アニチャイ!(中国アニメ事情)

中国(主に大陸)のアニメ・漫画業界に関する情報を収集。同人イベント、キャラクター、ゲーム、コスプレ事情まで。

武漢でアニメ産業発展シンポ、3年後は1千億元産業

2005-05-02 | アニメ・漫画
武漢で行われた国産アニメの発表会兼シンポジウムで、国産アニメ産業再復興の話しがでたそうだ。単純計算で中国のアニメ産業は3年後には1千億元産業となるとのこと。確かにアニメを制作するだけなら簡単だが、利益を得るには良質のアニメ(つまり売れるアニメ)をどうやって大量に生産、維持していくかが課題となってくるはず。
良質のアニメを制作するには、良質のシナリオか原作が必要になってくるはずなので、まずはストーリーを作れる人材を育てる必要が出てくるだろう。国内アニメ系雑誌の読者アンケートなどでも、国産アニメの弱点について「ストーリーの幼稚さ、稚拙さ」を挙げる人も少なくないし。
それとも日本の漫画を原作としたアニメーションが大陸でも出てくるのだろうか?今でも香港や台湾では、日本の漫画を原作としたドラマや映画はあるけど。まあ、期待してまちましょう!

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中国アニメ産業、3年後に「1000億元産業」

 湖北(こほく)省・武漢(ぶかん)市で5日、中国の国産TV
アニメーション「天下掉下個猪八戒(天から落ちてきた猪八戒
)」(全52話)のプレミア公開に合わせ、アニメ産業発展シン
ポジウムが開催された。中国では今、アニメ産業の振興に向け
て大きく動き出そうとしている。6日付で中国新聞社が伝えた


 中国は20世紀初頭よりアニメーションの制作に力を入れ始め
、1960年代には水墨画を利用した「水墨アニメ」で、61年のロ
カルノ国際映画祭短編部門で銀の帆賞を受賞。西遊記を題材に
取った「大閙天宮」は、世界のアニメ史にその名を刻む作品と
なった。

 しかし、かつてアニメ産業「強国」を自負していた中国はそ
の後、米国や日本、韓国にその地位を奪われていき、40年近く
にわたり不遇の時代が続いた。アニメーションが一つの文化と
いう位置付けから、巨大なキャパシティを持った新興産業とし
て見直されている現在、政府もアニメ産業の振興・発展を促進
する政策を策定。2005年を「国産アニメーション発展年」と位
置付けた。

 このシンポジウムでは、1年間に必要なTVアニメーションの
総放送時間は約28万分間だが、国内の制作会社全体の能力は、
年間2万分間が限界で、アニメ産業の振興を図るにはまず制作
能力の底上げが必要であるとの提言がなされた。省レベルでは
、すでにテレビ局が製作会社と連動して、企画・制作から放送
、版権管理まで一貫型経営を進めるなどの対策が始められてい
る。

 しかし、この目標を満たせば、残り25万分間の制作収入で毎
年37億5000万元、海外輸出で50億元、さらにグッズなどの商品
化などで112億5000万元、合計200億元の収入が見込まれると予
測。3年後には1日あたりの放送時間が5000分間、年間180万分
間に達し、中国のアニメ産業は1000億元規模に達するとして、
産業振興に向けた再認識が行われた。(編集担当:緒方隆次)

引用元サイト:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050207-00000000-scn-int

1 コメント

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フィギア (住吉)
2005-06-10 16:34:41
日本で販売しているフィギアを逆輸出(上海で販売)販売ルートや状況を知りたいのですが、いかがでしょうか?
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