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日記だよ

エコビレッジ視察報告1~イサカ①

2006年10月17日 22時11分14秒 | [地球]エコビレッジ
今回のエコビレッジ視察は、ニューヨーク州イサカからスタート。
9月29日夜にラガルディア空港に到着後、
ニューヨーク中心部から車でイサカに向かった。
途中、モーテルで一泊して、次の日のお昼ごろイサカエコビレッジ到着。

エコビレッジは第1居住区と第2居住区があり、
それぞれ、約30戸の家が立ち並ぶ。


イサカは全米に数十箇所あるコーハウジング(共同住宅)・コミュニティの中でも
最も優れたコミュニティとして知られている。
コーハウジングとは、居住スペースを集中させて、
まわりにオープンスペースをのこし、
コミュニティの感覚と自然への配慮のバランス、
プライベートと共有するもののバランスを考えた住まい方。

今回は、イサカ大学でも教鞭をとっているエランさんが
イサカのコミュニティの歴史とコミュニティ内の案内をしてくれた。
コミュニティ内では、環境に配慮したコミュニティづくりということで、
様々な工夫がされている。
また、コミュニティ感覚を養うために、住民がお互いのコミュニケーションを
円滑に出来るようにするための工夫が随所になされている。

このコミュニティのめざすエコロジカルな生活に共感して、
全米から移住してきた人たちが住んでいる。住んでいる人の職種は様々。
ソーシャルワーカーや看護師、先生、セラピスト、コンピュータープログラマーなど、
自分の家で仕事をする人もいれば、外に働きに行っている人もいる。

エコロジーな生活に共感しているとはいえ、生活習慣をすぐに変化させることは難しい。
そこで、コミュニティでは環境にインパクトの少ない生活はどんなものかについて
皆で学ぶ機会を作っているそう。

コミュニティ内で、持続可能な土地利用を考える委員会を作ったが、
人間が一方的に土地をよくするために何かをするのではなく、
人間が土地から学ぶものが多いということに気付かされたという。
そこで、委員会の名前をLand partnership委員会というふうに変えたそう。
人間と土地はパートナーだという。



コミュニティの人々が食べる野菜は、
若い夫婦2人で行っている農園でまかなわれている。
コミュニティの人々はこの農園と契約をし、
年間を通じて季節に取れた野菜が各家庭に届けられる。
ボランティアでお手伝いをすることもあるそう。
小さい農園でも経営的に成り立つように、
コミュニティをあげてこの農園を支え、
自分達が食べるものの安全を確保している。

つづく

*余談だけれど、日本でもパーマカルチャー塾の卒業生の方が、
こんなサイトを立ち上げている。
ここに野菜を注文しようかな。
やさい暮らし




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9 コメント

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Unknown (Kotaro)
2006-10-18 10:31:05
早速のレポート、ありがとうございます!



>人間と土地はパートナー



すごく素敵ですね~。

てゆ~か、“あたりまえ”のことにあらためて気づかされますね。

おそらく、存在するものすべてがパートナーの関係になれば、とても暮らしやすくなると思います。

 仏教的な思想でも「相互依存」ということが存在の本質だとよく言われますが、ほら、いい言葉があるじゃないですか、

「もちつ もたれつ」

これからの時代は、これですね!
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余談に反応 (ten)
2006-10-18 14:54:56
私の母も最近野菜を農家から直接購入しているのですが、たまに実家に帰ってそのお野菜なんかを貰って食べると凄く美味しいの!

フラワーエッセンスも精油もだけれど、作り手の情熱によって育ち方や香り、味なんかも全然違うようだから、私も通販利用したいなーという気持ちになりました。

うちの母が利用しているのは毎月いくらって決まっていて欲しいものを選べないんだけれど、それはそれで旬のものが食べれて凄くイイ感じでした。

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Unknown (anju)
2006-10-18 22:36:14
Kotaroさん、こんばんは。

ほんとに、なるほど!!と思っても、

良く考えると当たり前のことだったりしますね。

ということは、普段、当たり前のことを忘れてる

これからの時代は分離してしまったものを繋げていくことが求められるのかもしれないですね。



tenさん、そこに反応したか!

嬉しいです。

海外事例を見て、あ~日本はまだまだ・・・ 

と思いますが、日本でもいろいろな芽がでていることも

忘れないようにしたいと思います。
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トラバも (ten)
2006-10-18 23:37:34
anjuさん



余談に反応してすみませーん。

でも、トラバもさせて貰っちゃいました(笑)!

本当に真剣に考えようかと思ってたところなんですよ>野菜宅配

私はまだまだ畑を耕したりできなさそうなので、こうゆう形で消費者として持ちつ持たれつ?・・・なんて調子がいいですか?(苦笑)
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いいと思います! (anju)
2006-10-19 09:46:50
できるところからするってのが大事です。



このまえ、パーマカルチャー塾の近所で野菜の直販やっていて、ニラやインゲンが売っていましたが、採れたて野菜を手にすると、元気になるのがわかりました。特にニラ。

スーパーに行くと、どの野菜も買いたくないと思うこともあります。

エネルギーですかね?



ホリホック(エサレンみたいなところ)で元気な野菜をいっぱい食べたので、日本に帰ってきて自然食っぽいおしゃれなカフェにいってみてもピンとこなかった。
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もちつもたれつ・・・ (Kotaro)
2006-10-19 21:55:58
突然ですが、tenさんの、

>こうゆう形で消費者として持ちつ持たれつ?・・・なんて調子がいいですか?(苦笑)



に、反応してしまいました。

これこそ、まさに“もちつもたれつ”じゃないですか~!

スバラシイと思います。



我が家も、長坂の三井さんという方から野菜の宅配をしていただいてますが、この方は数少ない、自然農の専業農家の方です。彼が宅配野菜の料金について、「自然の恵みである野菜たちに値段はつけられません。ですから、料金は私たちの生活をサポートしていただくためのものです」と話しているのを聞いて、すごく感動したのを覚えています。そして、そんな人を自分が支えられるというシステムにもとても共感しました。



 安全な食や、環境の為に頑張ってくれている人がいて、それを支えることが出来たら、とっても素敵じゃないですか。



 自分たちの生活の中で出来ることから・・・ですよね。
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そうですか! (ten)
2006-10-21 23:43:41
>Kotaroさん



初めまして!



>これこそ、まさに“もちつもたれつ”じゃないですか~!

>スバラシイと思います。



良かった



農作業や自然農法で作られた作物などに意識や興味を向けない「いいわけ」の大きいものとして「自分には出来ないから」「近くに売ってないから」とかあると思うんですよ。私も完璧にエコライフが出来ないことを理由にそうゆう興味にフタをしてしまう傾向にあるので、「できることからでいいんだよー」と励ましを貰うと「ああ、こんなことでもいいんだな」と思える感じがします。



小さな事からコツコツと・・・

ですね(笑)

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Unknown (anju)
2006-10-22 23:03:32
kotaroさん、

「自然の恵みである野菜たちに値段はつけられません。ですから、料金は私たちの生活をサポートしていただくためのものです」

って、凄いですね。

自分達が持っている能力をつかって、もちつもたれつですね。



tenさん、トラックバックありがとう!

わたしも、すぐにライフスタイルのすべてを変えられないですが、ちょっとづつ、持続可能な方向に向かいたいと思います。小さなことでも続ければ力になるからね。
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久しぶりに (Kotaro)
2006-10-31 10:01:00
覗いてみたら、ちゃんとお返事が書かれていて、嬉しくなりました。tenさん、anjuさん、ありがとうございました。

僕も本当に小さなことからしか出来ません。
でも、世界中のみんながほんの少しずつ頑張るだけでも、結構、イイ線行くよ~な気もするんですよね。

お互いに、ちょっとずつ、歩んで参りましょう(^_^)
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