ロシア留学中・脱力進行中

モスクワ留学滞在記、スポーツ(特にテニス)のこと。他に趣味(漫画や音楽)等いろいろ・・・

訪問者

2005-10-08 21:48:34 | モスクワ留学記
金曜日、毎週の例に漏れず飲み会をした。
9月4日にモスクワに来て以来、9日、16日、23日と、
毎週金曜日には同期で必ず飲み会を開いてきた、俺の部屋でな!

次の日、起きると床には大量のお菓子が散らばっているのもまた、毎週のことだ。
別に先週の9月30日はそれが理由で飲み会をしなかった訳ではない。
飲み会はとても楽しいから、部屋が汚れようと自由に騒げる俺の部屋が一番都合が良いのだ。
今週は一部女性陣から、飲み会をしないと一週間の区切りが締まらない、
との良く分からない理由で開催決定。
4月から来ている先輩留学生も交えて、大々的に催すことにした。
さすがに自分の部屋では狭いので、寮にある日本人留学生用の公共の部屋にした。
終了は午前4時。久しぶりにかなり酔った。
そのせいか、風呂に入らずそのまま夢の中へ・・・

翌日土曜日。
朝8時、ドアを激しく叩く音。同期のA嬢とY嬢だ。
実はこんな早朝から約束があった。
前日、切れてしまった部屋の電球を取り替えてもらう際に、
Y嬢がその取り替えのおじさんと親しくなり、おじさんの家に訪問することに。
18歳の娘が居るという言葉に踊らされて、俺も行くことに。(←軽いな、オイ!)
2日酔いの頭を抱えながら地下鉄に揺られること1時間。
ショッセ・エントゥージアストフ駅に行き着いた。
(こんな機会がなければ、たぶん2度と来る事はないだろう場所だ)

おじさんの家はアパートの5階(たぶん)。中は意外と広い。
おじさんの部屋には豪華オーディオが。スピーカーが10個あった。
娘の部屋、奥さんの部屋、リビング(高そうな書棚とドイツ製テレビ、韓国製DVD)
他にキッチン、風呂&洗面所、トイレ。
結構住み心地の良さそうな、いい家だった。金持ちなのかな?
おじさんは年齢不詳、昔2年間軍でドイツに行ってたことがあるらしいが。

台所からマスカット、メロン、すいか、自家製ピクルス、ウォッカを出してきて、
おじさんの独演会が始まった。
CDやレコード、カセットを使って好きな音楽を披露。
軍時代のナイフを出してきてナイフの扱いを披露。
戦車の図鑑を披露。
ロシア語なので所々停まって、辞書を出して単語を確認。
酔いの回った頭には結構骨が折れる作業だ。
果物やピクルスはうまく、ウォッカもとても飲み易い上物だった。
でもスタカーン(ウォッカ用の小さなコップ)に5杯は結構クるものがある。
(ロシアでは乾杯をしたらウォッカは一気に飲み干します。俺も当然そうしました)
10時前から訪問して、さすがに1時を回るとしんどくなってきたので、
2人と相談して「もう帰ろう」ということに。
こちらもお土産を渡してたのだが、おじさんもお土産に、と
ロシアのグループのCDをくれた。
おじさんは名残惜しいというか、もっといてくれよ、という感じで寂しそうだった。
女性陣2人は帰る気満々だったが、自分の性格としては、
相手が気分よく話しているのを途中で遮りさようなら、というのはかなり気が引けた。
次に会う約束を火曜日にしたかったが、授業時間と合わずに流れてしまった。
最後、固く握手をして別れを告げる。

帰り、ムー・ムーで昼飯を食った後にすごく酔いが回ってきて、帰ってから寝た。
おじさんは俺たちのことをどう思っただろうか。
もしかしたらもっと長く居てもらうつもりだったかもしれない。
大体朝8時に寮に迎えに来るということは、朝6時に起きて来たということだし。
俺がおじさんの立場だったら、やはり寂しいと思うだろう。悲しいと思うかも。
酔っているときは自分のことしか考えられなかったが、今考えるとかなり後悔を感じる。

異文化の交流は時に擦れ違いを起こす。
過去にも、たくさんの受けた感謝に対して、何も報いていないことが多々ある。
今後9ヶ月間ロシアで生活していくうえで、注意すべき点だろう。
もう一度おじさんと会い、2度目の訪問があるのなら、
次はもっとロシア語で会話できるようにし、心ゆくまでお邪魔しよう。
娘目当てではなく。
↑結局、娘はチラリと見ただけでどこかへ出掛けてしまってましたorz

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