アニチャイ!(中国アニメ事情)

中国(主に大陸)のアニメ・漫画業界に関する情報を収集。同人イベント、キャラクター、ゲーム、コスプレ事情まで。

人気アニメ「宝貝女児好媽媽」が漫画化

2005-05-03 | アニメ・漫画
黄偉明が制作したアニメ「宝貝女児好媽媽」が、好評につき漫画化されることになった。漫画は漫友文化公司にて制作中で、2005年6月に始まる見通し。

アニメはこれまで北京、上海、広東等、35のテレビ局で放送され、上海のテレビ局では13.1%の高視聴率も記録している。

家庭や社会における日常の何気ない出来事を描いたファミリーコメディで、ゴールデンウィーク(労働節)等の祭日や、季節ごとの出来事も登場する。

同アニメのプロデュース会社:広州市素人広告有限公司(http://www.22dm.com/)
              珠海天娯影視制作有限公司

武漢でアニメ産業発展シンポ、3年後は1千億元産業

2005-05-02 | アニメ・漫画
武漢で行われた国産アニメの発表会兼シンポジウムで、国産アニメ産業再復興の話しがでたそうだ。単純計算で中国のアニメ産業は3年後には1千億元産業となるとのこと。確かにアニメを制作するだけなら簡単だが、利益を得るには良質のアニメ(つまり売れるアニメ)をどうやって大量に生産、維持していくかが課題となってくるはず。
良質のアニメを制作するには、良質のシナリオか原作が必要になってくるはずなので、まずはストーリーを作れる人材を育てる必要が出てくるだろう。国内アニメ系雑誌の読者アンケートなどでも、国産アニメの弱点について「ストーリーの幼稚さ、稚拙さ」を挙げる人も少なくないし。
それとも日本の漫画を原作としたアニメーションが大陸でも出てくるのだろうか?今でも香港や台湾では、日本の漫画を原作としたドラマや映画はあるけど。まあ、期待してまちましょう!

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中国アニメ産業、3年後に「1000億元産業」

 湖北(こほく)省・武漢(ぶかん)市で5日、中国の国産TV
アニメーション「天下掉下個猪八戒(天から落ちてきた猪八戒
)」(全52話)のプレミア公開に合わせ、アニメ産業発展シン
ポジウムが開催された。中国では今、アニメ産業の振興に向け
て大きく動き出そうとしている。6日付で中国新聞社が伝えた


 中国は20世紀初頭よりアニメーションの制作に力を入れ始め
、1960年代には水墨画を利用した「水墨アニメ」で、61年のロ
カルノ国際映画祭短編部門で銀の帆賞を受賞。西遊記を題材に
取った「大閙天宮」は、世界のアニメ史にその名を刻む作品と
なった。

 しかし、かつてアニメ産業「強国」を自負していた中国はそ
の後、米国や日本、韓国にその地位を奪われていき、40年近く
にわたり不遇の時代が続いた。アニメーションが一つの文化と
いう位置付けから、巨大なキャパシティを持った新興産業とし
て見直されている現在、政府もアニメ産業の振興・発展を促進
する政策を策定。2005年を「国産アニメーション発展年」と位
置付けた。

 このシンポジウムでは、1年間に必要なTVアニメーションの
総放送時間は約28万分間だが、国内の制作会社全体の能力は、
年間2万分間が限界で、アニメ産業の振興を図るにはまず制作
能力の底上げが必要であるとの提言がなされた。省レベルでは
、すでにテレビ局が製作会社と連動して、企画・制作から放送
、版権管理まで一貫型経営を進めるなどの対策が始められてい
る。

 しかし、この目標を満たせば、残り25万分間の制作収入で毎
年37億5000万元、海外輸出で50億元、さらにグッズなどの商品
化などで112億5000万元、合計200億元の収入が見込まれると予
測。3年後には1日あたりの放送時間が5000分間、年間180万分
間に達し、中国のアニメ産業は1000億元規模に達するとして、
産業振興に向けた再認識が行われた。(編集担当:緒方隆次)

引用元サイト:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050207-00000000-scn-int

京都精華大学、漫画の学術交流協定を上海電視大と中央美術学院と約束

2005-05-01 | アニメ・漫画
京都精華大学が、2005年に中国の大学と漫画の学術交流協定を結んだそうです。

2005年2月は中国・上海電視大学と、2005年5月は北京の中央美術学院城市設計学院と行うとのこと。
京都精華大学(http://www.kyoto-seika.ac.jp/)には芸術学部マンガ学科があるため。
2004年8月、9月には、同大学から教員を派遣してマンガに関する集中講義を上海電視大学で開いている。

情報元サイト:http://www.nikkei.co.jp/kansai/univ/24126.html

クレヨンしんちゃん、中国で先に商標登録されていた!?

2005-02-23 | アニメ・漫画
中国で偽者グッズの代名詞のようなしんちゃん・・・。先に商標登録されていたなんて。
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経済総合ニュース - 2月21日(月)17時17分

コピー商品登録で本物撤去 中国でしんちゃんグッズ


 上海市内の百貨店で販売されている「クレヨンしんちゃん」
の絵柄をコピーした靴=21日(共同)
 
 【上海21日共同】
 中国でも大人気の漫画「クレヨンしんちゃん」のキャラクター商品を出版元の双葉社が上海などで販売したところ、絵柄をコピーした商品が中国語名の「☆筆小新(クレヨンしんちゃん)」として既に商標登録されていたため、本物が「商標権侵害」として売り場から撤去させられていたことが21日分かった。
 同社は今年1月、コピー商品の商標登録取り消しを当局に請求。2002年に中国でコミック本の販売を始めた際、横行していた海賊版の締め出しに成功しており、「今回も粘り強く闘い、コピー商品を市場から締め出したい」としている。

(注)☆=鑞の金が虫
(共同通信) - 2月21日17時31分更新

引用元URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000136-kyodo-bus_all

「デスノート」の関連グッズが子供に悪影響?

2005-02-10 | アニメ・漫画
週刊少年ジャンプで連載されている「デスノート」の関連グッズ?(といってもコピー商品)が、中国の青少年に悪影響を及ぼしていると報じられてる。中国の記事にも、日本の記事にも、「相手を呪い殺せるノート」と書いてあるが、実際の漫画の中では、「呪い殺す」という記述はなかった気がするが・・・。ただの「死神が使う人間の寿命をとるためのノート」ということだったと思う。
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2005年01月28日(金)
「死のノート」に賛否両論 中国、日本の漫画が発火点

 【北京28日共同】中国遼寧省瀋陽市の小中学生らの間で、名前を書くだけで相手をのろい殺せるという「死のノート」を描いた日本の漫画の影響を受けた遊びが流行、これを規制すべきかどうかで論争が起きている。

週刊少年ジャンプ(集英社)の連載漫画「デスノート」に登場する同名のノートによく似た商品を瀋陽の文具店が販売、子供たちが買い求める風景を地元紙が報じたことが議論のきっかけだ。

地元紙、遼瀋晩報などによると、ノートは数ページおきに「最初に死因を、後から名前を書けば相手は40秒後に死ぬ」などと、のろいのかけ方が書かれた黒いページが現れる。黒色の表紙には中国語でデスノートを意味する「死亡筆記」の文字が印刷されている。

(共同通信)
引用元URL:http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20050128/20050128a3390.html

「紅楼夢」の漫画が日本風?中国で批判も

2005-02-01 | アニメ・漫画
今更、中国の漫画を「日本のアニメの影響を受けすぎている」と指摘するのも遅い気がしますが・・・。でも露出過多なのは、中国で販売するには問題になるかもしれない。
そういえば、日本の漫画「三国志」は中国でも人気ですね。

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露出過多、日本アニメ風…漫画版「紅楼夢」中国で論議

論議を呼ぶ「紅楼夢」の漫画本=佐伯聡士撮影
【北京=佐伯聡士】清朝の乾隆年間に成立したとされる中国の長編小説「紅楼夢」
の漫画版が出版され、中国メディアから「青少年読者の想像力や理解力を損なう」
(国営新華社通信)などの批判を集めている。 漫画版「紅楼夢」は、原作12
0回分の内容を忠実に12冊に収めた。小中学生が主な読者層だが、現代的なタッ
チが異例だ。 今月13日に北京で開かれた出版式典では、出席したメディア関
係者から「登場人物の描き方が、日本のアニメや漫画のような、大きな目、長い
まつげで、流行にこびている」「肌の露出が多過ぎる」などの批判が出た。 そ
の一方で、張慶善・中国紅楼夢学会会長は「大胆な試み」と評価。出版元の中国
画報出版社は、「古来の物語に現代的な技法を結合させた」と胸を張っており、
売れ行きは上々という。

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000311-yom-int

キャラクター著作権に関する講座

2005-01-24 | アニメ・漫画
キャラクター著作権に関する講座が上海で開かれているようです。商品の著作権問題についてはWTO加盟後、中国国内でも盛んに取り上げられてた話題の一つです。

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上海知識産権園でアニメ・漫画人物著作権授権業の高級な人材の養成訓練班開催

中国上海市「上海知識産権園」ホームページ2005年1月24日発表記事

同記事によると、知的所有権の仕事を強化し、著作権関連産業の発展を促進して、アニメ・漫画人物著作権授権業を育成且つ発展させるため、上海市の著作権局は2月下旬に「上海知識産権園」でアニメ・漫画人物著作権の授権業界高級人材の養成訓練班を開催する予定である。

国際的には、アニメ・漫画の映画、テレビ、書籍と雑誌の漫画人物の商品化に関わる主人公イメージの著作権の権利授与はすでに1000億ドルに近い規模の巨大な産業に発展してきた。ここ数年来、中国のアニメ・漫画文化も急速にブームになって、全国を風靡した。その中での多くの登場人物たちは人々に愛着をもたれている。従って、これは中国におけるアニメ・漫画人物著作権の授権業の発展に、その派生製品の価値を創造できる人物イメージ材料を大量に形成し、また累積してきた。故に上海市関連企業のため、貴重な発展のチャンスをも持ってきたと主催者が認識している。

しかし、中国で上述業界はまだ初歩段階であって、同産業の発展に必要な各種の人材は非常に欠乏している。今回、関連企業に該産業の現状と将来の発展性を理解し、また国内外の同業者の成功な発展パターンと管理経験を勉強してもらうため、市の著作権局は今回の非営利育成訓練活動の開催を決意した。

聴講生は同市のアニメ・漫画の製作、伝播、仲介、漫画派生製品の製作など関連企業の社員、人数は50名に限定。

講師は同市著作権局、国際アニメ・漫画人物著作権授権業協会、中国有名企業、例え「盛大網絡」の専門家を招く予定。

育成時間:2005年2月22日~2月24日。

翻訳  宇海(知財翻訳研究所 中国室)

記事引用元:Chizai Corporation(知財翻訳研究所)
引用元URL:http://www.chizai.jp/asiapt/20050202_1_JC.html

CCTVがネット上で、漫画、コスプレ、Flashコンテスト

2004-12-19 | アニメ・漫画
中国大陸でのオリジナル漫画作品の強化に向けて、CCTVがネット上でコンテストを開催する予定。イラスト部門、漫画部門、コスプレ部門、Flash部門、アニメ/漫画脚本部門からなり、それぞれプロ作品とアマ作品とで別々に審査が行われる。専門家やネット投票などの結果をもとに審査。応募期間は2004年9月20日から2005年3月10日まで。2005年6月にCCTVで授賞式の模様を放送する。

参加方法:
2004年10月15日より応募受付。
作品を電子データにしてwww.Socac.comのサイト上から送る。同時に原版のコピーと参加申請表を郵送する(郵送先:北京海淀区西三環中路17号新興賓館1階,中央電視動漫大塞(←土が貝になる字)組委会,郵便番号:100036)
参加申請表は www.CCTV.com か www.Socac.com からダウンロードできる。

詳しい内容(中文):http://www.socac.net/forum/template_0///extra/4.vm


翻訳元:http://www.southcn.com/cartoon/ctnews/dmbnews/200412150666.htm

「テニスの王子様」正規版発売、中国美術出版から

2004-12-13 | アニメ・漫画
以前「クレヨンしんちゃん」(双葉社)の中国進出をコーディネートした「ムーランプロモーション」が、今度はテニスの王子様を進出させるらしい。ということは、クレヨンしんちゃんの正規版漫画本は、中国ではそれなりに成功したということなのだろうか。
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集英社人気マンガ「テニスの王子様」中国で発売
発信:2004/12/13(月) 11:51:28

  集英社の人気マンガ「テニスの王子様」(作者:許斐剛)の中国語版が11日、中国で発売された。中国美術出版が日本で発行されている1-25巻を発行する。写真は中国で発売された第1巻の表紙。

  「テニスの王子様」は中国でも人気があり、すでに多くの海賊版が出回っている。版権管理などを手掛けるムーランプロモーションの三田敬・中国本部長は、「先行する海賊版に対して、ライセンサー、ライセンシーが協力して、対抗をしていく姿勢が大事だ」と語った。(編集担当:佐藤妙子)

引用元:http://news.searchina.ne.jp/2004/1213/enterprise_1213_001.shtml
    (中国情報局)

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「網球王子」、中国デビュー 異例の発表会、海賊版をけん制
 ◇集英社の人気漫画「テニスの王子様」

 【北京・大谷麻由美】日本の人気漫画「テニスの王子様」(集英社)の中国語版(題名「網球王子」)が11日、中国美術出版総社集団から出版された。北京で同日開かれた出版発表会で、集英社の鳥嶋和彦第三編集部長は「面白いものに国境はない」と中国での出版成功に期待を寄せるとともに、既に出回っている海賊版を指して「劣悪であり、子供たちの発展を阻害する」とけん制した。

 中国では日本の漫画は根強い人気がある。日本で3500万部を販売した「テニスの王子様」のうわさは北京でも広まっており、発表会には約300人の「漫迷(漫画ファン)」が集まった。中国美術出版は今回、日本で発行されている1~25巻の各巻2万部の計50万部を発行する。

 中国語版の出版に際して、大々的に発表会を開くのは珍しい。今回の出版で版権管理などを手掛ける「ムーランプロモーション」の三田敬・国際事業本部長は「発表会で正規版が出たことをアピールするのが狙い」と海賊版対策であると明かす。三田本部長によると、「テニスの王子様」の海賊版は正規版6・9元(1元約13円)より安い4~5元で出回っており、対策は急務だ。

引用元:http://www.mainichi-sn.co.jp/kokusai/asia/china/news/20041212ddm041040111000c.html
(毎日新聞)
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人気漫画「テニスの王子様」が中国進出
 【北京=桃井裕理】集英社は11日、北京市で記者会見を開き、中国の出版社、連環画出版社に同社の漫画雑誌「少年ジャンプ」で連載中の作品「テニスの王子様」の単行本の独占出版権を与えたと発表した。

 年末までに日本で発刊済みの1巻から25巻まで各2万冊、合計50万冊を発売する。26巻以降は日本と同時進行で発売していく予定。連環画は中国の大手出版グループ傘下の企業。中国で日本の漫画の人気は高いが大半は海賊版が流通しているのが現状だ。中国の有力出版社を通じ、正式に著作権を授与した作品を流通させることで海賊版の駆逐を図る。 (22:40)

引用元:http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20041212AT1D1100X11122004.html(NIKKEI NET)

「国家アニメ産業基地」のプレートを9社に授与

2004-12-07 | アニメ・漫画
国産アニメの復興?を任命されたのは以下の企業。

<国家アニメ産業基地>
海美術電影廠
中国国際電視総公司
三辰集団
中国電影集団
湖南金高ソウ通公司
杭州動画産業園
常州影視動画公司
上海動公司
南方動画制作中心

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アニメ産業のてこ入れに効果 国内作品も人気浮上

国産アニメーション発展の中心基地として発足する「国家アニメ産業基地」、「アニメ教学研究基地」の参加団体へのプレート授与式が6日、国家広播電影電視総局(放送・映像作品を担当)で行われた。

「国家アニメ産業基地」のプレートを授与されたのは、上海美術電影廠、中国国際電視総公司、三辰集団、中国電影集団、湖南金高ソウ通公司、杭州動画産業園、常州影視動画公司、上海動公司、南方動画制作中心――の9社。「アニメ教学研究基地」のプレートを授与されたのは4つの教育機関。

同総局の徐光春局長はプレート授与式で「基地の建設は、実力あるアニメ分野のグループ会社を育成し、中国のアニメ産業の急速かつ健全な発展を促進する狙いがある」表明した。

アニメ分野を管轄する国家広播電影総局は近年、特に今年に入り、さまざまな意見や措置を打ち出している。同総局がアニメ産業の発展推進に力を入れ、国内のアニメ制作会社や放送会社など各方面の積極性を促した結果、国内アニメ産業にはかつてない発展の機運が訪れている。

北京電視台(BTV)、湖南電視台などの地方テレビ局はこのほど、アニメ専門チャンネルを開設した。上海電視台(STV)の衛星アニメチャンネルの放送もまもなく開始する。中央電視台(CCTV、中央テレビ)による国産アニメ放送の回数・時間増加し続けている。国内の省クラスのテレビ24局は、子供向けの専門チャンネルを相次い開設しており、2006年までにさらに20数チャンネルが放送を開始する予定。

このような強力なプラットフォームにより、アニメ産業の発展を長年制約してきた放送ルートの問題が効果的に解決され、アニメ制作への熱意も高まっている。2004年に計画立案されたテレビ向け国産アニメは全国で180本・約3300時間分に上る。今年開催された「上海テレビ祭」、「北京国際テレビウイーク」、「中国国際放送映像博覧会」、「深セン文化産業博覧会」などのイベントでもアニメがひっぱりだこになった。かつて、テレビ局が支払う国産アニメ番組の放送権の相場は1分当たり3-5元で、中には無料のケースもあった。現在では最高で1分当たり2千元に達するケースもある。

特に喜ぶべき点として、国産アニメ業界で経営の産業化意識がますます強まっている。多くのアニメプロジェクトがブランド力の育成を重視し、関連製品の開発、産業連鎖の構築に努めている。

アニメ制作会社・湖南三辰影庫の国産アニメ「藍猫淘気3000問」(タイトル訳:青猫わんぱく3000問)は、全国の子供に人気のアニメに成長しただけでなく、文具やおもちゃ、衣料品など子供向けグッズ6600種以上が開発されている。

CCTVが出版した人気アニメ「ナタク伝奇」(タイトル訳:ナタクの不思議な物語)の関連書籍は、発売直後から全国で売れ行きを伸ばしている。北京の大型書店・北京図書大厦では10週間以上連続の売上ランキング1位となり、これまで上位を占めていた「ハリー・ポッター」など海外作品の間に割って入った。

国産アニメの隆盛を背景に、中国美術学院や北京林業大学などの高等教育機関でも、アニメのプランニング、デザイン、制作、経営などの専攻を開設する動きが増えている。今年7月現在、アニメ専攻学部・学科を設けた高等教育機関は124校に達し、10月には新たに47校が加わった。アニメに関する研修やフォーラムも次々に開催されている。また北京市、上海市、湖南省、広東省、杭州市、深セン市、常州市などでは、アニメ生産が地方政府の産業計画に盛り込まれている。(編集KS)

(ナタクの「ナ」は「口」に「那」、「タク」は「口」に「托」の右側)

「人民網日本語版」2004年12月7日

引用元URL:http://www.people.ne.jp/2004/12/07/jp20041207_45805.html

中国:アニメ・放送分野を対外開放、外資導入に期待

2004-11-01 | アニメ・漫画
国家広電総局の副局長はこのほど、中国国際ラジオ・映画・テレビ博覧会でラジオ・テレビ放送分野を対外開放することを明らかにした。

今後、外国企業は中国のアニメーション分野と有料テレビ放送分野への参入が可能となる。但し、中国がWTO加盟により承諾したのは、ラジオ・テレビ放送関連項目の録音・録画、広告、電気通信分野だけで、番組制作などの対外開放は含まれていない。


外国企業の100%出資企業の設立を承認か


8月25日に開いた国際アニメーションフォーラムにおいて、広電総局の胡占凡副局長は「中国アニメーション産業の発展には産業化が不可欠で、国有のアニメーション制作企業に対して制度変更やリストラ、改革を行なわなければならない。中国企業の資本参加を前提として、外資を導入し、多方面からの投資、多ルート化した開発を達成していく」と語った。



統計によると、現在、世界アニメーション産業の年間生産高は2000~5000億米ドルに上り、すでに21世紀の新興産業となっている。胡占凡副局長によると、今後1~2年間に、中国は規模化した放送体系の構築により、アニメーション放送不足を解消し、アニメーション産業の成長を促す方針だ。



中国側が外国企業のアニメーション産業への参入を承認することに言及したのは今回が初めて。現在、関連規定は発表されていないが、外国企業にとってアニメーション加工分野への参入が期待できる。だが、外国企業の中国における100%出資企業の設立及びアニメーションの制作が近いうちに承認されることはないと予想される。



北京輝煌動画公司の関係筋によると、これまでアニメーションの共同撮影は言うまでもなく、アニメーション導入の審査もかなり厳格に行われている。中国アニメーション産業は対外開放のほか、企業化も進められ、アニメーションの制作、放送を独立化していく。上海市宣伝文化産業の五大グループはアニメーション会社の設立に向け1.5億元を調達し、中央テレビ局と北京テレビ局もアニメーション会社の設立を計画している。中央テレビ局傘下のアニメーション会社は年内に設立する予定。



有料テレビ番組の制作に海外企業の参画が可能


8月26日から27日に行なわれた第5回中外ケーブルテレビ管理シンポジウムには、国家広電総局の田進副局長が出席した。有料テレビ番組の制作につき、田進氏はラジオ・テレビ番組の制作の促進に多種多様な措置を取ると述べた。これには既存の国有ラジオ・テレビ番組制作機構の改革、民営資本の導入、番組制作の開放が含まれる。主導権をつかんだ上で、外国資本を導入し、中国企業が資本参加する合弁会社を設立する。だが、外国企業は有料テレビチャンネルの開局には参画できない。

既行の政策に基づき、(1)中央、省級、省都、計画的に財政上独立した市のラジオ・テレビ放送機構、(2)承認のうえで設立したラジオ・テレビ放送グループ、(3)特別に承認された政府系ラジオ・テレビ放送機構及びその他の番組内容資源の優位を持つ政府機関、などは有料テレビチャンネルを開局することができる。田進副局長によると、現在、有料テレビチャンネル55局の開局が承認され、全国の49の重点都市に及んでいる。そのうち、有料テレビのユーザーは200万戸に上ることが予想される。(アジアインフォネット)

この記事の著作権はアジアインフォネット・コミュニケーションズにあります。

2004年09月01日 03時00分
記事引用元:http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/328482

ワーナー、中国で映画製作・配給・外資初

2004-10-16 | アニメ・漫画
ワーナーが中国と合弁でアニメも制作するかも?
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 米ワーナー・ブラザーズは中国で映画の製作・配給事業に進出する。国有企業などと合弁会社を設けることで合意した。中国の映画市場に初めて外資が本格参入する。

 中国最大の国有映画会社、中国電影集団や映画撮影所を運営する私営企業の横店集団と共同出資で、新会社「中影華納横店影視」(Warner China Film HG Corp.)を近く設ける。ワーナーが資本金の4割を出し、経営の主導権を握る。映画製作への投資や自前で映画を作り配給するほか、テレビドラマの製作も計画している。中央政府の認可を取得済みで、年明けにも第1弾の作品の撮影を始めるという。ワーナーはすでに中国で映画館の運営を手がけているほか、家庭用DVD(デジタル多用途ディスク)ソフトの販売を計画。今回の合弁会社設立で事業を一段と拡大する。電影集団は「覇王別姫」「手機」などの話題作を手がけた実績がある。(上海=湯浅健司)

(NIKKEI NET 2004/10/16)
記事の引用元URL:http://www.nikkei.co.jp/china/industry/20041016c17ag001_16.html

(テレビ)NHK地球ウォーカー「伝統の技でアニメに新風を! 」

2004-10-01 | アニメ・漫画
2004/10/1放送 テレビ番組

放送内容:

中国アニメ発祥の地、上海。

中国最大のアニメ制作所、「上海美術電影制片場」をはじめ、多くのプロダクションが上海に本拠地をおき、中国製作品の半数以上が制作されている。
この上海で最近注目されているのが、若手アニメ作家・朱敏(シュ・ビン)さん(29歳)。上海アニメ学校を卒業しテレビCMと音楽のプロモーションビデオのアニメを手がける傍ら、オリジナルのアニメ制作に取り組んでいる。朱さんのアニメの特徴は「アナログ」と「手作り感」。CG活用が当たり前となっているアニメ制作の世界で、街角の実写映像にセル画で主人公の動きを合成したり、街中のさまざまな商売をこま撮りして作品に仕上げたりと、絶えず新たな手法を模索している。そのために必要な道具もみずから工夫して作り出し、費用を節約する。朱さんが常に心がけているのは独自のスタイルを作ることだ。その原点は、幼い頃見た中国独自のアニメ。海外アニメの影響で、今では見られなくなってしまったが、以前上海では切り絵を使ったアニメや人形アニメ、そして、動く水墨画の「水墨アニメ」などユニークなアニメが作られていた。そんな朱さんが、今、目を向け始めているのが、自分が生まれ育った上海の影絵芝居。上海市南部の農業地域・奉賢鎮には、300年の伝統を持つ影絵芝居が伝えられ、今も、農閑期になると、村の小屋に張られたスクリーンに、弾き語りの伴奏にのって操り人形の影が踊る。この影絵芝居をアニメに生かせないか?中国では近年、アニメーションに対する関心が高まり、中国最大の「上海アニメ展覧会」が5年前から開かれている。夏真っ盛りの8月、朱さんは、若手アニメ作家の登龍門と言われる「上海アニメ展覧会」目指し、影絵芝居職人の協力を得て、新たな作品作りに取りかかる。番組では、朱敏さんの創作活動を通して、中国アニメの最新事情と、アニメにかける人々の熱気を描く。

番組ページ:http://www.nhk.or.jp/globe-walkers/blist/041001con.html

日本人俳優押尾学、「中華一番!」撮影中に噛み付かれる

2004-09-30 | アニメ・漫画
「中華一番!」のドラマ出演のため中国を訪れた押尾学がファンに噛み付かれる。

___________________
【中華芸能】押尾学:中国ドラマ撮影中に「噛み付かれ」騒動

 押尾学が29日、浙江(せっこう)省で新ドラマ『清の末、民の始めの四川』の撮影中に、ファンにかみつかれ、当日の撮影を断念するというハプニングが発生した。30日付で中国新聞社が伝えた。

 押尾学は9月24日、浙江省・杭州(こうしゅう)市に到着。35日という短期間の中で、スムーズに撮影を進めるために、スタッフは撮影に関する情報を非公開とした。しかし情報はファンの間を駆け巡り、押尾学が当地の空港に到着した際には多くのファンが殺到。ターミナルは熱狂的なファンでごった返したという。

 29日には、押尾学と曹議文の対決シーンが撮影され、現場には多くのファンが駆けつけた。中には屋根の上に上り写真を撮る熱狂的なファンもいたという。そのため、スタッフと押尾学のマネージャーらは、撮影にも影響が出かねないとして、簡単なファンミーティングを開催することに決定した。

 スタッフも多少の混乱は想定していたが、現場に押尾学が到着すると、予想を上回る大混乱に。運良く抽選で選ばれた10人のファンが舞台セットの上で、記念撮影を撮ったが、その間に突然1人の女性が押尾学に抱きつき、噛み付くというハプニングが発生した。

 押尾学は軽症で済んだが、動揺を隠せないようすだったという。騒ぎを起こした女性は上海市在住。杭州空港で押尾学の姿を見ることができず、抽選会でも外れたことで憤りを感じ、突発的にとった行為だったと反省している。 

 ちなみに、このドラマは、小川悦司のアニメ「中華一番」をドラマ化したもので、主人公が母親の敵(かたき)を討つべく、料理界の黒幕に挑むストーリー。劉嘉玲(カリーナ・ラウ)、任達華(サイモン・ヤム)、張智霖(チョン・チーラム)らが出演する。撮影は今年8月16日からスタートした。(編集担当:田村まどか)


(サーチナ・中国情報局) - 9月30日20時20分更新

中国、アニメ・ゲーム産業振興へ計画作り

2004-09-04 | アニメ・漫画
引用元URL:http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040904AT2M0303I04092004.html


中国、アニメ・ゲーム産業振興へ計画作り

 【北京=飯野克彦】中国政府はアニメ・ゲーム産業の振興計画作りに着手した
。国産アニメ・ゲームを3___5年以内に国内市場の主流に育て、10年以内に国際市
場でのシェア確保を目指す。中国では外国産のアニメ・ゲームが市場を席巻して
おり、教育的な観点からも国産の振興を求める声が強まっている。

 3日の中国共産党機関紙「人民日報」によると、文化省は最近、専門的な研究
グループを設置した。同グループが中心になって、振興計画や関連政策・法律な
どの制定を加速する。

 振興計画の草案にはアニメ・ゲーム産業の拠点となる重点地区の建設や、有力
企業の育成、人材の訓練・育成などを盛り込んでいる。文化省はすでに7月、上
海を「国家アニメ・ゲーム産業振興基地」と位置づけており、上海が中核的な拠
点の一つとなる。 (13:10)