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NHKニュース

2011-01-15 02:00:04 | 日記
初閣議 政権の基本方針を決定
菅第2次改造内閣は認証式を経て、14日夕方、正式に発足しました。このあと初閣議が開かれ、菅総理大臣は、ことしを「平成の開国元年」ととらえ、貧困などを無くす「最小不幸社会」を実現するとした、政権運営の基本方針を決定しました。

官房長官 予算案の修正に含み
枝野官房長官は、初閣議のあとの記者会見で、平成23年度予算案の国会での修正の可能性について、「提出者の立場としては、ベストなものを作って提出すべく準備をした。ただ、国会審議はこれからであり、そこでの議論も踏まえ、その段階でいろいろ考える」と述べ、含みをもたせました。さらに、枝野長官は、去年10月の講演で、中国を「あしき隣人だ」などと批判したことについて、「中国に限らず、韓国やベトナムをはじめ、隣人と言うべきたくさんの国があり、そうした国々と密接な関係なしに生きていけない。お互いによき隣人になるよう努力をしていきたい」と述べました。

経済財政相 批判あるのは覚悟
与謝野経済財政担当大臣は、初閣議のあとの記者会見で、民主党政権を批判してきたにもかかわらず閣僚に就任したことについて、「いろいろな批判があるとは思っていたが、税制改革と社会保障の持続性の確保は、この10年来、私が心血を注いできた仕事であり、菅総理大臣もなみなみならぬ決意を持っていることで、私も進んでこの役職をお受けした」と述べました。また、年金制度改革については、「いろいろな案が出されているが、それぞれ一長一短があって完璧なものはない。年金の問題は国民の多くが関心を持っているので、すべての今まで出された案、民間の案を含めて、総合的に検証する必要がある」と述べました。一方、衆議院選挙の東京1区で争ってきた海江田経済産業大臣と同じ内閣で閣僚を務めることについて、「必ずや海江田さんはいろんな政策課題をうまくこなしていかれると信じているし、選挙の競争関係とは別に、エールを送りたいと思っている」と述べました。

公安委員長 拉致解決に全力を
拉致問題を担当する中野国家公安委員長は、初閣議のあとの記者会見で、「アメリカや韓国、それに国連などの協力を得ながら、拉致問題の解決へのあらゆる手段を考えなければならない。たびたび担当大臣が代わるのは誠に申し訳ないが、拉致問題は、単に大臣が誰であるかではなく、日本の国家の意思として、国の責任において全力を挙げて取り組むべきものなので、より一層、精魂傾けて頑張りたい」と述べました。

政倫審会長 予算委前に出席を
民主党の小沢元代表の衆議院政治倫理審査会への対応について、審査会会長の土肥隆一衆議院議員は、14日、小沢氏側に対し、通常国会で平成23年度予算案を審議する衆議院予算委員会が始まる前に審査会を開催したいという考えを伝えました。

放射線がん治療 新装置が完成
がんに当てる放射線をこれまでより100倍ほど速く操り、肺といった呼吸で動く臓器でも、正確な治療ができる新しい装置が千葉市にある放射線医学総合研究所に完成し、ことし3月から臨床試験が始まることになりました。

米消費者物価 0.5%の上昇
アメリカの先月の消費者物価は、ガソリンが値上がりしたことなどから、前の月に比べて0.点5%の上昇となり、1年6か月ぶりの高い伸び率となりました。


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