みなさん、どこかにお出かけをしたときに、「何か行くのは本当に遠いけど、帰って来る時は意外と速いな?」ということを感じた覚えはありませんか? 結構そういう経験をしたことがある人は多いと思います。
でも「何でそう感じるのだろう?」と考えたことがある人はあまりいないと思います。多分そんなことを考えるのは相当の暇人かも知れません。
そういう風に言われるのはわかっているのですが、米国に来てから車の運転をすることが多い私からすれば何度も通って慣れた道なら別ですが、初めて運転した道ではよくそんな気分になるのです。あまりにもそうなので、ある時真面目に考えてみました。
初めて通る道には、自分の知らない情報がたくさんあります。風景・道の様子・標識等が次から次へと目に飛び込んできます。それを把握しながら我々はルートを理解していくのです。これが何度も通ったことがある道だったら事前情報があるわけですから、新規に理解する情報はあまりありません。新しいルートだからこそさまざまな情報に頭がフル回転し、汗をかいた分時間がかかったような気がするのかも知れません。
しかしながら、実際はただそれだけで往路は遠く、復路は近く感じるというものでもないと思います。そこで私はこういう仮説をたてました。
「往路の場合、目的地までたどり着くという目標以外に、さらに帰ってこなければならないという義務がある。最終目的地(つまり自宅等の出発点)を考えると往路は復路の2倍ある。したがって前者の方が後者よりもずっと遠く感じるのだ。」
果たしてこれに同意される方がいるのか? はたまた「また、そんなこと言っちゃって・・・。」と言われるのかはわかりませんが、妙に納得がいく方もいるかも知れません。例えば私の場合、出張でとある空港からレンタカーを借りて遠出しその場所に戻ってくるよりも、A空港からB空港に行ってレンタカーをドロップオフするほうがかなり短く気楽に感じます。これは前述の「復路のオブリゲーション」を感じないせいだと考えています。確かにこの論理からすればトータルの運転時間は往復だと片道の倍になります。つまり見えないオブリゲーションを考えている分だけ行きと帰りで感じ方が違うのです。
如何でしょうか? こう考えてくると何かそのような気になったような気がしませんか?
多分これは心理学の深層心理の一部なのかもしれません。目の前のものを見て、自分の意識しない別のものを自然と考えてしまっているということだと思います。そう考えると人間の思考はやっぱり複雑です。難しいですね・・・。
こんなこと考えること自体、ナンセンス! だと言われかねませんが、ふとした思ったときに感じた「不思議」を理論づけで考えることは大事だと思います。
でもやっぱり私は暇人なのでしょうかねぇ? どう思います??
でも「何でそう感じるのだろう?」と考えたことがある人はあまりいないと思います。多分そんなことを考えるのは相当の暇人かも知れません。
そういう風に言われるのはわかっているのですが、米国に来てから車の運転をすることが多い私からすれば何度も通って慣れた道なら別ですが、初めて運転した道ではよくそんな気分になるのです。あまりにもそうなので、ある時真面目に考えてみました。
初めて通る道には、自分の知らない情報がたくさんあります。風景・道の様子・標識等が次から次へと目に飛び込んできます。それを把握しながら我々はルートを理解していくのです。これが何度も通ったことがある道だったら事前情報があるわけですから、新規に理解する情報はあまりありません。新しいルートだからこそさまざまな情報に頭がフル回転し、汗をかいた分時間がかかったような気がするのかも知れません。
しかしながら、実際はただそれだけで往路は遠く、復路は近く感じるというものでもないと思います。そこで私はこういう仮説をたてました。
「往路の場合、目的地までたどり着くという目標以外に、さらに帰ってこなければならないという義務がある。最終目的地(つまり自宅等の出発点)を考えると往路は復路の2倍ある。したがって前者の方が後者よりもずっと遠く感じるのだ。」
果たしてこれに同意される方がいるのか? はたまた「また、そんなこと言っちゃって・・・。」と言われるのかはわかりませんが、妙に納得がいく方もいるかも知れません。例えば私の場合、出張でとある空港からレンタカーを借りて遠出しその場所に戻ってくるよりも、A空港からB空港に行ってレンタカーをドロップオフするほうがかなり短く気楽に感じます。これは前述の「復路のオブリゲーション」を感じないせいだと考えています。確かにこの論理からすればトータルの運転時間は往復だと片道の倍になります。つまり見えないオブリゲーションを考えている分だけ行きと帰りで感じ方が違うのです。
如何でしょうか? こう考えてくると何かそのような気になったような気がしませんか?
多分これは心理学の深層心理の一部なのかもしれません。目の前のものを見て、自分の意識しない別のものを自然と考えてしまっているということだと思います。そう考えると人間の思考はやっぱり複雑です。難しいですね・・・。
こんなこと考えること自体、ナンセンス! だと言われかねませんが、ふとした思ったときに感じた「不思議」を理論づけで考えることは大事だと思います。
でもやっぱり私は暇人なのでしょうかねぇ? どう思います??