最近、会議のない夜は退屈です。何かやればいいんでしょうけれど、コタツから出たくないんですね~
しかもテレビがつまらないんです。半世紀も生きていれば楽しいこともなかなかないのですが、ここのところのレビのつまらなさち言ったらないです。
ニュース番組くらいしか見たいと思わないですもんね。
特にひどいのがバラエティーとドラマ。バラエティーはどのチャンネルをひねっても同じ芸人かタレント。仲間内のネタなんかで自分たちだけで盛り上がっている感じで、見ているこちらはあんまり面白くはない…。
そしてドラマですが、舞台は圧倒的に東京です。そして、おしゃれなマンションとかおしゃれな街。出てくるのはイケメンと美女、そしてお決まりの脇役俳優たち。ストーリーも退屈ですが舞台も退屈です。恋愛ドラマも何の制約も無くなった現代では、もう本人たちの好きにすればって感じです。
そもそも舞台が東京ということ自体に疑問です。
今や、東京は若者の憧れではないと思います。地方で生まれて地方で人生を終えようと思っている若者もたくさんいるのです。そういう人たちが共感を得られるようなドラマももっとあってもいいと思うのです。
都会のオフィスやマンション、ファッション雑誌から出てきたような服装、そんな現実とかけ離れた設定ばかりなのでドラマはそっぽを向かれているのではないでしょうか。片田舎で平凡ながら一生懸命生きている人たちに共感を得られるようなドラマが必要なんじゃないかと思います。
ちなみにNHKの朝ドラが高視聴率なのは、主人公たちの泥臭さだと思います。時代設定も一昔前のものが多く、戦争や古い慣習などに阻まれ登場人物たちが時代の波に翻弄されながらも一生懸命生きて行くという設定に年代を問わず共感を覚えるのでしょう。そこにはドロドロした血生臭いものや、下劣なものは一切入っていないにも関わらずです。
たまに田舎を舞台にしたドラマを見ますがリアルな田舎では無いのが残念です。まだまだ人公や、舞台がおしゃれ過ぎます(笑)。
田舎をよく研究したな~と思ったのは「WOOD JOB!」。田舎もんが見てもよく出来ていると思いました。それは、ファッションだったり、家だったり、生活だったり、
「リトルフォレスト」などは、あまりにも見慣れた風景ばかりで。でもそれがいかに美しい風景なのかということに気付かされました。
つまり私、舞台は田舎でもいいんではないかと言いたいのです。美しいものは、人工建造物ではなく自然、そしてそれとともに生きる人たち、ってところでしょうか~。テレビ界の皆さん、よろしく。ロケ地ならいくらでも心配しますよ。自慢の田舎です!