食の秋（には早すぎる）。

７日から、暦の上では秋だそうな。

友人が誘ってくれて、葉山に行った。
出かける前は、暑いし、車を出してもらうのが申し訳なくて
（我が家は車を持たない）
近場でいいよ～、と思っていたのだが。

ビーカーやコップに入った大きなプリンのお店、『プリンショップマーロウ』へ。
ピザ＋三浦野菜＋でかプリン！
肉っ気は皆無だったけれど、ものすごく満足。

それから友人が一度行きたかったという、県立近代美術館の別館へ。
海辺のまだ新しい、でも人は少なくて快適な、ちょっと隠れ家的な美術館。

萬鐵五郎（よろづてつごろう）展（初めて聞く名前！）
日本に洋画が入ってきた頃に書いていた画家で、
いろいろな有名な洋画家の片鱗が少しずつ見える。
きっと試行錯誤しつつ、描いていたのだろうな。

さまざまな手法で描かれた自画像が、ちょっとエキセントリック？
今風に言えば『安田顕』のよう。
でも、最後に展示された写真の本人は、
もう少しふくよか（といっても全然太ってはいない）で、
陽気なイメージだった。

見終わった後、館内からの景色が、
何とも言え無かった。
大きな松の枝の間から見える、海、空。
境目の水平線に横たわる、光の筋。

外に出て同じ場所で見たらもう、光は消えて
違う景色になっていた。


私は身近の小さな世界だけで、結構楽しめるし
だんだん意識の世界が狭まっているのを感じていたけれど、
こうして知らない場所に行くのも、いいものだなあ…と
改めて思った。
とっても楽しい小旅行でした。
ありがとう。