komaの こまごまひとりごと

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わかってもらう難しさ(考えたこといろいろ 2)

2014年05月06日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 前回は、共感してもらうと元気が出る、でもそれを得るのはけっこう大変、というようなことを書きました。

 そもそも「うちも同じ!」という声ですら、望むような共感のニュアンスではないこともあります。
 悩み相談をして、たとえば「気にしなくて大丈夫」というアドバイスをもらったときだって、理解や肯定のニュアンスではないこともあります。


 「うちも同じだよ」のニュアンスA(わかるよ。つらいよね~)
           ニュアンスB(でも私は別に平気だけど?)

 「気にしなくて大丈夫」のニュアンスA(大変だけど大丈夫だから安心してね)
             ニュアンスB(そんなことで悩むなんて無駄じゃない?)

 同じ台詞なのに・・・響きがまったくちがってる。
 私の場合、ニュアンスBをもらうことが多かったですね。
 まあこれは単に、私が本当に、気にするだけ無駄なことを気にしていたせいなんですが・・・。


 具体例をあげると、1人目ベビーの冬坊が乳児のころ、すごく迷ったことのひとつに「エアコンをつけるべきか」というのがありました。
 なんとなく、乳児にエアコンってよくない気がしたんです。まだ6月だったので、そんな早い時期から冷房つけてもいいのかと思っちゃったりして。
 でも、いま考えれば「暑いんだから、悩んでないでさっさとつけたら?」ですよ。なんであんなことで、もんもんとしていたんだか。

 もう少し大きくなってからは「こんなにテレビを見せていいんだろうか」というのもありました。
 幼児のテレビは2時間まで、ときいていたし、見せすぎてるかなあって。
 でも2人目ベビーの夏坊のときは、そんな悩み自体を忘却。
 テレビなんて、つねに上の子に合わせてつけてますから、下の子の都合なんか知ったこっちゃないわけです。


 「そんなに気にすることないよ」とか「気のせい」「神経質にならなくてもいい」「真面目すぎ」とかいうのも、言われがちな内容でした。
 ところが、真面目な人間にとって「真面目すぎる」と言われることほど困ることってないんですよね。
 同じように、ざっくりした人が「もう少し真面目に」と言われても困るんでしょうけど。
 要するに、育児以前の自分の資質を指摘されると、誰でも困ってしまうわけですね。

 

 とにかく当時の私の目には、ほかのママさんたちがみんな、すごく明るく前向きに楽しんでいるように見えて。
「みなさん元気で明るいなあ。私ってやっぱりダメだわ」って、自信をなくすこともよくありました。
 望んでいる反応をもらうのは、本当に難しいですよね・・・。
 


 じゃあ、共感をもらえず、イライラしたり落ち込んだりしたとき、思わずやってしまうことって何?
 やけ食い? ふて寝?
 それももちろんですが、私が思うに、育児中の人しかぜったいやらない解消法があるんです。
 それは・・・子どもへの、やつあたり。
 もっとも身近で手軽な、ストレス解消法。


 もちろんいけないことなんですよ。大人の都合で小さな子どもに当たるなんて、最低です。
 ですが、一度もやったことのない母親なんて、存在するでしょうか。
 大げさな話ではなく、日常のささいなやつあたりくらいなら、どんな人でも覚えがあるんじゃないでしょうか・・・。

 


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