NHKニュース

２０キロ圏内 警戒区域設定を発表
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、避難指示が出されている半径２０キロ圏内について、政府は、２２日午前０時をもって、立ち入り禁止とする「警戒区域」に設定するとともに、避難を余儀なくされている住民の一時帰宅については、半径３キロ圏内を除いて認める方針を発表しました。

首相 原発事故の賠償は国の責任で
菅総理大臣は、福島県を訪れて佐藤知事と会談し、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う損害の賠償について、国として責任を持って対応する考えを伝えました。

自衛隊 住民の輸送支援を検討
福島第一原子力発電所から半径２０キロ圏内が、２２日から警戒区域に設定され、立ち入り禁止となることを受けて、自衛隊は、まだこの区域にとどまっているお年寄りなどを対象に、車両で区域の外側へ輸送するなどの支援を行うことを検討しています。

海に流出“４７００兆ベクレル”
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、２号機の「ピット」と呼ばれる施設から海に流出した高濃度の放射性物質に汚染された水の量は５２０トンで、放射能の総量は４７００兆ベクレルと推定されることが分かりました。

屋外活動制限で保護者説明会
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島県内の一部の幼稚園や学校で屋外での活動が制限されることになったことについて、文部科学省の担当者が、福島市で保護者を対象に説明会を開きました。

ＪＲ東北線 全線で運行再開
ＪＲ東北線は、震災の影響で運休していた宮城県や岩手県の２つの区間で２１日から運行を再開し、震災からおよそ４０日ぶりに全線での運行が始まりました。これによって、同じ線路を貨物列車が利用することも可能になり、被災地との輸送時間は大幅に短縮されます。

稲作開始へ用水路の応急工事
津波で沿岸部の農地の大半が海水につかる被害を受けた仙台市では、残りの農地で稲作ができるように、用水路を応急的に直す工事が始まりました。


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