逆説の法則 西田活裕著 2017.5.25
《読む目的》負けるが勝ち
《お勧め度》★★★★☆
《発見》科学的ゆとり
《ポイント》
序論 正言若反(老子)
◼︎ことわざ
「損をして得をとる」
「苦あれば楽あり」
「急がば回れ」
「急いては事を仕損じる」
「慌てる乞食はもらいが少ない」
「情けは人の為ならず」
「自分を高くする者は低くされ、
自分を低くする者は高くされる」
ルカ福音書
第1章 世界は逆説に満ちていた
◼︎無駄とは「目的」「期間」「立場」の3つを定めないて決まらない概念
◼︎行き過ぎに注意
集団食中毒の原因O-157は極めて弱い細菌で、汚い場所では発生できない。
清潔志向が行き過ぎた国のみ発生し、除菌を進めるほど発生しやすくなる。
◼︎営業マンの引く作戦
「14分間」以内で説明は終了する。A3紙1枚にまとめる。
◼︎何のために仕事をしているか?
会社と従業員の目的を一致させないと改善のベクトルが合わず改善は進まない。
◼︎改善で重要なのは長期での目的を決めること。「バックキャスト型」
「失敗しなかった人は、何もしなかった人である」ロマン・ロラン
「失敗とは成功する前にあきらめることだ」松下幸之助
「七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず」孔子
◼︎稼働率の罠
装置の稼働率は70%から90%の範囲が適切で、このときに生産性が最大になる。人も余裕を持つことが大切である。
◼︎リスク・ホメオスタシス(リスク恒常性)
安全性を向上しようとして様々な装置を導入することで、それに安心して人の注意力が落ち、装置による安全性向上を相殺してしまう。支援を考える際には注意が必要である。
◼︎環境支援
農地を貸したら5年放置!
第2章 逆説を支える法則
はじめのマイナスを補う以上に将来プラスに転ずることが絶対条件である。
(逆説の醍醐味)
◼︎期間型の逆説
先にマイナスをとったおかげで後でプラスになった。
◼︎科学的ゆとり
例えば、
・ある高校では昼食後にあえて15分程度のお昼寝タイムを設けたところ、午後の集中力がアップした。
・エア・インディアはデリーサンフランシスコを西回りルートから距離が1万km長い東回りルートに変更したところ、燃費が向上し、2時間以上の時短になった。
・バケツリレーでは水は7割程度が効率的である。
◼︎空間:「空けるが勝ち」「分けるが勝ち」
◼︎時間:「かけるが勝ち」
◼︎人 :「負けるが勝ち」
第3章 日本の進むべき道
◼︎なぜ長期的視野になれないのか
◼︎組織のあるべき姿
老舗企業は企業サイズをあまり大きくしない。「分けるが勝ち」。
・トヨタの7カンパニー制
《読む目的》負けるが勝ち
《お勧め度》★★★★☆
《発見》科学的ゆとり
《ポイント》
序論 正言若反(老子)
◼︎ことわざ
「損をして得をとる」
「苦あれば楽あり」
「急がば回れ」
「急いては事を仕損じる」
「慌てる乞食はもらいが少ない」
「情けは人の為ならず」
「自分を高くする者は低くされ、
自分を低くする者は高くされる」
ルカ福音書
第1章 世界は逆説に満ちていた
◼︎無駄とは「目的」「期間」「立場」の3つを定めないて決まらない概念
◼︎行き過ぎに注意
集団食中毒の原因O-157は極めて弱い細菌で、汚い場所では発生できない。
清潔志向が行き過ぎた国のみ発生し、除菌を進めるほど発生しやすくなる。
◼︎営業マンの引く作戦
「14分間」以内で説明は終了する。A3紙1枚にまとめる。
◼︎何のために仕事をしているか?
会社と従業員の目的を一致させないと改善のベクトルが合わず改善は進まない。
◼︎改善で重要なのは長期での目的を決めること。「バックキャスト型」
「失敗しなかった人は、何もしなかった人である」ロマン・ロラン
「失敗とは成功する前にあきらめることだ」松下幸之助
「七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず」孔子
◼︎稼働率の罠
装置の稼働率は70%から90%の範囲が適切で、このときに生産性が最大になる。人も余裕を持つことが大切である。
◼︎リスク・ホメオスタシス(リスク恒常性)
安全性を向上しようとして様々な装置を導入することで、それに安心して人の注意力が落ち、装置による安全性向上を相殺してしまう。支援を考える際には注意が必要である。
◼︎環境支援
農地を貸したら5年放置!
第2章 逆説を支える法則
はじめのマイナスを補う以上に将来プラスに転ずることが絶対条件である。
(逆説の醍醐味)
◼︎期間型の逆説
先にマイナスをとったおかげで後でプラスになった。
◼︎科学的ゆとり
例えば、
・ある高校では昼食後にあえて15分程度のお昼寝タイムを設けたところ、午後の集中力がアップした。
・エア・インディアはデリーサンフランシスコを西回りルートから距離が1万km長い東回りルートに変更したところ、燃費が向上し、2時間以上の時短になった。
・バケツリレーでは水は7割程度が効率的である。
◼︎空間:「空けるが勝ち」「分けるが勝ち」
◼︎時間:「かけるが勝ち」
◼︎人 :「負けるが勝ち」
第3章 日本の進むべき道
◼︎なぜ長期的視野になれないのか
◼︎組織のあるべき姿
老舗企業は企業サイズをあまり大きくしない。「分けるが勝ち」。
・トヨタの7カンパニー制
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