SPAT

Senior Photographer Atsuo の略

大連、旅順訪問

2012-06-25 16:18:43 | Weblog
6月12日から大連へ行き、旧満州鉄道の遺産を見物し、翌日旅順を訪ねた。大連は新旧が入り混じっていたが、旧大和ホテルを見ても、今となってはあまり感慨が湧かない。満鉄の社宅などが壊され、新規ビルが建設されつつあるが、昔のレンガは再利用する予定があるらしく、積み重ねて保管されていた。街は掃除人があちこちに居て、絶えず掃除しているせいか、ゴミが少ない。又、浮浪者や物乞いが見えない。いまや車王国で高級外車が街に溢れ、歩道駐車が多く、我々歩行者が車道を歩く事になる。其の中で路面電車も健在で、昔の日本の市電に似た旧型も走っていた。(乗り切り1元=約14円)アカシヤの花咲く旧満州鉄道の街を歩くというが、花の季節は過ぎ、その風情は無かった。満鉄の機関車アジア号757がひっそりと眠って居た。埃を被っていたが、威厳があった。
旅順では203高地、東鶏山等を廻ったが、訪れるのは日本人が多く、現地の方々もチラホラ見えるが、ソ連からは訪問者は無いらしい。旧大砲(リモデル品)が並び、旅順港を見下ろすはずだったが、雲で見えなかった。ロシア軍が誇った、要塞の残骸が残り、こちらの方が真実味を帯びていた。
旅順はこれから開ける予感がする。新たな街造りの基本が出来て居る様だった。旅順港は未だ我々外国人には開放されておらず、バスから通過時にチラリと見るだけだった。大連で夕食を摂ると、日韓料理のバイキングがあり、2時間飲み放題で88元(約1260円)だったが、味は日本人好みで、寿司(うなぎ巻、握り等)、刺身もあった。大連港は開発が進み、貨物船、客船が多数見えた。

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