ロシア留学中・脱力進行中

モスクワ留学滞在記、スポーツ(特にテニス)のこと。他に趣味(漫画や音楽)等いろいろ・・・

永遠の暑さの中で

2006-01-21 19:01:17 | テニス
またまた全豪OP観戦記。
メルボルンでは連日の猛暑でEHPが連発らしい。(EHP=詳しくはココ)
大寒波のモスクワとはえらい違いだ。


男子6日目結果(3回戦)

Luczak (AUS) 6 3 4 4
 Haas (GER) 4 6 6 6
ハース順調。次は王者フェデラー!

Grosjean (FRA) [25] 6 6 3 6
 Coria (ARG)  [6] 2 2 6 4
やった!このサーフェスならイケると思ったのだ!
次は同国対決。マチュー相手ならやっぱりグロージャン押しで!

Hrbaty  (SVK) [12] 1 6 6 2 6
Andreev (RUS) [23] 6 4 3 6 4
まさに死闘、素晴らしい試合だった。
でもこれはアンドレーエフの勝ち試合だった気がする。
それだけに余計に負けたのが悔しい。
ポイントはFinalセット、第6ゲーム。
アンドレーエフが1ブレイクUPで4-1とリードの場面。サービスはフルバティ。
0-30の大きな大きなチャンスを迎えたところで、
アンドレーエフはバックHの簡単なドロップショットを放ちネットに引っ掛ける。
ここからガラッとフルバティのプレーが変わり、このゲームをキープすると
その後一挙に5ゲーム連取。試合を決めてしまった。
ファイナルセットに入ってから、アンドレーエフは明らかに疲労を隠せない様子で、
何度も壁にもたれかかったり座り込む場面が見られた。
疲労の蓄積がすさまじく、最早どうにも対処できない状態だったのかもしれないが、
最後は届くボールも諦めていた。
トータルポイントは160で同じ(スタッツはこちら)。惜しい負けだった。残念。

Kiefer (GER) [21] 6 6 5 6
Ferrero (ESP) [15] 3 2 7 2
キーファー強い。全く試合を見てないが、スタッツが物語っている。
2人のウィナー/エラーの数は、キーファー=52/34、フェレーロ=46/43。
2人ともウィナーがエラーを上回っているのは素晴らしい限りだが、
両方の数字でキーファーが勝っている。
他に目立つのは1stサービスの最速222kmとアベレージの201km!
これはマジか?キーファーの試合は生で2回見た事あるが、これ程打ってた印象はない。
相当気合入ってたんだろう。


女子6日目結果(3回戦)

Krajicek (NED)    2 RET
Mauresmo (FRA) [3] 6
クライチェック、熱バテ?で棄権。残念。

Benesova (CZE) 4 1
 Hingis  (SUI) 6 6
素晴らしい。放送してくれないのがすごく残念。
今日は2回戦ほどサービス確率に目立ったものは見られないけど、
昔の通りストロークで翻弄したのだろう。
ニュース「Вести-спорт」で、ものすごいアングルショットを見せてくれた。
ただ相手はランキング42位。1回戦のズボナレワも自滅のような感じだったと聞く。
真の力はQFのクライシュテルスもしくはスキアボーネ戦で試されるだろう。

Arvidsson (SWE)  3 1
Myskina (RUS) [12] 6 6
個人的にはロシアの女子で最も好きな選手、ミスキナ(写真)。
相手の選手が50位台の格下だったこともあるかもしれないが、
ストロークのキレが戻ってきている気もする。
とくに2ndセット第2ゲーム、バックHのウィナーを3本連続で決めた辺りは、
「さすがナースチャ!」と夜中に1人で喜んでいた。
この大会では過去2度のQF進出があるが、是非ともそれを上回って欲しい。
次は強敵シュニーダー。


男子7日目注目試合(4回戦)

Marcos Baghdatis (CYP) vs. Andy Roddick (USA)[2]
ここまで来たらほぼ全て注目だが、その中でも屈指。
バグダティスは去年はこの4回戦でフェデラーに敗退。
第3セットのタイブレークが光った。
ロディックも会見で要注意の発言をしているし、
我らが岩佐さんもブログ上で注意を喚起(=0467「まだ先の話」)。
ロシアメディアは是非ともこの試合を放送して欲しい。

Tommy Robredo (ESP)[16] vs. David Nalbandian (ARG)[4]
クレーコートでも見たい対決。ナルバンディアンが勝つと思うんだが、
ロブレドもここまで絶好調のようで 、これが初の全豪OP4回戦進出。
そう言えばヒューイットが今大会のサーフェスを「RGより遅い」と言っていた。
壮絶な打ち合いを期待。

Ivan Ljubicic (CRO)[7] vs. Thomas Johansson (SWE)[10]
リュビチッチ頑張れ~。

女子7日目注目試合(4回戦)

Lindsay Davenport (USA)[1] vs. Svetlana Kuznetsova (RUS)[14]
本当に女子かよっ!て言うような強打の応酬が見られそう。
2人ともあまり好みのプレースタイルではないのですが、ビッグカードなので一応。

Maria Sharapova (RUS)[4] vs. Daniela Hantuchova (SVK)[17]
一転、とても華やかな対決。美少女№1決定戦。
たぶん明日最もセンターコートの観客席が埋まるであろう試合。
でも間違ってもシャラポワのプレースタイルは、
“華麗”とか“妖精”のイメージとは程遠い、と付け加えておく。
あ、批判してるわけではないので。
ジョジョ風に言えば「そう、それがいい!そのガッツがいい!」ガッツのG。
一つのポイントに対する執念、粘り強さがシャラポワの魅力。
対してハンチュコワも、一時期の低迷から脱しつつある。
前にも書いたが、2年前の東レでは当時16歳のシャラポワに先輩の貫禄を見せ付けた。
果たして今回は?