こちらではもうすぐ長い夏休みが終わり、新学年がスタートすることになります。おおよその理解では、9月始まりの6月終わりというのが米国の学校スケジュールと考えられがちですが、最近はそれが少し早まる傾向にあります。私のいるところでは、大体が8月中旬から翌年の5月中下旬までといった感じで、その後は焼く3ヶ月近い夏休みというのがオーソドックスなスケジュールです。
そして今の時期、どこもかしこも「Back to the school!」というタイトルが掲げられ、新学期を迎えるための準備がはじまります。ところがこの時期が私にとって一番頭を悩ませるシーズンなのです。学校に行く子供の「レジストレーション」をしなければならないのです。これがまた非常に面倒なのです。
今年の場合、引越しもあったものですから、子供たちは2人ともそれぞれ新しい学校に行くことになります。行くはずの学校に出向き、どの書類が必要か? どういうスケジュールでレジストレーションをすればよいのか? 能力別のクラスはどこに入るのか? 等々様々なことをヒヤリングした上でその準備をしなければならないのです。学校が違えば大まかなシステムは一緒でも詳細はかなりことなってきます。それをひとつずつチェックしながら進めていかなければなりません。
今回のケースでは、1.まず新しい学校に挨拶に行き、2.必要書類をもって再度学校へ子供を連れて行き、3.子供の学力レベルを見極めるためのテストを行い、4.カウンセラーの先生と面談し、ようやくレジストレーションが整うわけです。この後子供がオリエンテーションに出かけ、一年がスタートするのです。問題なのは、これら1件1件をそれぞれ別にやらなくてはいけないので、膨大な時間がとられます。相手とスケジュールと自分の予定をうまく組み合わせて、できるだけ全部漏れないようにしなくてはいけないのですが、今回は子供2人が別々で且つ出張と仕事の狭間に立たされ、非常にタフなコンディションを強いられています。いやはや疲れます。
まあこれで一度学校が始まってしまえば、あとは線路に乗った電車のようで楽なのです。この一時の苦労さえ乗り越えれば、後は楽な道が続くのです。
米国の学費はとても安いです。但し公立校であればですが・・・。私立は結構高いようです。小学校から高校まではほとんどお金がかかりません。ランチもだいたい1-2ドル前後と安いです。そういう意味では、学費のかからない体系になっています。さらに(これは学校にもよりますが、)まじめに勉強すれば、いい大学に行くこともできますし、3年とか3年半とかで卒業することも可能です。日本人の場合、こちらで2年以上暮らせば帰国子女の要件がだいたい揃います。日本で学校に行って放課後に塾にいって、あくせく苦労していい学校に入るよりはこちらでそこそこ勉強をして、まあまあな成績さえとっておけば、帰国子女で学校に入ることもかのうです。こっちのシステムに慣れてしまえば、現役で米国の大学に行くことも可能です。もし日本の学校をでれば、おおよそ1-2年間は語学学校に入ってこちらの大学にいく準備期間が必要です。学校・塾・留学費用等を考えれば、こちらでゆっくりと勉強したほうが割安ですし、日本に戻るとしてもかなり楽な入学試験になるようです。
でも、最初の1-2年は地獄のような日々が続きますが・・・。子供たちと一緒に宿題と格闘です。
米国の勉強は主として論理構成を軸とした勉強法です。日本の場合はどちらかというと覚えることを主体にしています。というのもアルファベット26文字と漢字・ひらがな・カタカナの合わせて2,000字近く覚えなくてはいけない日本の勉強では、ゆっくりと物事の本質・構成を学ぶことはできません。故に、こちらとはまったく違った教育システムになっています。
私の個人的な意見ですが、そういう教育の中、米国人は論理構成に関しては極めて強い人間が育つのですが、奈何せんその知識を応用することに乏しい人が多いと思います。日本人は逆です。だから発明家は米国人に多く、その技術をうまく仕上げるのを日本人が得意なのです。ある意味、この両方がタッグを組めば、非常によい仕事ができるとは思います。
「論理的思考」をとるか「分析的思考」を求めるかの違いが生じます。一番良いのは両方を学ぶことがいいのですが、それがなかなか難しいのです。
でもまあ、こちらで子供を育てれば、無理をしなければ結構安い学費で済みますし、さらにモチベーションを与えてあげれば米国・日本の良い大学に行くことも可能です。そういう意味では、「老後の備えにやさしい教育システム」と言えるでしょう。また奨学金システムも充実しています。これは日本のものとは違い、後で返す必要がありません。大学も優秀な人材がほしいので、そういう人間には、お金を払ってでも来てほしいのです。その見合いを企業から集めたり、留学生から徴収しているのです。
どちらがいいシステムかは人によって違うかもしれませんが、私の考えでは日本で詰め込み主義であくせく無駄な勉強をするよりは、こつこつと論理的な勉強で進める米国システムのほうが良いと思います。
最近うちの子供も、「日本の学校は制約が多くてつまらない、自由がないからいや・・・。」というようになりました。来た1-2年は「早く帰りたい。」と言っていたのですが、100%見事な方向転換をしてしまいました。まあわかるような気がします。
留学にあこがれるのは良いのですが、チャンスがあれば早い時期からこちらで勉強するのが良いかもしれないと思うことも多々あります。皆さんはどう思いますか?
「住めば都」というのはこちらでもあてはまるかもしれません。
そして今の時期、どこもかしこも「Back to the school!」というタイトルが掲げられ、新学期を迎えるための準備がはじまります。ところがこの時期が私にとって一番頭を悩ませるシーズンなのです。学校に行く子供の「レジストレーション」をしなければならないのです。これがまた非常に面倒なのです。
今年の場合、引越しもあったものですから、子供たちは2人ともそれぞれ新しい学校に行くことになります。行くはずの学校に出向き、どの書類が必要か? どういうスケジュールでレジストレーションをすればよいのか? 能力別のクラスはどこに入るのか? 等々様々なことをヒヤリングした上でその準備をしなければならないのです。学校が違えば大まかなシステムは一緒でも詳細はかなりことなってきます。それをひとつずつチェックしながら進めていかなければなりません。
今回のケースでは、1.まず新しい学校に挨拶に行き、2.必要書類をもって再度学校へ子供を連れて行き、3.子供の学力レベルを見極めるためのテストを行い、4.カウンセラーの先生と面談し、ようやくレジストレーションが整うわけです。この後子供がオリエンテーションに出かけ、一年がスタートするのです。問題なのは、これら1件1件をそれぞれ別にやらなくてはいけないので、膨大な時間がとられます。相手とスケジュールと自分の予定をうまく組み合わせて、できるだけ全部漏れないようにしなくてはいけないのですが、今回は子供2人が別々で且つ出張と仕事の狭間に立たされ、非常にタフなコンディションを強いられています。いやはや疲れます。
まあこれで一度学校が始まってしまえば、あとは線路に乗った電車のようで楽なのです。この一時の苦労さえ乗り越えれば、後は楽な道が続くのです。
米国の学費はとても安いです。但し公立校であればですが・・・。私立は結構高いようです。小学校から高校まではほとんどお金がかかりません。ランチもだいたい1-2ドル前後と安いです。そういう意味では、学費のかからない体系になっています。さらに(これは学校にもよりますが、)まじめに勉強すれば、いい大学に行くこともできますし、3年とか3年半とかで卒業することも可能です。日本人の場合、こちらで2年以上暮らせば帰国子女の要件がだいたい揃います。日本で学校に行って放課後に塾にいって、あくせく苦労していい学校に入るよりはこちらでそこそこ勉強をして、まあまあな成績さえとっておけば、帰国子女で学校に入ることもかのうです。こっちのシステムに慣れてしまえば、現役で米国の大学に行くことも可能です。もし日本の学校をでれば、おおよそ1-2年間は語学学校に入ってこちらの大学にいく準備期間が必要です。学校・塾・留学費用等を考えれば、こちらでゆっくりと勉強したほうが割安ですし、日本に戻るとしてもかなり楽な入学試験になるようです。
でも、最初の1-2年は地獄のような日々が続きますが・・・。子供たちと一緒に宿題と格闘です。
米国の勉強は主として論理構成を軸とした勉強法です。日本の場合はどちらかというと覚えることを主体にしています。というのもアルファベット26文字と漢字・ひらがな・カタカナの合わせて2,000字近く覚えなくてはいけない日本の勉強では、ゆっくりと物事の本質・構成を学ぶことはできません。故に、こちらとはまったく違った教育システムになっています。
私の個人的な意見ですが、そういう教育の中、米国人は論理構成に関しては極めて強い人間が育つのですが、奈何せんその知識を応用することに乏しい人が多いと思います。日本人は逆です。だから発明家は米国人に多く、その技術をうまく仕上げるのを日本人が得意なのです。ある意味、この両方がタッグを組めば、非常によい仕事ができるとは思います。
「論理的思考」をとるか「分析的思考」を求めるかの違いが生じます。一番良いのは両方を学ぶことがいいのですが、それがなかなか難しいのです。
でもまあ、こちらで子供を育てれば、無理をしなければ結構安い学費で済みますし、さらにモチベーションを与えてあげれば米国・日本の良い大学に行くことも可能です。そういう意味では、「老後の備えにやさしい教育システム」と言えるでしょう。また奨学金システムも充実しています。これは日本のものとは違い、後で返す必要がありません。大学も優秀な人材がほしいので、そういう人間には、お金を払ってでも来てほしいのです。その見合いを企業から集めたり、留学生から徴収しているのです。
どちらがいいシステムかは人によって違うかもしれませんが、私の考えでは日本で詰め込み主義であくせく無駄な勉強をするよりは、こつこつと論理的な勉強で進める米国システムのほうが良いと思います。
最近うちの子供も、「日本の学校は制約が多くてつまらない、自由がないからいや・・・。」というようになりました。来た1-2年は「早く帰りたい。」と言っていたのですが、100%見事な方向転換をしてしまいました。まあわかるような気がします。
留学にあこがれるのは良いのですが、チャンスがあれば早い時期からこちらで勉強するのが良いかもしれないと思うことも多々あります。皆さんはどう思いますか?
「住めば都」というのはこちらでもあてはまるかもしれません。