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随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

星空の守り人 

2009-08-19 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
 家族が日本に帰ったときに、お土産リストの中に久々にTVゲームのソフトを入れておきました。元々ゲーマーというほどではないですが、たまに興じるのは好きです。基本的にRPGのFFシリーズとドラゴンクエストくらいしかやらないので、熱中するのはそれこそ2-3年に一回(そのくらいのペースでしかソフトが発売されないので・・・)なのですが、はまるとそれがクリアされるまでの1週間くらいはかなり力を入れてプレイします。ちなみにFFシリーズはスーパーファミコンになったときに発売された4(フォー)から、オンラインゲームの11(イレブン)を除く全部をクリアしています。ドラゴンクエストは一応3(スリー)を除く全部を制覇するはずだったのですが、7(セブン)を途中で挫折、8(エイト)はどうもやる機会を失してしまって、未だにトライをしていないのです。

 まぁ、そんなこんなもあるのですが、ブルーレイディスクの関係上からプレステ3を購入してしまったし、うちの息子がWiiを買ってしまったものですから、それを稼動させないのももったいないということもあり、ひさびさにゲームソフトに手を出したのです。

 今回は「モンスターハンター・トライ」と「ドラゴンクエスト9(ナイン)」を頼んだのです。

 「モンスターハンター」のほうは、暇な時間があったらやろうと思っていたので、それほど深く考えて買ったわけではありません。ただ、いろいろな情報を聞く限りでは、結構おもしろそうなので、とりあえず試してみました。まだはじまったばっかりなので、何ともいえませんが、やっぱりグラフィックはきれいですし、なかなか味わい深く作られていると思います。ただ、その分複雑なシステムや操作が必要になるような感じなので、どこまで自分でうまく対応できるかが今後楽しめるかどうかの鍵になりそうです。

 で、実は「ドラゴンクエスト」ですが、これにはある目的を持って買ってきてもらいました。というのも、今回のハードが「DS」なので、外でプレイすることができるのです。つまり、私の嫌いな飛行機の中でもやることができるのです。どこまで私の気の迷いを癒してくれるかを試したかったのです。

 というわけで、家族が帰ってきてから初の出張となった昨日から早速お試しをしてみました。まぁ、人間というのは他のところに神経が集中するととかく周りが見えなくなるものです。予想通りだったのですが、プレイしてみるとそこそこの揺れがあっても、画面に釘付けになっていることが多く、いつもだったら「いやだなぁ・・・。」という感じもかなり軽減されることがわかりました。一種の「精神安定剤」みたいな役割をそこそこ果たしてくれることがわかりました。

 でも大きく揺れた場合はやっぱりだめです。(笑)

 ただ、RPGの性なのでしょうか・・・? やっぱりプレイ中のセーブのタイミングがなかなか難しいのです。長いフライトだったら良いのですが、そこそこの時間だと到着の時間が気になってしまい、うまく調整しながらやるのはなかなか難しいです。昨日はまだはじめたばっかりということもあり、それほど進みませんでしたが、こういうのってエンディングに向かうに従い、ボス戦が結構時間がかかるので、いずれは途中中断、ということも起きてしまうような気もします。でもそれって結構悲しいんですよね・・・。

 ということで、その名の通り「天空の守り人」になってくれるかどうかはわかりませんが、空でのゲームプレイにしばらく興じようと思っています。

 「いい歳をして・・・。」といわれるかもしれませんが、こういうのも意外にストレス軽減につながるんですよ・・・。そして若さを保つ秘訣だとも思います。どうでしょう?(笑)

本当の視聴率とは?

2009-05-23 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
 最近「月9」のドラマの視聴率が今までに無く「ありえない低迷ぶり」を続けているという記事がありました。確かに長年いろいろな番組を作ってくれば、それなりにストーリ展開も配役もマンネリ化してくることは考えられます。だから作り手のほうもあれこれと新しいジャンルにチャレンジをしながら境地を開いていくことが求められます。

 ただ、今日ニュースをネットで調べていたら、面白い記事を見つけました。このドラマですが、視聴率は低迷を極めている一方で、「録画率が非常に高い」という事実があるようです。記事の出所は、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000003-jct-ent です。これを読んでいると単にこのドラマの視聴率が低迷している原因は「作る側」と「見る側」のすれ違いが原因というよりも、むしろ「見る側」のTVに対する視聴の姿勢が変わってきているのではないか? とも思えてしまいました。

 今まではおもしろい番組があれば、早く家に帰って見るのが楽しみでした。ところがアフターファイブ(死語?)のライフスタイルが多様化してきたこと、ネットを通じて放送直後の番組がいままでみたいに再放送に頼らなくてよくなったこと、デジタル化及び録画機器の発達により、例え録画しても実際放送時のクオリティーとほとんど変わらなくなったこと、等々により、「生(Live)」の良さを感じさせない番組は、本来の時間帯で見るよりは、自分の好きな時間に楽しむようになったような気がします。

 つまり、事件やスポーツ性などその時のライブ感があるものは、どうしてもその場でみないと臨場感がありません。大事件・大事故が刻々と変化していくさまや、サッカーの日本代表戦なんかは、結果を知ってから見るよりもその場で見ていないと良さがわかりません。一方でドラマのようなものはいつ見ても「鮮度」は変わらないわけで、そういう番組は自ずと「自分のリラックスできる時間に見る」という風になるのも当たり前だと思います。

 確かに視聴率を見ていると定番の人気番組を除いては、どちらかというと事件性のある番組やスポーツが高いような気がします。作品の良し悪しがあるので、駄作は視聴率が落ちるのが当たり前ですが、上記のようにライフスタイル自体が変わってきたと考えるならば、果たして本来の「視聴率」というものさしで、「人気のあるなし」を判断するのが正しいのかどうか怪しくなってきます。やはり地上デジタル派への切り替えにより、新しいものさしが必要かもしれません。

 こうやって考えてみると、人間のライフスタイルは大きくとは行きませんが、徐々には変化してきているのは事実です。それを肌で感じたときに、本当の「時代の変化」を個々が意識するのかもしれません。ただこういうものはなかなか気がつかないうちに変わっているものなのですがね・・・。

 恐らく日本にいればわからないことなのでしょうが、米国に来たからわかること、客観的に見て意識できることってあるものなんですね? こういうことに「敏感」になることが、時代を生きていくには大切なんだなぁ、とふと思いました。

漫画・アニメーションに見るパラレルワールド

2009-04-27 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
 最近日本の漫画もアニメーションも国際化しています。これは日本で作られた作品が世界で出版・放映されていることもあるのですが、一方で漫画自体も舞台が日本だけのものから海外に広げていくような作品が多くなってきているような気もします。

 例えば「のだめカンタービレ」のように、パリに舞台を移したものがあります。今までの作品では、海外留学とかすればその間は完全にスキップして、そこから帰ってきたところから物語が再スタートするようなものが多かったのではないでしょうか?

 少し昔の作品では、「シャーマンキング」があります。シャーマンファイトの主舞台である米国のパッチ族の村は、「メサベルデ国立公園」がモデルに使われています。日本ではあまり有名なところではないのですが、実際には「グランドサークル」の東端にあるかなり有名な先住民の遺跡です。最初読んだときには気がつかなかったのですが、最近読んで見て、「そうなんだ!」と納得してしまいました。

 直近で読んだのには「ハヤテのごとく」があります。ロスアンジェルスとラスベガスの描写がありましたが、「おー、まさにこの感じはあそこだな・・・!」というのがありました。つい最近行ったので、まさにこの部分がどこであるかは一目瞭然に思い出せました。

 アニメーションでは昨年の「マクロスF」では、恐らくかなりの人が気がついていたでしょうが、フロンティア内の都市は完全にサンフランシスコをモチーフに使っています。坂道とかケーブルカー、街並みなんかは知っているひとにとっては本当に「なーるほど!」という風に感じてしまいます。

 これはあくまでも一例であり、いろいろな作品で世界中のあちこちが舞台として使われています。ただ、昔は単に地名だけとか、その辺のありきたりの資料から作られるものが多かったのですが、最近では漫画やアニメが「国際化」したこともあり、中途半端なものを書くと、日本ではごまかせても海外で出版されたときにいろいろと突っ込まれる可能性もあるのでしょう。だから、作家自身もかなり詳細に調べて使っているように思います。

 こういう風に、日本と言う狭いところにとどまるだけではなく、世界の読者・視聴者を考えた?(本当に作者が考えているかが疑問ですが・・・)作りになってきているのはうれしいことです。こういう細かいというかオタク的なマニアックな部分に感動することも、漫画やアニメーションを趣味とする人間にとっては大事なことではないかと思います。

 ところでその一方、よくよく見てみるとどう見ても理屈に合わないところも出てきます。漫画・アニメーションとも「現実世界」との「パラレルワールド」と考えれば全てありなので、「あそこが違う」とか「ここがおかしい」などと追求するつもりはありません。あくまで、自分で見つけて、ニヤニヤしているのがオツなのです。そういう意味では漫画やアニメーションをただ見るだけではなく、じっくりと重箱の隅をじっくり見てみると、意外とおもしろい発見があると思います。

 日本ではもうすぐGWですね? きっと皆さん、どこかにお出かけになるのではないか? と思いますが、もしどこに行くでもなく漫画やアニメーションを見るような予定しかないのであれば、ちょっと見方を変えた鑑賞法を試してみたらよいでしょう。これは何もこれだけには限りません。映画や本とかその他もろもろのものにも当てはまることだと思います。つまり、「当たり前の考え方で見る」だけではなく、「少し違ったところから物事を見てみよう!」という感覚で考えると、何か違ったものが見えるのではないでしょうか? ということです。

 まあ、暇でしたらそういうのも面白いと思います。でも、やっぱり漫画とかアニメーションは、楽しく読んだり見たりするのが一番ですよね? リラックスして自己の世界に没頭できる日本人にとって大事な文化だと思います。

 まさに愛すべき「パラレルワールド」なのですから・・・。

青い奴!

2009-03-30 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
 さて、昨日の「オペラ座の怪人」は自分的になかなかのものだったのですが、せっかくニューヨークに来たのですから「もうひとつ! 何か?」と言いたくなるのが人情です。そこで私は「Blue Man Show」を選びました。

 前々から何度も「これはいいよ!」って聞いていたので興味はあったのですが、チャンスがありませんでした。今回偶然ちょうどいい時間帯に公演をしていることが来てからわかったので早速ネットで予約をしてみたところ、何とか席が取れました。「ラッキー!」と思いわくわくとシアターに出かけることにしました。

 「Blue Man Show」と言うと、青ずくめの3人のおっさんが、パイプ管を叩いてドラミングの演奏をする、というイメージでした。いきなり冒頭から派手なドラミングのパフォーマンス・・・、でも何か様子が変です。パフォーマンスの中にいろいろと「ギャグ」が入っているのです。(笑) これがなかなかの大ウケです。言葉を一切発しませんので、例え英語がわからなくても容易に理解ができます。(他の人に英語で説明をしなくて済むのがとっても楽でした。)

 さて、パフォーマンスもいろいろです。日本の芸人がするような古典的なものから、インクを(口から)吹きつけてのアート作成。場内に飛び出しては、今度はお客を舞台に呼び出して一緒に芸をしたり、魚拓ならぬ(お客で)人拓を作って披露するというもの。場内ここにもそこにもあったかと後で気づくトイレットペーパーを場内にちらけまくり、それと光を合成することにより視覚的な残像を作り上げてスローモーション的なビジュアルを作り出すもの等々。無言でぎろっと睨んだ眼光が怖いのですが、その一挙手一投足に至るまで計算された動きとそこここにちりばめたギャグが何とも変なマッチングを生み出しているのです。

 もちろんドラミングのパフォーマンスも優れものです。前述のパイプ管はさることながら、インクを使った音とビジュアルの融合やテクニックそれ自体もとてもすばらしいものがあります。

 どんどん見入っていくうちに不思議な気がしました。「あれ・・・? これってどことなく昔の『スネークマンショー』のような感じがする。」って・・・感じなのです。それがわかると、なるほどこのショーが万人に受け入れられるのがわかるような気がしました。

 ショーの時間は1時間40分くらいでしたが、ほとんどノンストップなので、息つく暇もありません。次から次へと出てくるパフォーマンスに圧倒されっぱなしでこの時間が本当に短く感じました。

 内容全体から言うと、若干日本のギャグ的に口からものを出したり、インクがばら撒かれたりといったようなちょっと?かなぁ、というものもありますが、それほど度を越えたものでもないので、「まあ許せるかな?」という範囲です。大人から子供まで誰もが楽しめるようなものだと思います。

 このショーは前述のように彼らは言葉を一切発しませんので、たとえ英語がわからないひとでも十分楽しめます。そういう意味では、「駐在員」がお客さんをご招待するのに非常に良いものではないかな? という気はしました。

 ちなみに、「Blue Man」ということだったので、全身全部が青タイツでやるのかと思いきや、顔と手首だけで、あとは黒い服を着ていました。

 まあこれだけではなく、ブロードウェイにはさまざまなミュージカルや劇・パフォーマンスがあります。ぜひともこちらにお越しの際は、探してお楽しみください。でも日本でチケットを買うと結構高くつくことがありますので、もし本当に行くのであれば、こちらに住む人に頼むのが一番かもしれません。

 さて、次回は何をみようか? 私も楽しみになりました。

Phantom of the Opera

2009-03-28 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
 “Phantom of the Opera”-日本ではオペラ座の怪人として有名なミュージカルです。ミュージカルではあるのですが、普通の歌って踊って楽しむものというのとは一線を画した作品だと思います。見たことのある人は、きっとその意味がお分かりだと思います。

 どちらかというとストーリー性が強く、主として歌を聞かせる人間が主役3人(ファントム、クリスティーヌ、ラウル)にほとんど限定されること、更に舞台仕掛けが他のミュージカルと比べると明らかに大掛かりであることがあげられます。

 元々この作品は1910年にフランスの作家、ガストン・ルルーにより発表された怪奇小説が元になっています。(あらすじはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E5%BA%A7%E3%81%AE%E6%80%AA%E4%BA%BA を参考にしてください。) ブロードウェイのミュージカルはロイド=ウェバーによるもので、1986年にロンドンで初演され、1988年にニューヨークではじまりました。既に20年を超えた超ロングラン記録を更新をしているようです。確かに謎めいた天使の声に魅了される新鋭のコーラスガールが主役を掴む。ところがこの天使の声が実はオペラ座の地下水路に潜む怪人であり、彼は醜い姿をしながらも純粋に彼女に恋をする、嫉妬をする、そしてその葛藤の中で殺人を起こし、彼女を誘拐し地下水路に引き込んでいく。そしてそれを追う彼女の恋人・・・。そして怪人の思いは、儚くも届かずやがて悲しい結末を迎えることになる・・・。なかなかのサスペンス満載のストーリー性が長いときを超えても人々を魅了しつづけているのでしょう。

 ミュージカルの命とも言えるのは、登場人物の「歌唱力・表現力」です。この作品、前にも言いましたが他のミュージカルと比べると主役3人の役割がかなり大きいところが特徴です。それは前編を通じて彼らの出番が多く長く、それ故、彼らがへまをしてしまえば公演丸つぶれという危険を孕んでいます。それ故、ダブルキャスト形式を実践しているのが実態だそうです。確かにこれほどの歌唱力を続ければ、その緊張も合わさりかなりのプレッシャーになるのも当たり前です。そういう意味では、役者泣かせの作品かもしれません。

 そしてやはり舞台仕掛けの大きさがこの作品を支えている重要な部分であることは間違いありません。まだ見たことの無い人もたくさんいらっしゃるでしょうから、詳細については是非ご自分で見て確かめてください。ただ、必ず一度見たらこの作品は忘れることはないと思います。「オペラ座の怪人見たことある?」って聞かれて、「あぁ・・・、あのシーンはびっくりしたねぇ?」って直ぐに反応できるようになります。これは見てのお楽しみ!

 私はこの作品を既に3回ほど見ましたが、いつ見ても面白い作品です。作品を見てストーリーを確認して、また見て、そして新しい発見をする。見るたびに味わい深い伏線がいろいろとあるので、それをまた知ると楽しくなります。するめじゃありませんが、見れば見るだけ楽しみが増してくるのです。そういうすばらしい作品でないかと自分では勝手に思っています。(笑)

 最後のファントムのマスクに光が当たるあのシーンは、その儚くも悲しいモノローグが十分に伝わってきました・・・。

 ちなみにこの作品は続編が作られる? という話もあります。真偽の程は私にはわかりかねますが・・・。

 ともあれ、やはりこういうミュージカルものは本場で楽しむのが一番です。英語がわかるともっと楽しくなります。私は始めて見たときは、ぜんぜん意味がわかりませんでしたが、見るたびにわかるようになります。語学力の向上による新たなる発見もまた楽しいところです。こういうことから語学の向上心を高めるきっかけにするのも有ではないでしょうか・・・?

 まずは百聞は一見にしかずといいますので、一度皆さんもごらんになってください!

特訓する猫

2009-03-02 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
 昨晩は友人家族とお酒を飲んでしまい、今日の朝は遅い起床となりました。(うちの細君曰く、自分ひとり飲んでいて・・・・、と言っていますが。) 朝起きてメールチェックついでに何気なしにとあるひとのHPを覗いたら面白いものがありました。

 まずは、このYouTubeの画像をごらんください。http://www.youtube.com/watch?v=hPzNl6NKAG0

 猫がビール缶(おそらく6個パック)の外包装紙の中に突っ込んでいくものです。最初は飼い主?が猫じゃらしの方法みたいにこのパックを猫の前でずらしていくと、この中に入ろうと猫がつっこんでいくのです。

 彼/彼女は? 何をしようとするのでしょうか? どうもこの中を潜り抜けようか、はたまたこれを流行の最先端の服として身にまとおうとかしようとしているようです。そして特訓を開始するのです。

 画像はこの猫の特訓の模様を何度も中継します。なかなか派手に突っ込むので、あわやテーブルの足に激突という場面や、2つの箱に一気に突っ込むという難度の高い芸にも挑みます。その間、彼/彼女は常に尻尾を一定のリズムで振りながらがんばっています。よっぽど面白いんでしょうかねぇ? またその姿が、「だぁーーー、ぼてぇ!」と突っ込むのです。やはりちょっとダイエットが必要な感じがします。

 さて、何度かトライした後にやっと一個の箱に体を通すことに成功します。努力が達成されたのです。でも何か違和感が? 達成感や満足感がその表情から伝わってこないのです。相変わらず尻尾はふっています。

 どうしたのかな? と見ていると、もうひとつの箱に首を突っ込もうとするではありませんか? よっぽどの欲張りさんなんですね。でもその意欲はいいのですが、前の箱はその直後しっかり切れてしまいます。そのちょっと運動不足なお腹に耐え切れずついに破れてとれてしまうのです。

 最後は、「あー、とれちった・・・。」という顔でこの画像は終了するのですが、なんとも愛くるしいアホくさいものであります。(笑) でもほのぼのとしていいですね・・・。

 猫っていうのは本当によくわかりません。犬は従順なんで、その思考回路もわかりやすいと思います。(一応元、ポメラニアンの飼い主) でも猫はまったくの気まぐれで、つんとしているような感じです。でも、つぼにはまったら最後、何度も食いついてきます。マタタビ、猫じゃらし等々。まあ犬を彼女や嫁さんにへこへこする世の男性諸氏に例え、またこの猫の気まぐれさは、「いい女」の代名詞にも使われているところが、この「従順さときまぐれ」の最たるものかもしれっません。

 以前に「猫鍋」という画像がありました。要はその辺の床に土鍋を置いておくと、猫が寄ってきてその中に身を丸くして入り込むのです。単に「猫鍋」と言って外人にこれを説明すると、動物愛護団体に訴えられるかもしれませんが、詳しく説明して画像を見せると、これがこっちの人間のハートを異様なくらい揺さぶるものでした。もう大うけです。

 まあ、何にせよこういう画像を見るとほのぼのとしますねぇ・・・。何か日曜の朝にちょっと得した気分です。でも、こういう猫をあやつる道具はほしいなぁ? と思いました。(笑)

必殺仕事人2009

2009-02-14 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
 日本のTVに関してですが、前にも言いましたようにロケーションフリーTVを現在活用しまくっています。ただどちらかというと日本のニュース、バラエティーとかアニメーション、それにサッカーのようなスポーツが中心です。まあ日本の情報を入手するのとあまり考えなくていいような番組を見るのが好きなのかもしれません。確かにこっちで生活していて普段は英語を使っての毎日ですから、いつもアドレナリン垂れ流し状態なのでしょう。だからあまり考えるような番組は自分的には疲れるのです。まあいろんなストレスが誰にでもあるでしょうし、その度に乾いている心をこういうお笑いとかアニメは深く我々に考えさせることなく、活力を与えてくれるものだと思っています。

 そういう意味ではあまりドラマとかは見ません。いや、嫌いじゃないんですけどね・・・。

 次の展開とか考えさせられるようなものが多いとすごく気になるたちなのです。だから1話完結だったらまだいいんです。映画もOKです。ただなかなかまとまった時間がないと、こういうのは見れないんですけどね。連続系はおもしろそうなものはいっぱいあるんですけど、見てしまうと有に1時間はかかるし、次も気になるしと言った感じで、よっぽど気に入ったものでないと、見る機会はありません。要は一度見てしまうと、絶対に見通さないと自分的にいやなのです。そういうところが、変に完璧主義者なのです。

 確か昨年は「ガリレオ」は見ましたっけ・・・。後は見ないようにしていました。(笑)

 でも人それぞれつぼにはまるドラマってありますよね? 実は最近始まった「必殺仕事人2009」というのにはまっています。もともと中村主水シリーズは昔から好きで、それこそシリーズの最初のころから見ていました。確か結構前に藤田まことが主水引退宣言を出し、完結編を映画で作って終わったのでしたが、確か一昨年、TVスペシャルでやったのが良かったらしく、この1月から東山紀之を主演に置いて、新しいシリーズがはじまりました。もちろん主水も出ているところがよいです。(笑)

 このシリーズ、昔からそうだったのですが、舞台は江戸時代なのですが、妙に現代を意識した作りになっているのです。会社組織とか家庭関係、そして各話でのストーリーが居間の現代の世相を反映しているわけです。そういうところが見ると何とも良い風刺になっていていいんですけどね。

 またストーリーもそういう風刺がありながらも単純明快! 理不尽なことで不幸になった人を助けるために悪を切るというもの。ただ、彼らはあくまでも「仕事」に徹するところがクールなのです。当然時事ネタを扱っているわけですから、それに通ずるところも多く、社会的に共感を感じるところもあるものなのです。

 「晴らせぬ恨み、晴らします・・・・・・」

 長いこと社会人やっていると、晴らしてもらいたいものがいくつも出てくるんですよね・・・。でもそれがどうにもできないわけでして。(笑) まあバーチャルなところで納得する分にはいいんですよ! それが「憂さ晴らし」につながるわけですから・・・。

 みなさんのお気に入りの番組は何ですか?


シルク・ドゥ・ソレイユ

2008-12-23 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
この週末からクリスマス休暇に突入しました。とはいえ、子供たちの学校の関係上、スタートはこの月曜日からでした。今回はデスバレー&サンディエゴというツアーになったことと、私の今年最後の仕事がロスであったものですから、待ち時間を兼ねてラスベガスで久しぶりのバカンスを過ごしています。

このバカンス、自分的には非常に楽しみにしていました。いつも飛び回っていたり、家に居ればあれやこれやといろいろあって、なかなか落ち着けない日々が続いていたこともあり、どこかで一度、自分にご褒美という名の「自分の時間」が欲しかったわけです。普段だと夏休みの頃に1ヶ月くらいそういうときがあって、静かなときを過ごすことができるのですが、今年は引越しがあった関係上、そういうのが全くなかったのです。人間というものは贅沢で、そういう時間がなければないほど、勝手に求めるようになるのです。そういう意味では本当によかったひと時でした。

さて、週末に移動してきたのですが、とりあえず予定はほとんど考えていなかったので、まずはビュッフェから。昼からシャンパンを飲むという贅沢。そして部屋に戻って昼寝といった感じで、夜のShow timeまで過ごしました。その後、今回シルク・ド・ソレイユの舞台を初めて見に行きました。

自分的に考えてみると、いつも行くのがコンサートとかミュージカルとかで、こういうShow形式のものはあまり行った事はありませんでした。確かずっと前に一度サーカスを見に行ったことがあったような気がしますが、今回のような世界的に有名なものは全くありませんでした。日本だとチケットをとるのも一苦労でしょうが、ここでは現在4作品(内2作品は今回運悪くやっていませんでしたが)が公演されています。そういう意味では日本よりずっとこういう良いものを見られる環境にあるのはとっても良いことです。

今回見たのは、「Mystere」というやつでした。シルク・ドゥ・ソレイユが現在のラスベガスで成功を収めるきっかけになった作品だそうで、所謂一番「シルクらしいシルク」とのことです。普通のサーカスとは違い、すべてが肉体を武器にしての作品でした。パイプで作った箱と肉体美のコンビネーションを空中で見せる演目や、2人のマッチョが体を使い、器械体操チックにいろいろと形を作り上げていくのとか、棒を使っての演技・空中ブランコとかそれはもう多彩な芸をいろいろと見せてくれました。ひとつひとつがかなりハードな芸であるはずなのですが、やわらかくそしてゆるやかにこなされていくのです。どう考えてもこんなことできっこない、というプレイに思わずため息が出るほどです。そして、何度も「おぉー!」と言ってしまい、かなり隣の人に迷惑をかけてしまったような気がしました。(汗) いや、それほどに見る人を堪能させる作品であったのは間違いありません。

また、どうも自分の好きな音楽に関連してしまうのですが、すべての音楽が生演奏で、うまくパーカッションが演技の要どころに合わせた効果音の使い方も見事でしたが、最初と最後のところで、日本の和太鼓をベースとした演技があり、なかなかこれがこれでよい音がするのです。いやはや、演技・音楽・演目の流れも含めてもう最高で、堪能しつくしたといっても決して言い過ぎではないと思います。あっという間の2時間に大満足でした。これを紹介してくれたお友達には感謝感激雨あられ、といった感じでした。

これが他に3作品もあるということなので、今度また合間を縫ってここに来て見ようかと思っています。ちょっとくせになりそうです。(笑)

今年の秋に昔の部署にいた人たちが米国に遊びにくるといっていたので、是非ともその時は見せてあげたいなぁ・・・、と思っています。

まあ翌日は、これも昼すぎまでゆっくりお休み→お酒を飲んだくれて、あっという間に2日間がたってしまいました。これでまた一人の時間はしばらくおあづけの予定です。残念です!

さてと、これからデスバレーとサンディエゴのほうにしばし出かけてこようと思います。旅行中も機会がありましたらまたアップデートするつもりですので、見てみてください。

では、行ってきます。

「新本格」小説のアニメーション化について

2008-12-06 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
最近ノイタミナの放送で、京極夏彦原作の「魍魎の匣」を見ています。彼の作品は妖怪とか魍魎をモチーフとした中に豊富な知識を詰め込んでいて、非常に面白いのですが、如何せん難しいところもあり、飛ばし読みができない難点があります。時代背景は今現在ではなく、戦争後の昭和時代で設定されているところが、なかなかレトロぽくってよいのです。ちなみに二階堂黎人の作品もこのあたり(少し後か?)の時代設定がされているところからすると、やはり江戸川乱歩・横溝正史という2大推理小説作家のポスト的なところから作品をつくることがはやっているのかも知れません。第二次世界大戦における日本の暗部が作品につなげられるというところが、作品の根源になっているところが共通点です。確か前に取り上げた「二十面相の娘」もこの時代でしたね。基本的に私はこの手の作品は大好きです。

さて、今回のアニメーション化は映画版の後ということで新しい試みをしています。キャラクター設定に人気漫画作家グループのClampを起用しています。人気作家なので、その作品をご存知の方も多いでしょうが、キャラクター設定としては、「カードキャプターさくら」とか最近では「コードギアス 反逆のルルーシュ」等があります。所謂美形で現代風のキャラ作りが多いわけですから、それがこの時代に当てはまるか、ちょっと気になりました。実際の作品を見ても、やっぱりちょっとした違和感がありました。でもこの違和感が何となくいいのです。何て言えばよいのでしょうか? 現実の世界をモチーフにしながらの作品でありながら、どこか異世界の話、所謂パラレルワールド感があふれているのです。

作品の作り方も意外と原作に近いのでしょうか? 展開をころころ変えることはなく、じっくりと場面場面を描いています。アニメの場合、見るほうが飽きないようにいろいろな場面を並行的に差込ながら見ている人の気を引いていきますが、ここでは一切そういうことをせずじっくりと描いているのです。だから一話まるまるほとんどを京極堂、関口等のテーブルを囲んだ座談会で終わらせるような展開もありました。(一瞬これは手抜きか? と思った方もいるかもしれません。) でも作品を読んでいる人にはこういうほうがしっくりとあっているかもしれません。

さて、物語は現在後半のクライマックスー謎解きーに入ってきています。詳細を書くと楽しみが減りますので控えますが、如何に京極堂が「憑物落とし」をやっていくか? 謎解き・真相究明のところでどういう人間模様を描いていくか? が楽しみなところです。

「新本格」推理小説とアニメーションのコラボレーションはあまり今まで見られなかったので、今後こういう作品が増えるとうれしいです。個人的には先に書いた二階堂黎人の「人狼城の恐怖」(これがむちゃくちゃ長い作品ですがおもしろいです。お奨めです。文庫本では4巻のうち最初の2巻まで全く主人公が出てこないのですが・・・。多分今現在日本で一番長い推理小説のはずです。)とか彩辻行人の「暗黒間の殺人」なんかをやってくれるとおもしろいのですけどね。

推理小説を読むためには非常な想像力が必要です。それが新本格ものであれば、作りが緻密で、作家も洒落っ気が多いので、なおさら必要になります。そういう意味では一度読んだ人にも読むのを断念した人にもアニメ化は受け入れやすいものだと思います。

でも多分作り手は非常に難しい要求をされると思います。視聴者を満足させ、納得させるには・・・。 どう思いますか?

水戸黄門で人生を考える (漫画・アニメじゃないけれど)

2008-11-14 | 漫画・アニメーション・TV・演劇・舞台諸々
いろいろなシチュエーションの中で、時々ふと頭を過ぎる言葉とかミュージックとかが皆さんにはきっとあると思います。考え事をしていると、あの一言がふっとわいてきたとか、どこからともなく聞き覚えのある音楽が頭の中で鳴り響くとか、考えようによってはちょっとあぶないような感じですが、まあそういうことってありませんか?

日本ではあちらこちらから日本語や和製音楽が流れてくるので、日常で思い出したとしてもそんなに意識することはないと思いますが、海外にいると日本のものがそうそう目や耳に入ってくることはありません。だからふとそれに気づくと「はっ!」と思ってしまうのでしょう。

私の場合、仕事にも日常生活にも何かと苦労(?)が絶えない毎日です。まあ普段からそういう意味では打たれずよくなっているのですが、少しいろいろ重なるとすぐ「はぁ~」というため息をもらしてしまいます。そういうときに流れてくる音楽があります・・・。

「人生楽ありゃ苦もあるさ・・・。」

そうです。おなじみの水戸黄門のテーマです。もうシリーズは40作近くなっているはずです。これだけ長い間やっていて尚且つ、同じテーマ曲でずっとやっているのですから、知っていても知らずとも誰もが覚えてしまう曲かもしれません。またこれがこれで「人生の正当なへ理屈」を言っているわけですから、自ずと記憶の中にすりこまれてしまうのでしょう。

そうです。人間は人生楽も苦もあって成長していくのです。

でもこういう風に落ち込んでくるときに頭の中をこの音楽が駆け巡るのは、ポジティブではなくかなりネガティブな意味あいが多いのです。「普通人間って苦しいときもあるけど楽しいときもあるよな? でもどうして自分は苦しいときばっかりなんだろう・・・。」って、きっと誰もがそう思うはずです。こういうときの人間の記憶力は、「この歌を思い出してきっといいことあるさ!」という前向きに考えることではなく、「こういっているけど、結局世の中不平等なんだよ! だから自分はついていないんだ・・・。」といったように単なる不平不満をぶちまけるための例として使われているような気がします。で、こう考えることによってため息が2倍、3倍と出てしまうのでしょうね・・・。

さて、水戸黄門で思い出したのですが、考えてみれば歴史上の水戸光圀が諸国漫遊したのはたいした数ではなかったはずです。TV上ではあちこち出歩いていますよね? 一度出たら戻ってこない、本当に放浪癖のあるおじい様です。(笑) もちろんそんなに長く旅に出ているわけですから、当然1代では無理でしょう。確か現在の黄門様で、確か4代目だったか? と思います。最初の黄門様が2代目では偽黄門様からの昇格。そして最近の黄門様は助さんからの昇格といった具合で、やはり「人生何が起こるかわかりません。」といった感じです。内容は完全お決まりのワンパターンです。他には必殺仕事人とかヤッターマンとかどうにもならないワンパターンがコンサバティブな日本人にとっては安心して見れるのです。「最後にヒーローは勝つ!」という勧善懲悪なストーリーこそ受け入れられる作品なのでしょう。

最近はTV・映画・小説やら漫画やら昔一辺倒の作品はずいぶん少なくなってきました。複雑なバックグラウンドによって築かれた緻密なストーリーで人をひきつけていく作品が多くなっています。それだけ「いろいろな人の人生」をテーマにしたものが出てきています。当然「楽ありゃ苦もあるさ!」だけではすまないようなどこまでもハッピーな人もいれば、どん底までついていないようなものもあります。様々な人間模様があってこの社会が成り立っているのです。まあそういう中で常に「公平感」を期待しようというのが所詮無理なのです。でもそれを求めたいというのも人情ですよね?

とはいえ、ずっとペジミスティックなままでいるのも気分的に良くないでしょう。だからそういう時は、こういう「勧善懲悪的完全無欠なワンパターンストーリー」を見て、日本人的にすっきりしたいものなのです。

ぐたぐた言っていますが、結局自分的には水戸黄門が何故か今無性に見たくなっただけです。(笑)