを書き込んだ画用紙1枚と、持参した好きな本や漫画などを紹介しました。毎回のことですが、これでみんなの気持ちがぐっと近づきます。
次にカウンセラーの「自己紹介・お国自慢」ですが、まずJoachim先生がいつもの様に素晴らしいドイツを紹介してくれました。豊かな食べ物や、ドイツの著名な人物のベートーベンやアインシュタインなどのスライドを見て、キャンパーからは早速ジャガイモやマルチン・ルッターって誰?など質問しました。
ここで夕食です。けいはんなプラザのレストラン“星陽亭”(今回からお店が変わりました)で、美味しく、楽しいひと時を過ごしました。
“星陽亭”での美味しい夕食
カウンセラーの“お国自慢”、みんな興味津々
夕食後、Dan先生からの「自己紹介・お国自慢」です。国籍のあるカナダと母国カメルーンの紹介をしてくれました。カメルーンの凄い自然と、美味しそうな料理の映像を見て、みんな大喜びでした。次々手を挙げて、料理について質問しました。
1日目の最後のプログラムは、カウンセラーからいろいろな話を直接聞ける「ラウンド・テーブル」(1回目)です。キャンパー達は3グループに分かれて、各テーブルのカウンセラー達と膝をまじえて、いろいろ質問したり話を聞きました。
今回はキャンプの主題として「AI(人工知能)」や「日本の文化」を取り上げましたが、ラウンド・テーブルでは特に「Japanese Culture」をテーマに、みんなで議論しました。もちろんテーマにこだわらず、幅広く話を聞いたり、質問したりしました。海外のこと、海外から見た日本のこと、日本に来た動機や将来の夢なども聞くことができて、キャンパー達にも「グローバル」を意識する良いきっかけになったと思います。
21:30頃まで熱心にカウンセラーに質問したり、話を聞いたりして第1日目のプログラムを終了し、皆さんホテルに戻ってそれぞれ楽しい時間を過ごしました。
第2日目、少し朝寝坊する人もいましたが、プラザの食堂“星陽亭”で元気いっぱい朝食をしました。朝食後は、プラザビル前の広場で、まぶしい朝陽を受けながら全員の記念写真(前出の写真1)を撮りました。
2日目の最初のプログラムは、昨晩に続けて「ラウンド・テーブル」(その2)です。カウンセラーのテーブルを廻って、最終的に全てのカウンセラーと親しく話をすることができました。テーブル毎に大いに盛り上がって、初めての参加で、英語に不慣れなキャンパー達にとって貴重な体験になった様です。
カウンセラーと楽しくラウンド・テーブル
その後、カウンセラーの「自己紹介・お国自慢」の最後として、Victorさんから、久しぶりにロシアの話をたっぷり聞かせてもらいました。最後は、藤田奈緒(Nao)さんがこのキャンプの卒業生として、後輩たちに訪問した世界のすばらしさを紹介してくれました。キャンパーの皆にも大いに刺激になったようです。
『100人の村』のゲーム、アジアは人口が多い
午前中最後のプログラムは、「ワークショップⅠ」の1回目です。まず、竹本さんのリードで、『100人の村』の詩に沿って、地球全体を100人の村に縮めたらどうなるか、ゲーム感覚で体験してみました。ひもを使ったアジア、アフリカ、オセアニア、アメリカなど各地域の人口密度や食料の多寡など実感できたようです。
美味しいお弁当の昼食後、今回の「ワークショップⅡ」として、けいはんなキャンプスタッフの吉永と木村先生が担当して、『AI』について考えてみました。
“AIロボットVS人間”の短編映画を見て、『AI』を少し考えた
『AI』は『人工知能』のことです。中学生にとって少しとっつきにくいテーマですが、身近に“スマホ”がある現代では、どうしても学んでほしいテーマです。吉永が概説した後、木村先生が用意された“AIロボットVS人間”の映画を見て、いろいろ考えてくれたようです。キャンパーにも大いに刺激になったと思います。
Y-Chartを制作中
講義の後、少し休憩をしましたが、このキャンプで人気の高い“けん玉”ゲームで、キャンパーもカウンセラーも夢中になって楽しみました。
休憩を終わって、次のプログラム「ワークショップⅠ」(2回目)に移りました。ここでラウンド・テーブル形式の3グループに戻り、今回のメインテーマ『AI』に関連した具体的な課題をいくつか提示しました。「AIって何だ?」「AIと人類の将来」「コンピューターはどうなっていくのか?」「きみはAIと友達になれるか?」「自動運転の車に乗りたい?」などからテーマを選択し、議論した内容を模造紙にまとめてもらいました。
選んだテーマについて皆でディスカッションし、Y-Chart方式でまとめました。キャンパーにとっては、多少難しかったけれど、日頃なかなか気がつかない大切な問題を考えるきっかけになったようです。最終日のグループ発表に向けて、熱心に議論し、立派な発表用の“まとめの模造紙”が完成しました。
最終日のPPT発表に向けてPCと格闘中
夕食は レストラン“星陽亭”で、みんな仲良く楽しく頂きました。夜の部は明日の発表会に向けて、パソコンをにらみながら「キャンプの感想」や「将来の夢」などについて自分の考えをPower Pointにまとめ、時間がかかったけれど皆さん上手に仕上げました。
Y-Chartを使ってグループ発表、大成功 !
第3日目は、朝一番に「ワークショップⅠ」のまとめとして、昨日作った模造紙“AI”を使って上手にGr発表しました。グループごとに創意工夫がみられ、非常に充実した時間になりました。
また続けて、カウンセラーたちに“If the world were a village of 100 people”の詩を朗読してもらい、地球に住むという意味を考え直すことができたと思います。最後に前回同様、その思いを含めて今回の感想を自分宛ての手紙にしました。後日キャンパー自身に届くと思いますので楽しみです。
カウンセラーから全員修了証を頂きました
キャンプ最後のプログラムは、各自が昨晩遅くまで、かかって完成したPower Pointを使って、みんなに“プレゼン”する時間です。みんながそれぞれ工夫して個人発表しました。皆さんそれぞれ素晴らしい発表でした。一緒に聴いて頂いた保護者の皆様にも、印象深い発表会だったと思います。
閉会式では、カウンセラーから、それぞれ修了証を授与されました。キャンパーの笑顔が素晴らしかったです。サインを交換したり、記念写真撮ったりして素晴らしいフェアウェルパーティーを最後に今回のキャンプが終了しました。
おわり