拝啓、Bovensiepen様。

November of 2004, It was love at first sight...

ミツオカノオロチ

2006-10-16 23:26:54 | Weblog
光岡、よくやったなという感じですね。

フェラーリやランボと並んでも、デザインの押し出しで十分張り合える。むしろ喰う。
国産でこれだけデザインに凝ったクルマは、今までにはなかったのでは?
私はこれまでのモーターショウで2回程プロトタイプを見てきていますが、正直出せると思っていませんでした。
光岡さん、ゴメンナサイ。あなたたちは素晴らしい。

ただ、エンジンでもっと主張があってもいいのかな、とは思いますが。
最高出力  233ps/5600rpm
最大トルク 33.4kgm/4400rpm
省燃費性能バツグンで高効率エンジン(ハリアーの3.3L・V6)なのでしょうが、いかんせん1000万オーバーのクルマのエンジンですからね。
国産アッパーミドルクラスのクルマのエンジンと共通というのは、正直ときめくものがないです。
思い切って大排気量エンジン載せたら良かったんじゃないでしょうか。

夢があっていいじゃないですか。スーパーカーってそういうものだと思いますし。

私が中学生のガキだったころ、スーパーカー(みたいな格好をしている車も含めて)のエンジンと聞けば、例外なく外観を裏切らない、とてつもない性能なんだろうと思っていました。280psカーなんかとは次元が違う、と。

光岡の社長さんは、雰囲気を楽しむスーパーカーがあってもいいんじゃないか、と某雑誌のインタヴューに答えていましたが・・・
スーパーカー=エンジンの方程式は厳然たる事実ではないでしょうか。

確かに、コストを考えたら仕方がないのかも知れません。
自社製のエンジンを1から開発したら、いくらかかるか知れたものではないでしょうし。
既存の良く出来たエンジンを積むのは賢い選択だと思います。
スーパーカーとして見てどうかという問題は別として。

しかし、デザインはこの通り非常にアクが強く個性的ですから、「特殊なクルマ」のオーラは出ています。
そりゃあもうダダ漏れって感じで(笑)
このクルマを買う時は、中身に拘らず外観に1000万円かけるつもりで買うのでしょうか。

もし手元に1000万あって、屋内駐車場がもう一台分あったら。
・・・400台限定のクルマ。勢いで買ってしまうかも(笑)

・・・でもこれで葬式には行けないよなあ。

画像は2005年の東京モーターショウ・ミツオカブースにて。

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