SPAT

Senior Photographer Atsuo の略

春を待ち侘びて

2010-03-26 21:41:18 | Weblog
3月20日、恵比寿の山種美術館へ大観・栖鳳展を見る。保存状態の良い、日本画の精妙な色使い、細部にわたる精密な描写には驚いた。橋本雅邦の松林山水、川井玉堂の鵜飼は好ましく思った。デジタル写真でもこれほどには詳細には描写出来ないと思った。鵜飼では手前から奥まで、しっかり書き込まれていたが、写真では有り得ない様な感覚を覚えた。
目黒の自然教育園を撮影したが、未だ色物には早かった。
3月22日、谷中の木楽庵で江戸指物展を見た。いつもながら、見事な出来栄えの作品が並び、数十万円の値段が付いて居た。欲しいが、価格、使用目的が明確にならない。
その後、谷中を歩き、根津神社を回ったが、桜は数輪見えたが、後1週間位で満開かと思われる。人手が未だ少なく、自由に撮影出来た。その後、天候不順で再度撮影に出る機会が少ない。

冬の美ヶ原高原

2010-03-13 21:33:45 | Weblog
2月末、王ガ頭ホテルの写真教室(2泊3日)に写真仲間3人と参加した。初日夕方、雨氷樹を見た。夕日は見えたが、雲が無く、単調だった。夜、写真講師の講義をスライドをまじえて聞いた。2日目、早朝の朝日を見た。赤黒い茜色の雲、ポツット最初の太陽のスポットが見えた。その後、周りが明るくなり、周囲の山々(富士山、アルプス等)が見えてきた。感動ものだった。朝食後、雨氷樹林を見に出た。大勢の参加者が群がり、撮りにくいので、一人離れて撮り歩いた。雨が氷に変わり、ガラス板をぶら提げた様な形で、逆光に映えてキラキラと輝き、風にチャラチャラと鳴ると言う、霧氷とは異なる状況に出会えた。夕方、再度夕日を撮ったがあまり感動的ではなかった。3日目、早朝(5時30分頃)から待機し、昇陽前の青紫色の地平線を数十秒の露出で撮った。朝食後の雨氷樹撮影はパスして、雪上車で雪原散歩に参加し、途中から歩いて雪原の風景を楽しんだ。2008年から続けて通ったが、今回初めて晴れた朝日、夕日が拝めた。でも年々雪が減り続け、来年はどうかな。鹿や猪、猿がかなり増えているが。