神奈川県川崎市のセレクトショップAmie(エイミー)の代表が綴る徒然日記です。

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香川県に「在る」もの

2018-05-25 12:34:22 | 香川県
こんにちは。本日は香川県に関われるといいなと思いながら、午後はアポに向かいます。

昔の話ですが、ある方に「香川県に行ったら何もなかった」と言われたことがあります。ニュアンスとしては「退屈だった」「時間を持て余した」「暇だった」というものでした。

これは人それぞれの価値観によるものです。たしかに東京のような高層ビルが連なるところはないし、渋谷、原宿、新宿、銀座のように常に流行のものが手に入る場所も少ないです。天気予報で渋谷や六本木が映れば遠いと感じますし、電車が数分おきに来るようなこともありません。コンビニやスーパーも探さないとない場所もあります。

しかし、豊かな自然と温暖な気候、穏やかな瀬戸内海、首都圏よりもゆったりとした時間の流れ、コシが強く手軽に食べられるうどん、小豆島、栗林公園など香川県にも「あり」ます。森林浴がしたいと思えば、少し車を走らせると整備されて人工的につくられた場所ではない手付かずの森や山があります。車窓は田んぼや飯野山、小麦、麦、畑です。祖父が住む場所は、普段自然と接する機会が多いので、好んで森林浴をしたいとも思いません。さらに言えば何もない、つまり、何もかもが詰め込まれた場所ではないことこそ、ある意味「在る」のだとも思います。

でも、もちろん良い面ばかりではありません。たとえば、車の車線変更の譲り合いについては首都圏の方がよっぽど親切です。譲り合わないと生きていけないことを多くの方が感じているからでしょう。エコの認識も首都圏の方が圧倒的に高いです。また人を捌くことに慣れている首都圏の方が早く用事が済むことが多いように感じます。

何に価値を置き、何を基準とするかによって人々の考え方は異なるものです。私自身、香川県にルーツがあるからこそ香川県愛が強いですが、そうでなければ異なった考えを持っていたかもしれません。大事にしているものを悪く言われたように感じるのは良い気持ちはしません。しかし、異なる価値観に気がつけたことを幸運とすること、人の価値観を変えることは非常に困難or不可能なので「そういう人もいるんだな」くらいに留めてこれからも生きていくつもりです。

何はともあれ、香川県で食べる讃岐うどんは本当に美味しいので(現地で食べるのに敵わないので、一度もうどんをお土産にしたことがありません)、香川県を旅した暁にオススメが見つかれば、私にも教えていただけると嬉しいです。

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