SPAT

Senior Photographer Atsuo の略

冬の京都

2015-02-18 21:09:34 | Weblog
知人の法事があり、その前後、京都市内を歩いた。

2月6日:京都駅の観光案内所で資料を漁り、東福寺内の勝林寺の毘沙門天三尊像他を拝見したが、写真撮影は禁止だった。
その後、同じ東福寺内の龍吟庵で3つの石庭を拝見した。



「無の庭」と呼ばれ、一面の小石を敷き詰めた庭だった。日が差し込み独特の雰囲気を醸していた。



「龍の庭」と呼ばれる庭で、多数の石が並び、海中から龍が昇天する姿を表わすと言われている。広い空間を占めて居るが、重なりが多く、全く重ならない情景が見えなかった。



「不離の庭」と呼ばれ、赤砂が敷き詰められ、以前の2つの庭とは趣が異なる。庵を出て、庵への道を引き返すと、堰月橋を渡った。



秋には観光客でごった返す通天橋には人影は無く、堰月橋の方が人影があった。受付の方には秋もよろしいが、初夏の若葉も美しいですよと言われた。

2月8日:小雨の降る中を、東山五条から五条坂を上り、途中、安祥院という小さなお寺に立ち寄り、雨に濡れた木々の中に赤い葉が綺麗だった。



その後、産寧坂、二年坂、ねねの道、石塀小路を経て祇園バス亭へ出た。



色々なお店があり、店内で何を商っているのか尋ねると色々教えてくれたり、買わされたりと面白かった。



茶室、暖簾、茅葺屋根等やや古風な建造物がある。



その後、イノダでコーヒを頂いたが、濃い目で美味い。
更に、歩むと板塀の小路が現れた。人が来るのを待ったが、現れず。



その後、進むに連れて、人が次々と現れた。



遠くへ歩き去る人。



向こうから、石塀小路の入り口から此方へ来る人が見える。



石畳が雨に濡れ、周りの石壁、木製塀が続く中を細い道がくねる風情が好きだ。

吹矢地区他撮影旅

2015-02-02 16:58:07 | Weblog
岡山県の山中にある吹矢地区を訪ねた。江戸時代から昭和初期にかけて、ベンガラ(Fe2O3)を産出し、栄えたが、化学物質にとって替わられ、今は衰退している。

しかし、今見ても豪壮な建造物でお城のようなたたずまいを見せていた。
特別な鬼瓦があり、見事だ。


現在の街中を歩くと、人陰は少なく静かだ。其の中で、ベンガラで染めた暖簾、紙が販売されていた。
消防車の小屋もベンガラで塗装されていた。
もう一軒の大きな西江邸は天領大庄屋を務めた名残が残り、子孫の方が、説明して下さった。
郷倉と呼ばれる非常時の貯蔵庫だった倉の中には今も、立派な竜吐水(手押しポンプ)が残されていた。
翌日、倉敷市を早朝に訪れ、観光客の少ない中で、白壁、倉、水辺を歩いた。
女性の一人歩きも散見された。又、ガラス細工のお店があり、展示品を撮影させて貰った。

元紡績会社を利用したホテル、売店があり、蔦(アイビー)が名物らしい。

10時頃には観光客がガイドさんに引率されて多勢来られた。その後、鞆の浦へ廻ったが、寂れて、シャッター街を見た。其の夜はうさぎと毒ガス研究で有名な、大久野島で泊まった。雨が降り、ウサギとは遊べなかった。ここは国民休暇村で、今は静かで料理も美味い。
翌日、尾道へ出て、千光寺へロープウエイで登り、小雨の中、文学の道をゆっくり下った。
以前訪れた喫茶店でお茶を飲む予定が、店が閉じられていた。

翌日、錦帯橋へ出た。雨が上り、橋は乾いてやや風情に欠けたが、二人連れを入れて、太陽を写して1枚撮った。

最後に広島の厳島神社を見に行ったが、干潮でイマイチの風情だった。しかし、吹矢、倉敷市内商店街、鞆の浦に比べると賑やかだった。


広島では牡蠣、お好み焼きを楽しむ予定だったが、時間的に無理があり、パスした。
気温は関東並みだったが、風が無く、寒さは感じなかった。