アニチャイ!(中国アニメ事情)

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円谷プロ、中国版ウルトラマンを製作

2005-02-03 | 特撮
(2/2)円谷プロ、中国版「ウルトラヒーロー」を制作――中国人俳優を主人公に起用
 特撮テレビ番組「ウルトラマン」シリーズで知られる円谷プロダクション(東京・世田谷、円谷英明社長)は中国人俳優を主人公に起用した中国版「ウルトラヒーロー」を現地で制作する。早ければ年内にも中国のテレビ局で放送を始める。同社が中国で本格的なオリジナル番組を制作するのは初めてだ。

 中国版「ウルトラヒーロー」は出演者やスタッフの大半に中国人を起用し、中国の視聴者に親しんでもらいやすくする。登場人物は、ウルトラマン(キャラクター名未定)に変身する主演俳優を含めて全員が中国語で話す。舞台や人物設定も中国がベースとなる。

 昨年から中国で放送されている「ウルトラマンティガ」など、過去の番組では、日本で放送済みの番組を持ち込んで吹き替えていた。しかし、うまみの大きいキャラクタービジネスで成功するには、設定や出演者、言葉の面で中国オリジナルのキャラクター作りが必要と判断した。

 新番組の放送に向けて、中国企業と合弁会社を設立する。地元の有力企業と組むことによって、テレビ放送に向けた交渉を進めやすくする効果を期待している。この合弁会社を通じて、「ウルトラマン」以外に、中国発の全く新しいキャラクターを立ち上げる計画もある。番組で使う怪獣の着ぐるみを中国で制作する態勢も整えた。

 「ウルトラマン」をめぐっては、関連の商標権を地元企業に勝手に取得されたり、無許可の模倣品が出回ったりと、同社は中国で苦い経験をしている。今回のオリジナル番組制作の背景には、中国で新たなキャラクターを立ち上げることによって、模倣品が出る前にすばやく正規商品を発売するなど、著作権管理を強化するねらいもある。

 「ウルトラ」シリーズは長く子供向け特撮番組として人気を博したが、近年は徐々に視聴率が下がり、テレビ放映は2002年秋にいったん終了した。昨年10月からはTBS系で「ウルトラマンネクサス」の放送が始まったものの、東宝の映画「ゴジラ」が打ち切られるなど、特撮そのものの人気にかげりが出る中、同社は戦略の見直しを迫られていた。今回の「ウルトラマン」の「中国帰化」は、日本のコンテンツ制作会社が、少子化の進む日本市場を見切って、13億人の中国市場に新天地を見出そうとする動きともいえそうだ。

(ニュース編成部 重森泰平)

記事引用元:NIKKEI NET
引用元URL:http://www.nikkei.co.jp/china/news/20050202c1822000_02.html

ウルトラマンの著作権侵害裁判、始まる

2005-02-01 | 特撮
ディズニーなんかも裁判やってるのかな。
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中国:ウルトラマン製品の著作権侵害裁判が開始
2005年01月31日 11時50分

著作権の署名権が侵害されたとして円谷プロダクションが北京のデパート「長安商場」を訴えた裁判が25日、北京市第一中級人民法院(地裁)で行われ、原告は7962元の損害賠償を求めた。

原告によれば、被告が販売するウルトラマンキャラクターを使用した製品のパッケージには著作権表示として、円谷プロの著作権を示す「(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS」や「(C)TSUBURAYA PROD」ではなく、「(C)Tsuburaya Chaiyo」があり、原告の著作権署名権が侵害されたとしている。その上で製品の回収と廃棄、損害賠償を求めた。一方、被告側は「製品は合法的に仕入れた物。

また(C)TSUBURAYA PRODUCTIONSや(C)TSUBURAYA PRODは単なる著作権表示であり、中国著作権法で規定する署名権には当たらず、侵害行為はない」としている。
【市場報(人民日報主辧) 2005年01月28日】


「日本語翻訳記事の著作権は日本能率協会総合研究所に帰属します。」


記事引用元:日経BP社
引用元URL:http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/biz/356742