私はどこから来たんだろう...ご先祖様を訪ねて②

2008-11-15 21:45:04 | Weblog
昔、アメリカのTV番組で「ルーツ」というドラマが日本でも放映され 話題になりました。
アフリカはマンディンカの戦士“クンタキンテ”が人間狩りで奴隷としてアメリカに連れてこられ、生きていくため、家族を守るために白人にこび従属してきた先祖たち(チキンジュージなんて名前を思い出します)長い月日のうちに世代も変わり、名前も肌の色も少しずつ変わっていく(原作者は実際に長い年月をかけて「先祖探し」をしていました)感動のドラマがあったのですよ。

「人は自分自身に一番興味がある」といわれます。
私たちは無数のご先祖様の命の連なりの中に存在しています。
どんな人にも両親がいて、その両親にもまた両親がいます。

「私のルーツは?」
若い頃(アメリカのTVドラマを見た頃)から興味は持っていましたが、
具体的にご先祖様探しに動いたのは40歳を過ぎてからでした。

40歳を過ぎて、私の親族(叔父叔母)3人が毎年立て続けに逝ってしまうことがありました。
毎年お葬式、そして毎年法事(新盆や三回忌など)となり、一族の昔話を聞ける身内がどんどん少なくなる寂しさから、祖父母の兄弟や曽祖父母のこと、菩提寺・親族の墓・家紋のこと等々、両親や親戚が元気なうちにいろいろ聞いておこうと、聞いてはみたものの、皆「~らしいよ」「~と聞いているけど...」といったあやふやで不確かな話・応えばかりでした。

しかし、それがかえって私に火をつけました。
「よし、一族の頭(実はいとこ8人の中で私が男子の最年長。父も戦後生き残った5人の兄弟姉妹の中で最年長・長男)としてその辺のところハッキリさせようじゃないか」という気持ちになってしまったのですねぇ(ちょっと変わり者でしょうか。のちのち親族から調べた結果を報告したら「好きだねぇ」と言われました)

ルーツ(ご先祖)探しは戸籍調べからはじめるのですが 
(慣れれば簡単ですが、慣れるまで手間隙&少々お金もかかります)
最近は「先祖探し」とネットで検索すれば結構いろいろな人が実体験に基づいたサイトをつくっているのでその辺から先祖探しのノウハウを学ぶのもよいでしょう。
戸籍調査は今まで知らなかった自分の歴史の事実を発見することになります。
(ただ、戸籍調べというものは、知らなくてもいいことまで知ってしまう側面もあります。「私は養子だったのか」「母は実母ではなかったのか!」「腹違いの姉がいるのか!」「私には双子の弟がいるのか」「父には離婚暦があったのか」等々、親や身内がひた隠しにしていたことを知ったり、ショックを受けることもあったりします。実は私も今挙げた例の中にある事実を知ってしまった一人なのです。また父についても、戸籍を調べると父は3男で上2人は戦死し、戦後は長男となったのですが、実際は父の前に当歳で亡くなった女児、男児がいました。父は4男だったのですね。父も私が先祖調べをするまで70年以上そのことを知らずショックを受けていました。

私の場合、明治19年式戸籍まで遡り調べることが出来ました。
(もっと情熱を傾けて、遠縁の協力を得ればもっと昔の資料が見つかるかもしれないのですが、きりがないのでやめています。興味はあるのですが...)
何とそこには寛政(1789年~1800年)の記述、享和(1801年~1803年)生まれのご先祖様(5世代前)の記載が残されていて、200年以上前のご先祖様と自分がつながる記述を目の当たりにして、なんとも言い表せない深い感動を覚えました。


*画像は「過去帳」




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