グルーヴな感じ

日記だよ

ディープな映画を見る

2006年11月26日 00時44分45秒 | ディープな中央線
本日は、東中野のパオでご飯食べて、
ポレポレ東中野のレイトショー「9.11-8.15 日本心中」を見に行った。

沿線からみえる日の丸の映画の看板と、「大野一雄」が気になったので、
見に行くことにした。
大野さんは、20代のころに、何の前触れも無く見ることになり、
衝撃を受けた舞踏家だ。
その時は、恐いのか感動したのか分らないような感覚で涙が出た
後に世界的な舞踏家であることを知って、またまた衝撃を受けた。

2時間半の長丁場&監督のトークショーで終わったのは23時30分でしたが、
刺激的な内容で、奇跡的に眠くならなかった。

美術評論家の人々や、画家や詩人が登場し、
同時多発テロや日本の戦争について、それぞれの視点で読み解いていく。
こういう人ががんばってこそ、ぬる~い日本における本当の問題点が
浮き彫りにされていくんだろうな~と思った。
と、同時に、ドキュメンタリーでありながらアートとして
人間の描き方から、感じられるものがいろいろあり、刺激的だった。

この映画の中心的役割を果たす韓国のキムジハ(金芝河)が語る言葉が
力強く、真理を突いていて、凄いな~と思ったと同時に、
詩人というより預言者というか、シャーマニックな感じすらした。

「宇宙のリズムが持つその方法からヒントを得て、
新しい価値基準を造る」
という、キムジハの言葉から、パーマカルチャーデザインで言われる
自然のパターンを生かすということも連想された。

経済、教育、医療など様々な分野の問題や、
コミュニティの崩壊など、混沌とした社会に秩序を回復させるのも
やはり、自然や宇宙のパターン、リズムから学ぶことから、
解決の糸口が見つかるのかもしれないと思った。

さすが中央線、ディープなものがたくさんあるな~



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2 コメント

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そういえば~ (nori)
2006-11-26 10:44:48
実は、私は「大野一雄」、小学生からの大ファン。
ちなみに舞踏好きの小学生だったのでした~笑。
(親は舞踏は「理解に苦しむ~」というタイプです。

実は主人と初めて会った日は「大野一雄」と詩人の「吉増剛造」の対談を広尾で10人位でやっていた会で、平成2年2月22日でした。




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Unknown (anju)
2006-11-26 23:01:30
noriさん、そうでしたか!!
舞踏好きの小学生って凄いマニア。
また、忘年会で話す話題が増えましたね
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