拝啓、Bovensiepen様。

November of 2004, It was love at first sight...

そのクルマ、凶暴につき(笑)

2006-12-08 14:30:25 | Weblog
ブリティッシュなグリーンを身に纏い、疾走するクルマ・・・その名はキミーラ。
今日は、前々から書きたいなあと思っていたメーカーを取り上げます。

このクルマを生み出したメーカーは、イギリスのTVRといいます。
クルマ好き、「エンスー」な方達が熱い視線を送るメーカーの中のひとつです。
1946年にトレバー・ウィルキンソンが若干23歳にして創業。
以来、途中幾度かの経営不振をなんとか凌ぎながら、経営者もちょこちょこ変わりながらも「尖った」モデルを世に出し続けています。
私は勝手に「ファナティック・バックヤード・ビルダー」と呼称しています(笑)

生産規模は極少数の、年間約2000台規模です。ちなみにフェラーリが約3500台、ポルシェは4万台(すごく多く感じる・・・笑)です。
我等が愛するアルピナはというと、年産約800台。アルピナはフェラーリの4分の1にも満たない希少種だということが分かりますね。TVRと比べても半分以下ですからね。

そんなTVR、クルマの作り方(哲学)は単純明快。
「スポーツカーってのは、軽量ボディにハイパワーのエンジン積むモンなんだよ」
・・・実に分かりやすいです。
「マルチチューブラー・スペースフレーム」という鋼管ボディにFRPを被せているのですが、特殊な素材を用いることにより実現された「ヌメッ」としたデザインは一種独特な雰囲気を醸し出しています。私も大好きです。

ここでキミーラのディメンションを紹介。

全長×全幅×全高:4080×1720×1220
車体重量:1050kg(軽!)
エンジン:ローバー製OHV・V8・4000cc(250ps)
駆動方式:FR

クルマの成り立ちからしてこんな感じ(ファナティック!)なので、重量が嵩む装備はすべて排除。ABS、DSC、エアバッグ等の安全装置すらありません。
保険料高そうだナ・・・(笑)
心得のない人(もちろん私も含まれます・涙)が乗ったら、すぐに谷底に落っこちるでしょうね。素人お断り。腕があるやつだけ乗りな・・・とクルマが語っています(笑)

いやいや、久しぶりに胸のときめくクルマに出会いましたね。眼福!
いいじゃないですか、「人生50年」って感じで(←意味不明)
いつの日か私もこういう割り切った究極のレスポンスを味わってみたいですね。

かくて今日も「こだま」さんは極上のキミーラでサーキットの狼に。
今度ナビシートに乗せてくださ~い!

画像はバンガイランにて。「こだま」さんのキミーラ。



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2 コメント

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Unknown (「こだま」)
2006-12-09 12:31:34
自称「サーキットの子羊」です。
素敵な文章ありがとうございます。
個人的には、いまのTVRより、キミーラ前後のTVRが好きです。
キミーラに乗ってから、運転、少しずつ巧くなっている気がします。
今度、男二人、寒い中オープンでドライブしましょう!ドリフトはしませんからぁ・・・
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Unknown (tom)
2006-12-09 21:38:53
ふふ。子羊か狼かは明日分かるかもしれませんね(笑)

>>個人的には、いまのTVRより、キミーラ前後のTVRが好きです。

オーナーになったことがないので、フィーリングその他については分からないのですが・・・。キミーラの製造前後と今現在ではどのあたりが違うのですか?

>>今度、男二人、寒い中オープンでドライブしましょう!ドリフトはしませんからぁ・・・

やったー。きっとですよ?
・・・公道ドリフトはリスク高すぎでしょうから是非ご自重をば(笑)

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