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柳井正 わがドラッカー流 経営論 NHK「仕事学のすすめ」制作班・編 2010.1.25

2017年09月16日 11時55分19秒 | Atsushi
柳井正 わがドラッカー流 経営論
NHK「仕事学のすすめ」制作班・編
2010.1.25

《読む目的》仕事学を知る
《お勧め度》★★★★☆
《質問》経営論の本質は何か
《発見》企業の目的は人間を幸せにするために存在しているということ。
・ガンバロウ!

《ポイント》
◼︎企業の目的として有効な定義は1つしかない。すなわち、顧客の創造である。
(ドラッカー 現代の経営)
・顧客が企業の土台として企業の存在を支える。顧客だけが雇用を創出する。

◼︎あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。弱みによってではない。最初に問うべきは、我々の強みは何かである。
(ドラッカー 乱気流時代の経営)
・不思議なことに長所を伸ばしていくと、欠点というのはどんどん消えていく

◼︎ドラッカーの経営理論の中心には「人」がいる。
・企業はお客様、ひいては社会のために存在している

◼︎知的労働者は、すべて企業家として行動しなければならない。知識が中心の資源となった今日においては、トップだけで成功をもたらすことはできない。
(ドラッカー 創造する経営者)
・派遣社員やアルバイト含め、人材を知識労働者として育てる環境を作ることが大切

◼︎お客様に必要とされているものを提供することが、企業の唯一の使命なんです。

◼︎時間は無限ではない、集中せよ
成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何にとられているかを明らかにすることからスタートする。
(ドラッカー 経営者の条件)

◼︎できなかったことを、できるようにするためには「もっと自分に期待することが大切」なんです。自分に期待するということは理想を持つということ。
マクドナルドの創始者も、ケンタッキーのカーネル サンダースも50歳を過ぎてから起業したわけですからね。

◼︎企業が存在し続けるためには、社会や共同体の中で、何らかの役割を果たし続けなければならない。
それができなくなったときには、「企業は社会がその消滅を許す唯一の組織である」(ドラッカー 断然の時代)

◼︎障がい者と一緒に働くことで、他の従業員の意識がかわり、協力しあい、その気持ちがお客様に対しても向けられ、結果、売り上げアップにつながった。

◼︎ビジネスは団体競技
個人競技で優勝をねらえなくても、みんなで一緒に協力すれば団体優勝を狙える。

◼︎最後に
「企業は社会の公器であるという意識を持って、お客様や社会に自分たちが提供できるもの、提供すべきものは何かを常に考える」
「そこで働く人たちは、企業に使われるのではなく、自分も経営者のひとりという意識を持ち、自分の頭で考えながら働く」

この2つを実行していれば、その企業はお客様にも従業員にも必要とされ、大きな利潤を生み出し、長く存続させることができる。

◼︎企業の目的は人間を幸せにするために存在しているということ。


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