ロシア留学中・脱力進行中

モスクワ留学滞在記、スポーツ(特にテニス)のこと。他に趣味(漫画や音楽)等いろいろ・・・

千億の星、千億の光~三つの赤(ドライロッド)~

2006-01-25 23:12:34 | テニス
今日行われた男女QF4試合の内、スイス人が3人。
フェデラー、ヒンギス、シュニーダー。
男女のベスト8では他にフランスの3人(サントロ、グロージャン、モレスモー)、
ロシアの3人(ダビデンコ、シャラポワ、ペトロワ)と並びトップ。凄い。
ちなみにこれは岩佐さんの受け売りです。



男女10日目結果(Quarter Final)

Kiefer  (GER) [21] 6 0 6 6(1) 8
Grosjean (FRA) [25] 3 6 4 7(7) 6
グレート。この試合を見れなかった事が心残りでしょうがない。
正確に言えばラストの2ゲームだけ観戦できた。せめてもの救いだ。
コメント欄で教えてもらって初めて知ったのだが、試合中色々あった様で。
お互いかなり極限でプレーしている中、
フェアプレーに徹しようとしても言うほど簡単ではないのだろう。
これほどの試合を戦った後、握手がやけに淡白だったのは
そういう理由があったのかとあらためて納得もした。
グロージャン、残念。それでも主役が次々と敗れていく中、
ファンを楽しませてくれたのはさすが。ありがとう。
でもこれでSF進出してたら、かなり威張って予想的中って自慢したのにな~。
惜しかったな~。

Federer  (SUI)  [1] 6 3 7(9) 7(7)
Davydenko (RUS) [5] 4 6 6(7) 6(5)
グレート。最後までどちらが勝つか分からない展開。
観ているこちらも心身ともに疲れ果てるほど。
テニスファン冥利に尽きる試合だった。(スタッツはこちら)
昨日、ダビデンコがフェデラーに勝つのは厳しいと書いてしまった。
失礼があったとダビデンコにお詫びします、すみません。
結果はセットカウント3-1だが、フェデラーはスコア以上に追いつめられていたと思う。
勝負の分かれ目は3rdセット。
ゲームカウント5-3でダビデンコに1度サービングforセット、
さらに第12ゲームでは2つのセットポイント、
タイブレイクではまとめて3つ、計4つのセットポイントがあった。
これをコンバートし切れなかった所に、自力の差があったのか
なかったのか?(どっちやねん!)
しかしそこでエラーが出てしまったのは事実、
きっとポーカーフェイスの彼からは想像もできないプレッシャーに襲われていたのだろう。
何と言っても相手は史上最高と謳われる№1。
名前で相手にプレッシャーを与える事ができるのだ。
4thセットタイブレイク、カウント5-2から
フェデラーのサービスを2つブレイクして5-4とした時、
昨年のサフィン戦が頭をよぎった。
残念ながらその再現はならなかったが、最後に握手を交わしたときの2人の顔は、
力を出し切った充実感に満ち溢れていた。
今日一番驚いたのは、ダビデンコの球を沈める技術。
ボレーをネットに引っ掛ける珍しいフェデラーの姿が何度も見られた。

Schnyder (SUI) [7] 3 0
Mauresmo (FRA) [3] 6 6
ありゃりゃ、男子とはうって変わって簡単な試合。もう少し競ると思ったんだが。
それだけモレスモーの調子が最高だということか。

Hingis  (SUI)   3 6 4
Clijsters (BEL) [2] 6 2 6
これもグレートマッチだった。
負けはしたがヒンギスは、今後の可能性を存分に示した。
再度のGS優勝、再度の№1復帰。夢物語ではないだろう。
スタッツを見ても、クライシュテルスとの差はほとんど見当たらない。
エラーの少ないヒンギスと、エラーはしてもそれ以上のウィナーを取るクライシュテルス。
強いて言えば試合感の差だろうか?引き締まったいい試合だった。
今日、メルボルンのセンターコートのチケットを持っていたお客さんは、
何と幸運な人達だったのだろう。
昨年の11日目、男女SFが行われた日(セレナvsシャラポワ、サフィンvsフェデラー)といい、
これだから2週目のグランドスラムは目が離せない。


男女11日目展望(Semi Final)

Justine Henin-Hardenne (BEL)[8] vs. Maria Sharapova (RUS)[4]
ベースラインからの打ち合いは、フォア・バック共に武器のあるエナンに一日の長有り。
1ポイントに掛ける勝利への執念は・・・互角かな?
去年のRGではQFでエナンが勝利しそのまま優勝。
その雪辱なるか、シャラポワ。

Amelie Mauresmo (FRA)[3] vs. Kim Clijsters (BEL)[2]
ここ3試合はクルージング、全く危なげない勝利でSF進出を果たしたモレスモー。
クライシュテルスも怪我を抱えているといいながらも安定した強さを見せている。
前回の対戦は去年のツアー最終戦。その時はモレスモーがストレートで勝利。
今回は・・・個人的な予想だがクライシュテルスかな?

David Nalbandian (ARG)[4] vs. Marcos Baghdatis (CYP)
面白い顔合わせ。とても個性的なテニスをする2人。どんな展開になるか分からない。
ただ、今大会のナルバンディアンは「良すぎる」。
もしかしたらストレートセットで勝利もありうるかも?

千億の星、千億の光~夏、風強し?~

2006-01-25 09:11:47 | テニス
全豪OP


男女9日目結果(男女Quarter Final)

Santoro  (FRA)   5 0 0
Nalbandian (ARG) [4] 7 6 6
強すぎるナルバンディアン。スタッツを見てもどの数字もすごすぎ。
それよりすごいのは勝ち上がり。→こちら(下から順に1回戦→QFです)
ラウンドを重ねるごとに試合が簡単になっていくのは、何故だー!?
これは去年の最終戦を勝って初のビッグタイトルを手に入れ、
いよいよGS制覇を視野に入れて、徐々にギアを上げていると解釈してよいのですね!
ということは恐らく決勝で当たるであろう王者との勝負も期待しても良いですね!

Ljubicic (CRO) [7] 4 2 6 6 3
Baghdatis (CYP) 6 6 4 3 6
またしても去年と同じ相手にやられたリュビチッチ。
今ひとつGSでブレイクしきれない。
デビスカップの神がかり的なプレーをすれば、決勝進出は間違いなしと思うけど。
バグダティスは凄く調子が良いようですな。
スタッツを見て驚くのはエラーの少なさ。
3回戦ニエミネン戦~4回戦ロディック戦~QFリュビチッチ戦の
合計12セットのエラーとウィナーの数をそれぞれ合計すると
エラー計69(セット平均5.75)、ウィナー計137(セット平均11.41)。
すごい数字を残していることが分かる。
ナルバンディアンにとっても危険な相手となること間違いなし。
ただ・・・フェデラー相手となると、バグダティスのテニスは
どうしても王者のスタイルにかみ合ってしまうような気がするんだよな~。
って、フェデラーを倒してくれることしか考えてなかったりする俺。
別にフェデラーを嫌ってるわけじゃないので、ファンの方気を悪くなさらないで下さい。

Sharapova (RUS) [4] 7(8) 6
Petrova  (RUS) [6] 6(6) 4
これはひどい試合だった。エラーも多いがそれ以上に多いのがWフォルト。
それぞれシャラポワ=8本、ペトロワ=12本!
1stセットはコート上少々風があるようだったが、それにしても多すぎ。
こんなことでは次のエナン戦、ピンチですよ。

Davenport   (USA)  [1] 6 2 3
Henin-Hardenne (BEL) [8] 2 6 6
1月で帰る留学生仲間の送別会をすることになったので試合は見てないが、
よくエナンはこの安定したダベンポート相手に逆転勝ちが出来るなぁ。
ラスト、マッチポイントを握るところで、
凄いバックHのクロスが決まってたのだけ見た。


男女10日目展望(男女Quarter Final)

Nicolas Kiefer (GER)[21] def Sebastien Grosjean (FRA)[25]
ドイツvsフランス。どっちが勝つのかわからない。
キーファーはGSでは'00年全米OP以来のQF進出。勝てば初のSF進出。
かたやグロージャンは'03、'04年のこの大会でQF進出しており、
'01年にはSF進出の実績もある。
グロージャンにとっては得手不得手で言えば得意な方のサーフェスと思うので、
何とか頑張って欲しい。。

Roger Federer (SUI)[1] vs. Nikolay Davydenko (RUS)[5]
4回戦で、フェデラーは決してアンタッチャブルでは無いとハースが証明した。
しかし、ダビデンコは過去の対戦成績は0-6で一方的に負けている。
ちょっと厳しいだろうなぁ。

Patty Schnyder (SUI)[7] vs. Amelie Mauresmo (FRA)[3]
4回戦で素晴らしいテニスでミスキナを翻弄したシュニーダー。
ここまで全てストレートセットでの勝ち上がり。
モレスモーは前の2試合で全く体力を消耗せず、まさしく絶好調。
見所多彩な試合になりそうで期待。

Martina Hingis (SUI) vs. Kim Clijsters (BEL)[2]
今大会これまでで最も話題となりそうな組み合わせ。
怪我を抱えながらもここまで勝ち上がるとはさすが、クライシュテルス。
過去の対戦成績は一時引退するまでは、4-1でヒンギス。
この3年ちょっとの間に果たして逆転はしているのか?
それともかつてこのコートで6回連続でFinal進出を果たしたヒンギスが、
完璧な復活劇を、この強敵相手に見せ付けられるか?
どっちも頑張って欲しい、山が違えば2人で決勝を戦って欲しかった、
でもココは・・・やっぱりヒンギスで!