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随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

I kissed the ground!

2010-04-18 | Health Care
 とある2月のカリフォルニアの夜、私は友人達とホテルの近くの日本食屋で晩飯を食べていました。いつもであれば、車なのでお酒はまず飲まないのですが、この日だけはホテルのそばにお店があったもので、車を置いて出かけました。ご存じのように日本と比べきらびやかな夜の世界が米国にはありません。接待とかあったとしてもほとんどはおいしい食事を食べてジ・エンド。カラオケやBarのような2次会というのがありません。

 つまり、極めて健全な生活をいつもはしているのです。(笑)

 この日もそういう意味では健全な部類の食事会だったのです。ただ少し違ったことはいつもより若干多めにお酒を飲んだことくらいでした。

 で、終わった後、みんなでホテルに戻る途中、私はおもいっきりずっこけてしまったのです。

 まだお若い方にはわからないと思いますが、人間歳を取ると、頭で考えることに身体がついていかないのです。ほんのわずかな縁石だったのですが、簡単に越えられると思った私の頭の判断に左足がついていかなかったのです。

 大音響とともに豪快にずっこけてしまったのですが、生憎当たり所が悪く一面血が飛散してしまったからさぁ、大変です。普通こけたら手をついて骨折したりとか、すりむいたりするようなことがあるのですが、この時本当に運が悪く両手を手に入れたまま歩いていたものですから、顔面そのまま見事に激突してしまったのです。そして顎の下の部分が「ぱっくりと」切れてしまったのです。

 幸い顎の骨が骨折するようなことはなかったのですが、切れ方がそれはそれはきれいにやってしまったものですから、周りの人もびっくり状態。しかしながら本人はお酒で麻酔が効いていたのか、思ったよりも痛くはなかったのです。しょうがないのでそのままホテルに直行し、血がすぐに止まったのでそのまま寝てしまいました。

 良く朝目覚めて、やっぱりひどく切れていて、「こりゃやばいなぁ・・・。」とは思ったのですがとりあえずばんそうこうで止めて仕事をしていました。しかし本人の具合以前に周りの「大丈夫?」という目が気になり、やはり切れ具合も剃刀ですぱっとというよりはかなり深くやってしまったので、ちょっと午後に時間をもらって「修理」に行ってきました。不慣れな場所だったのですが、昨年来一緒に仕事を始めた会社の人たちが助けてくれたこともあり、案外早く病院が見つかり、応急処置をしてもらいました。(ちなみに10針近く縫いましたが・・・。)

 まぁ、これで怪我は大丈夫ということになったのですが、ひとつ問題なのは、この傷が大きかったこともあり、しばらくの間大きなばんそうこうを顎のところにつけなければならなくなってしまったことです。これがまた見た目が悪いのなんのって・・・。どこに行くにも、周りの視線が気になります。ホテルにチェックインしたときも、レセプションのお姉さんに、「お客さん、いったいそれどうしたんですか?」って聞かれる始末です。こういう時になんか洒落たギャグでも言えないかな? ってちょっと考えて・・・、

 “I kissed the ground! It was so sweet!”なんて瞬間的に宣ってしまったんです。自分では「いや・・・、道端にかわいい女性の写真が落ちていて、思わずそれにキスしてしまったんだよ!」なんてことをくるくるくるとイメージしてアメリカンジョークらしきものを(思考回路の中で)つくってしまったのかも知れません。

 ところが、これが意外にも大ウケ。あまりのリアクションに「これってこれで通じるのかよ?」って自分でもびっくりしてしまいました。調子に乗って他の何人かにもこれを言ってみると、意外や意外、わかってくれるんですよ、これが・・・。

 後で人に聞いた話だと実際に「I kissed the wall.」(壁にぶつかっちまったよ!)みたいな表現が実際にあるようなのです。なるほど、こういうことわざというかイディオムというのはこうしたジョークから出てくるんだなぁ、と実感してしまいました。

 その後1週間近くで抜糸ができ、通常の生活に戻ることができました。今は痛みもなく順調なのですが、もうひとつこの事件からSide Reactionが私の身に生じてしまったのです。実際に私に会った人は既におわかりなのですが、この話はまた別の機会に・・・。

 皆さんもまだまだ自分が若いと思ってはいけません。歩くときには手をポケットに突っこまず、きちんと足をあげて歩きましょう!

爪楊枝のありがたみ

2009-10-27 | Health Care
 日本人に欠かせないもの・・・、食後の「爪楊枝」がそうかもしれません。なんで? といわれるかもしれませんが、食事をした後やっぱり歯に何かひっかかってしまうと気持ち悪いものです。若い女性の方からは「親父くさい・・・!」とか言われそうですが、あれをシーシーやりながら、奥歯にひっかかった物を取ると、何故かほっとするのです。そういうことってありませんかねぇ?

 私の場合、中学生の頃に歯並びが良くなく、「矯正」をしました。今では一般的かもしれません。米国でも結構そういう子供、いや大人すら見かけることがあります。外面(ケア)重視の米国人からすると、歯並びが悪いまま放置しておくのは貧乏人の証明となるようで、少しでも余裕があれば、きちんとそういうケアをするのが常識だという考えなのです。私の場合は日本で、もっと昔だったのでそういう米国的常識が根底にあったとは思えませんが、当時存命だった母が心配してくれたのでしょう。子供の意思を効かずにそれこそ「強制」的にさせられてしまいました。

 今でこそ、見てくれは良くなり感謝はしていますが、当時はそんな気にはなれませんでした。だって歯が大きいという理由で下の歯を2本むりやり抜かれ、1年以上もの間ずっと針金で矯正されたのです。痛いことこの上なしでした。ようやく落ち着くと今度は緩い矯正器具に変更されて更に1年。計2年間もの間その苦痛と戦わなければならなかったのです。まぁ、その後は良いのですが、当時子供ながらにずいぶんなことをしてくれるわ! と思ったものでした。今は感謝しています。ただ一点だけ・・・除けば。

 ただ一点とは、その矯正をしてくれた先生が「ヤブ」だったのです。(笑)

 まぁ、そんなことを言ってはいけないのですが、矯正終了後しばらく経ってからたくさんの虫歯に悩まされたのです。で、その場所が歯と歯の間なのです。矯正をやりすぎたせいか、本来あるべきはずの歯の隙間が普通の人よりもずっと狭くなってしまったのです。おかげで食後ちょっと歯磨きをさぼるとすぐにそこから虫歯が発生してしまい、その後の処置をしなければならなかったのです。

 歯医者にしてみれば、矯正で大もうけをし、その後の虫歯で設けるという、なんとも一粒で二度おいしいグリコ状態になってしまったのです。

 その後ちゃんとメンテナンスをするようになってからそんなに大ごとになるようなことはありませんでした。元来歯が大きくてしっかりしていますから、普通にやっていれば問題はないようです。ずいぶん歳を取りましたが、未だに差し歯は一本もなく、しっかりと食べられる状態にあります。 でもそのメンテナンスに欠かせないのが、この「爪楊枝」なのです。どうしても歯ブラシでは磨ききれないところって意外と多いのです。前歯もしかり、そして特に億の歯はひっかかったものがなかなか取れないのです。それこそ「奥歯にものが詰まった」感じなのです。これがとれると「あぁ~、すっきりした!」になるのです。

 日本だと食後に爪楊枝を加えていると「何て品のない」とか「じじいめ!」ってことになるのかも知れませんが、私にとってはこれは一種のセレモニーであり、これをすることによって自分の歯を守ると同時に「スッキリ感」を維持しているのです。それに米国だと多少銜えて歩こうが、日本人ほど「品」についてとやかくは言われません。少なくとも「爪楊枝の文化」については、あまり認識がないからかもしれませんが・・・。

 じじくさいかもしれませんが、「歯の健康」と「品」のどっちをとる? といわれたら、私は前者を選びます。できるだけ知り合いの目の前ではしないようにしていますので、どうかお許しいただければ・・・、と思う今日この頃です。

ストレスとウェイトの関係? 

2009-08-17 | Health Care
 人はストレスを感じると、大方やせる人が多いようです。これはあまりプレッシャーを感じると気にしすぎて、喉に食べ物が通らなくなることが原因のような気がします。私もそうですが、そういう時ってなかなか自分でも食べたいという気になりませんね。おいしいものをおいしく食べてこそ食が進むのであって、いくら良いものでも味わえなければ自然と食べにくいものになってしまうのです。食が細るから、いらいらする。いらいらすればプレッシャーをなおさら感じるし、ストレスが増します。この悪循環が引いては「拒食症」やら「体内疾患」を引き起こす原因になるわけです。

 だからストレスを感じているときこそ、ちゃんとした食生活をしなければならないのです。まぁ、私の場合はどちらかというと食事よりもカロリーをしっかりとってしまうのですが・・・。何故って? それはお酒で紛らわすからです。人間時として、「現実からの逃亡」は、ストレスコントロールの観点から非常に大事なことだと私は考えています。

 でも、人って不思議なもので、この「常識的ストレスサイクル」からはずれた人間もいるのです。これが俗に言う「過食症」なのです。彼らに言わせると「ストレスを感じるからこそ、食べ過ぎてしまう。」というものなのです。普通だったら、大きなストレスがあれば食べることすらままならないのが常識だろう? と思うのですが、彼らはこの「現実からの逃亡」のために敢えて食べ続けるのです。これがなかなか信じられないのです。

 で、結局のところ、米国人はデブが多い、と結論付けるつもりはありません。そんなことをすれば、こっちで太っているひとは皆ストレスが多い、体格=ストレス、となってしまうとどれだけの人間がストレスを持っているのかと、大変なことになってしまいます。それにこういう言い方をすると、日本のお嬢さん方から大顰蹙を買いそうな気もしますし・・・。

 米国人が太っている理由はストレスというよりも食生活に問題があると思います。オイリーなものや、カロリーが爆弾級にあるようなものばかり食べているからです。それも甘いとか刺激のある「過激な味付け」で素材をごまかしながら食べ続けるからだと思っています。だからデブ=ストレスの多い人、という考え方は間違いだと思うのです。

 でもかといって、ストレス太りがいないのかというと、それも嘘になります。確かに「現実からの逃亡」が原因で太り続ける人もいるのです。それは何故でしょうか?

 「現実からの逃亡」は単に一時の快楽-それは食事だけにも限りませんが-で忘れてしまうという以外にも方法はあるのです。確かに食事・セックス・ドラッグ等々いろいろと実際の自分を忘れられるようなことはできます。でもそれとは別に「睡眠」に溺れるというのも考えられることです。この場合、「寝て忘れてしまう」ということもありますが、もう少し突き詰めると「何もしない」という行為になるのです。つまり人間的なポジティブな行動を放棄することで、現実世界への参加を否定するのです。当然行動が落ちれば「考えない、動かない」となるわけで、カロリー消化が少なくなるわけです。ただ、食べる行為それ自体は日常的なものであると同時に、快楽の一部でもあるわけですから、継続されるわけです。故にその繰り返しによりカロリーは増加、ウェイトは増えるということになっていくわけです。

 どちらがましかはわかりませんが、どちらも健康によくないことは事実です。だから我々は常にストレスを自分の中である程度処理しながら生きていかないと、健康体を維持できないのです。自分で「過食症」「拒食症」のきらいがある人は、こういうことに気をつけたほうが良いと思います。

 ただ、私の場合はどちらかというと、「お酒が好きだから・・・」という致命的な欠点があるようです。こればかりはどうにも抑えきれない欲望のようですね・・・。気をつけないと!

 皆さんはちゃんとストレスは発散していますか?

マッサージ

2009-07-27 | Health Care
 私は重度の肩こり症です。いつも凝っているので、自分ではたいしたことはないとは思っていても、普通の人から比べればかなりひどいようです。その証拠に日本にいた頃はよくマッサージに通ったものですが、いつもやってもらう人から、「お客さん、こりゃひどいねぇ・・・。1時間じゃとってもじゃないけどほぐせないよ!」と可哀そうといわれる始末です。ストレスやPCの使いすぎ、いろいろと要因はあるかもしれません。現代病と言われればそれまでなのですが、これが時として非常に苦痛になるのです。

 最良の方法は睡眠時間をたくさん取ったり、ゆっくり休みことにあるのでしょうが、なかなかそういうわけには行きません。今回のように出張が重なると、自分ではそれほど感じていないのですが、やっぱり無理をしているのかもしれません。それが体に現れてくるのです。

 3週目の出張のときからちょっと偏頭痛がしており、肩の周りが非常に張っているのを覚えたので、「これはまずいなぁ?」と思っていました。幸いこの出張先がロスアンジェルスだったので、だったらちょっと日本式マッサージを探してみようと思いました。宿泊先がLittle Tokyoの近くだったものですから・・・。

 フロントで聞いたら直ぐ近くにあるのがわかりました。早速行ってみると直ぐにできそうということなので、チェックインをしました。料金は45分で60USD(チップ別)というのでちょっと(というかかなり)高めです。日本での印象は1分100円、だから一時間で6,000円くらいというのが相場だと思います。日本人の良い指圧師だったらいいのですが、米国ではそれは期待できません。とはいえ、一度は経験してみないとまずいなぁ、と思いチャレンジしました。

 想像通り指圧師はアジア系の方でしたが、日本人ではありませんでした。とりあえずやっていただいたのですが、全然効きません。向こうは押しているつもりなのでしょうが、何か単に触っているような感覚にしか思えないのです。「おいおい、こりゃマジかよぉ? ちゃんと訓練してるんだろうか?」と思いつつ、もう少し強くやってください、とお願いしました。向こうは怪訝な顔をしていたと思います。力を入れてくれました。やっと、それでもまぁまぁ程度の威力です。多分これは相手が悪いのではなく、私の体が鉄板のように硬すぎるのがいけなかったのでしょう。まぁ、前の「触っている」状態から「やや押す」程度になったので我慢しました。

 そのうちに今度は疲れたのでしょうか? いきなり指ではなくひじで押し始めたのです。背中の部分にひじを押し当て、それでぐりぐりと・・・。ぐりぐりはいいのですが、「ぐりん!」とスライドさせるのです。こうなると「日本式指圧マッサージ」ではありません。タイ式とか台湾式の部類に入ります。「まぁ、力がいるんだろうなぁ、しょうがないなぁ・・・。」としばらくするのをじっと見ていました。ところがだんだん筋肉の部分まで巻き込んで「ぐりん!」とやるので、今度は変にひねってしまいそうになるのです。慌てて、「ちょい、指でやってよ!」とお願いしました。相手は、何か「指だとつかれるのになぁ・・・」という気分がありありなのですが、私としてはどうも我慢ができなくなっていました。ようやく元通りのように指でやってくれました。やってくれたのはいいのですが、今度は全然的確なツボにはまらないのです。なんかツボをはずして関係ないところ(柔らかいところ)を押しているだけなのです。ここに至って・・・、

 「あっ! こりゃダメだ!」っていう判断をしました。

 いやはや、何でもかんでも「日本式」とか言うともてはやされる米国で、これほどひどいマッサージを受けるとは思ってもいませんでした。これがまだ20-30USD程度であれば許せます。でも、日本と比べても非常に高い値段でこのクオリティーとは参ってしまいました。それも日本人がたくさんいるロスアンジェルスですよ・・・! なんかちょっとなさけなくなってしまいました。

 多分この指圧師さんだけが悪いということではないと思います。きちんと従業員に教えていないお店側に問題があるのだと。(あと少し私自身の硬すぎる肩にも問題はありかと・・・) だから、終わったあと料金を支払う際に、「もう少しちゃんとやってよね!」という注文はつけてきました。そうでないと、あとから来る人も同じ目にあってしまうのです。

 「日本製」とか「日本式」はクオリティーがやはり優れていると思います。ソフトでもハードでも、そのスペック・サービスは他の国に比べると格段に違うものがあると誰もが感じるのではないでしょうか? でもその「ブランド」だけで、エセ商売をされるのは非常に悲しいことです。もちろん我々自身でそれを見極めることが大切ですが、やっぱり「日本ブランド」で商売をするなら、それらしくして欲しいし、できなければ誰か政府や機関に審査してもらった上で、正式にそれを認めるようなシステムにならないかなぁ・・・、って思っています。

 マッサージでブランドネーム云々を語るのはお門違いかもしれませんが、せめて「日本式」とか謳うのであれば、もうちょっとそれなりにやってくださいよ! と叫んでしまった午後のひと時でした。

Activon

2009-07-01 | Health Care
 前にもどこかで話したと思いますが、私は大の肩こり症です。最近はあまりひどくはありませんが、一時期日本にいたころはもう肩に鉄板が入ったかの如くいつも「コリコリ」でこりごりしていました。(早速親父ギャグをかましてしまいました(笑)) でも本当にひどいときはちょっと首を動かすだけでも「ピキーーン!」と激痛が走るのです。だからたまに行くマッサージ屋さんで、いつも言われるのは・・・。

 「お客さん、こりゃ一時間二時間でほぐせるようなコリじゃありませんぜぇ~?」

 いやはや、そんなことは私自身も自覚しているのです。どうにもならないことぐらいはわかっていることなのです。それがいやだからここ(マッサージ屋)に来ているのにわざわざダメ出ししなくったっていいじゃないですか?? ってよく思っていました。

 では、どうしてそんなに肩こりがひどいのでしょうか? ストレスが溜まっているから、というのが一番ではないでしょうか? といつも回りの人に言います。(でも、みんな「それはないだろう?」というのですが・・・) やっぱりパソコンとかを使いすぎるせいで目が疲れて、それに伴う肩からの神経がきっとやられているんだろう? それが肩こりにつながっているという可能性が大きいのかもしれません。それ以外にも高血圧(自分ではそう思っていないのですが、どうも過去の実績からすればそういう話らしい・・・)とか重いものを持ちすぎ、はたまた運動不足とかの理由はあるかもしれません。恐らく私のヒネクレ度同様、相当のものなので、きっとこういういろいろな要素が複合的に絡み合って私の問題を引き起こしているのでしょう。

 さて、この状況を打破するためにはどうしたらよいのでしょうか? 一番いいのはマッサージを継続的にすることなのですが、どうも米国ではGoodなマッサージ師にめぐり合う事はとても難しいようです。そうなると次はシップ等なのですが、生憎私の肌はきめ細かく、笑ってしまうくらい敏感なのです。だからシップなどしようものなら僅か30分たらずでかぶれてしまい、それが1週間くらい後まで尾を引くのです。全くもって最悪な「敏感肌」です。

 だから私はいわゆる「アンメルツ派」なのです。

 日本ではこういう肩こり用の塗り薬がたくさんあります。よく宣伝で「インドメタシン配合」とか言っているやつです。生薬とかいろいろと工夫をしているのでしょう。私はそれが好きで昔からよく多様していました。ところが家族にはこれがとんでもなく不評なのです。

 「だって匂いがするから・・・。」

 そう言ってもねぇ・・・、私だってこのどうにもならない肩こりに苦しんでいるんだよ! それを「臭いから塗るな!」というのは、人権を無視しているようなものです。この苦痛から一刻でも早く脱したいからこそ薬に走るのに、それを「塗るな!」と言われたらたまったもんじゃありません。それに米国ではこういうアンメルツみたいなものがないのですから、これは単に私に「苦痛に耐えろ!」と言っているようなものなのです。

 まぁ、私もそういうご希望にこたえるべくいろいろ米国のものを探したんですけど、あんまりいいのはなかったんです。ICY-HOT(?)とか試してみたのですが、日本のと比べても臭いのです。だから家族からは、「臭いから近寄るな!」といわれる始末です。もうふんだりけったりでした。

 ところが、最近ACTIVONというのを見つけました。確か昨年いろいろとTVでしつこいくらい宣伝していたのは覚えがあったのですが、あまり店頭で見かけたことがなかったのです。中を見ると液状でもなければクリーム状でもありません。グル状(糊状)なのです。つまりよくスティックタイプの糊がありますよね? あれと同じ要領のものなのです。これが意外と匂いが強くないのです。

 早速試してみました。アンメルツのような即効性はありませんが、しばらくするとじわじわと効いてくるのです。これがなかなか良いのです。うちの細君が試してみてもOKだったようで、アンメルツのバックアップとして家で登録することにしました。通常の米国の薬のように、何をするにも「強力すぎる」ということもありません。こちらではめずらしく「ほどほどの効き目」があるようなのです。一度私と同じ悩みをもたれている方の肩に、お試しいただくと良いかもしれません。

 ただし、一つだけ注意してください。あんまり何度も続けて塗ると、どうも乾燥しやすいようなのです。こないだそれをやったら、皮膚がかなりかさかさになってしまいました。しばらくつけなければ元にもどりましたが、もしそういうのがいやな方は、それなりに「ほどほどに」お使いいただくことをお薦めいたします。

 でもこう考えると、日本の商品というのはどれもこれも痒いとこまで手が届くような作りをしているのですね・・・。感心しますよ!

いよいよ・・・

2009-05-19 | Health Care
 日本の豚インフルエンザはついに新しい局面に来たようです。国内二次感染がいよいよ始まり、爆発的に患者数が増えるのは時間の問題だと思っています。やはり人口密度の高い国に、感染能力の高いウィルスがばらまかれると、米国や他の国とは違い広がるスピードは何十倍にもなるのでしょうね。幸いなことに弱毒性であるため、今のところはそれほど大きな被害にはなっていません。でもそれが鳥インフルエンザのように強毒性にならないとは限らないので、まだまだ予断は許さないのでしょうけれど、その一方で米国サイドからこのニュースを見ていると、「何でこんな大騒ぎになっているんだ?」という思いがしてなりません。

 昨日、日本の方何人かと話をしたのですが、大体第一声で言われるのが、「そっちは大丈夫ですか?」とか「パニックになっていませんか?」というものでした。またメールを見てもみな必ず、「ご家族は大丈夫でしょうか?」というありがたいお言葉をいただきます。心配してくれる方々はいるので、それはそれでとてもうれしいことです。

 ちなみに、米国の状況は相変わらず平静です。少なくとも私の居る地域では本当に普通の生活をしています。マスクをしているような人もいなければ、インフルエンザに敏感になっているような状態でもありません。まあ強いていえば、子供達の学校から、「インフルエンザには気をつけましょう!」というようなペーパーに、うがいをしたり手をきちんとあらうこと。熱が出たら自宅でゆっくりやすむこと等々が書いてあるだけです。ということで、日本との温度差はびっくりするほどかけ離れているのが実態です。まぁ前にも書きましたが、基本的に米国は車での移動ですし、日本と比べるとそれほど密集密度の高いような場所はありません。人と人との距離がある程度はなれていますから、感染力が高くても伝染る可能性は極めて低くなるのです。確かにワクチンとかの確保やら対応やらには熱心ですが、日本のそれと比べるとベーシックな対応にとどまっているのが実態です。

 正直なところ、「初めてのウィルス」ということで敏感なのはわかるのですが、あまりに日本は騒ぎすぎたような感じがします。

 昨今のいろいろなメディアの表現を見ていると、今回のものは国民がかなり煽られすぎたようなきらいがしてしょうがありません。「弱毒性」の情報は発生してまもなくには出ていた情報です。致死性は普通のインフルエンザより高いのですが、かといって本当にこのインフルエンザが原因で死亡しているのはどれだけいるのかは疑問です。確かに諸外国の中には医療対応が遅れたり、足りなかったりして亡くなられる方が多くいるのは非常に憂慮すべきことだと思います。でも米国や日本のような医療技術が発達した国で、適切な対応さえとれば現時点ではそんなに怖がるようなものでもないと思われます。(強毒性に変化した場合は別ですが・・・。) しかしながら一連の日本での報道は、「新種のウイルス」、「感染力が強い」、「海外でたくさん死んでいる」とか、成田空港のものものしい検疫の様子、そして刻々と感染者数を速報していく状況を見ると、見ている人の心理をより恐怖的な方向に導いているような気がします。だから、「感染者は帰ってくるな・・・!」とか「責任をとれ!」なんていう誹謗中傷が当該機関やネット上に出てくるのです。感染者だってなりたくてなったわけではないのに、心もとない人たちのあのような言動は本当に許せないと思います。でもそういうのも元々は冷静で客観的な報道をしなかったメディアの影響も少なからずあるのは事実でしょう。

 さて、関西での感染拡大にしたがって日本での日常生活に対する影響は少しずつ出始めました。既に厚生大臣や大阪知事らは、今回の対応に「これでいいのか? 通常のインフルエンザと同じ対応にすべきではないか?」ということを言い出しました。しかしながら、日本と言う国はこれでいいいのか? と思っても急に路線は変えられません。恐らくは1-2週間はかかるでしょう。その間に今度は関東地区を初めとした全国に広がり、一時的に国民生活は混乱する可能性もあります。きっとその時点で今度は「メディアに踊らされた・・・!」と言うような話がでてくるのではないか? と思います。でもそれはそれでお門違いなような気もします。やはり国民ひとりひとりが状況を冷静に分析できず、それに影響されてしまったことが今回の失敗の一因だと思っています。まあそれはそれで仕方がないでしょう。SARSもあったことですし、最終的には誰が悪いということも言えなくなってしまうような気もします。

 ただ問題なのは、このような状況下の中、如何にうまく収束させていくのかがポイントです。厚生大臣を初めとする政府の方々、それを報道するメディアがどれだけ適切な対応をしていくかが大事なことではないか? と思います。これを今までと同じように間違ってやってしまえば、きっと大きな影響を及ぼすことになると思います。そうならないように、祈っていますが・・・。

 とにかく早期にこの豚インフルエンザが収束することを願わずにはいられません。皆さん、「よく見て、聞いて、そして自分で考えて確かめる」ことが大事なのです。くれぐれも冷静な対応をしましょうね・・・。

2009-05-07 | Health Care
 どこかで300回達成の何かネタをやらなければならないと思いながら、なかなかその時間がとれません。今日も今日とて、米国国内のドサ周り興行を続けています。

 昨日から久々に南部のテキサス州、ヒューストンに来ています。展示会があってそれに出席しているのですが、いつものHometownから飛行機で2時間来ただけで、まず第一声が「あっちいなぁ・・・。」です。気温は大して変わらないのですが、如何せん湿度がちがうのです。こっちの人に言わせれば、「そんなに変わらないだろう?」と言うのですが、私の肌が実感しているのです、ここは違うぞって・・・。でも日本と比べたらここも言うほどのことはないんでしょうけどね・・・。梅雨時期の日本を考えたら、米国全土、全て天国です。こう考えるといかに今の自分が恵まれたところにいるのか? 日本に帰ったらきっとぐたぐたになるんだろうなぁ? と考えてしまいます。

 私は元来汗っかき症でした。こどもの頃は、ちょっと動いただけで直ぐ汗をかきました。これは大学生のころまでそうでした。いわゆる新陳代謝が他の人に比べると何倍も激しかったのです。その証拠に、ちょっと運動した後のシャツを絞ってみると、汗が液体のしずくになって地面に落ちるのです。この量にさすがに母親を含めびっくりしていました。

 新陳代謝の激しい人というのは、ある意味エネルギー効率は悪い人間です。当然食物という形でものを体に入れ、そこからエネルギーを取り出し活動するわけで、それが熱や汗となって出てしまえば、その分エネルギーが外に出てしまうことになるのです。いわば普通の人が日本のエコノミーカーとすれば、私みたいな人間は米国車の燃費が悪いスポーツカーみたいなものなのです。おまけに汗をかきすぎて自分では気持ちが良くないわけですから、たまったもんじゃありません。

 ところで、こういうエネルギー効率の悪い人間ほど、「やせの大食い」という人が多いのです。ダイエットに夢中な方は、こういう人間はうらやましいかもしれません。TV番組で大食いの人がよく出ていますが、あまり太った方は見受けられません。どちらかというと普通の人なのです。あまり綺麗な話ではありませんが、インプットは多く、且つ体型が変わらないわけですからその代わりアウトプットも大きいのが当たり前です。それがある意味、「汗」等の形で出てくるのです。

 だから、「やせの大食い」の方に聞いてみるとわかるのですが、食べた後汗をかいたり、体の一部が熱くなったりすることがあります。TVで前に見たことがあります?が、どうも背中の肩甲骨の部分に発熱組織が集中しているようです。サーモグラフィーで見ると、食後にそこの部分を中心に、発熱が見受けられるそうなのです。

 こういう新陳代謝の激しさは若いときであって、歳を取るとだんだん衰えてきます。それのいい例が、「やせの大食い」の方でも中年太りをします。私もそうでしたが、会社に入ってから酒をがばがば飲んで、僅か1年で10Kgも太りました。いや、正確に言うと、元々ががりがりだったので、そのくらい太ってちょうど良くなったというのが事実かもしれません。とはいえ、そこからその体重を維持するのが難しいのです。年々コンディションは悪くなっていきますが、何とか食事を減らしたり、やばくなったら運動したり努力して、今まで持ちこたえているのが、今の私なのです。

 ただ、よく考えてみれば、「新陳代謝が激しいこと」は「細胞が常に活性化されていること」を意味しています。だからそういう意味では若さを保てるひとつの秘訣だとも考えられるのです。よく食べて、よく運動して、よく汗をかけば、その分細胞が若いまま維持されるのです。そうすれば普通の人に比べて見た目だけですが、ずいぶん若くなります。積み重ねた年齢は戸籍を改ざんしないかぎり若くできませんけどね。(笑)

 今私の一番の悩みは、よく食べることはできるのですが、運動しても汗を以前ほどかかなくなってしまったことなのです。つまりこれは体が昔に比べると老化し始めていることを意味します。したがって、なんとか無理やりにでも汗をかきだしていかなければならないと思う今日この頃です。

 皆さんは汗をかいていますか? 冷や汗だけはいつでもかけるんですけどね・・・。

豚インフルエンザ

2009-04-26 | Health Care
 ここ数週間のことですが、メキシコで発生した「豚インフルエンザ」が拡大傾向にあるようです。ニュースによると、既にメキシコ国内での感染が濃厚で調査中の人数が1,300人を超え、死亡者も80人以上に上っているのではないかと報道されています。またカリフォルニア州での感染者だけではなく、テキサス・カンサス州にも広がっており、ニューヨーク州の学生にも感染の疑いがあるようです。人間の移動が激しい米国内では、感染のスピードも早くなってしまうのかもしれません。

 従来の豚インフルエンザはよっぽど豚との「濃厚な接触」が無ければ人には感染しないものとされていました。今までも1976年と88年に小規模な流行があったようですが、今回のような大規模での流行は初めてのようです。これには、今まで人間には「感染しにくい」ものとされてきたウィルスが豚の体内で組み替えられ、人間同士でも感染するようなものに変異してしまった可能性もあります。そうなるともうこの感染は止められないものになってしまうかもしれません。

 現状では感染数が少ないですが、これからもっとそして全国的に流行する可能性は否定できないでしょう。

 メキシコ当局の話だと「治癒可能なもので、薬も十分ある。」ということですが、変異すると厄介かもしれません。ただ米国の場合、日本のように人と人とが密接に接触する可能性が、一般の生活ではあまりありません。例えばラッシュとか人ごみとかは、一部の大都市を除いてはあまり考えられません。したがって日本のような人口密集地域と比べれば、感染の広がりはそれほど急激ではないでしょう。私としては一番心配なのはやはり飛行機の中かもしれません。あのような場所では、狭い空間にたくさんの人が長い時間同じ空気を共有するわけですから、一番感染する可能性が高いとも言えるでしょう。そういう意味ではちょっと気をつけないといけないかもしれません。

 ちなみにメキシコではマスクが通常の5倍で売られているという便乗商法も出てきています。これは人の弱みに付け込む悪徳商法ですよね?

 さて思い起こせば、「SARS」が流行したときには、海外旅行者や出張者の帰国後の隔離が結構ありましたよね? 今回も大流行となれば、日本人の場合は極めて敏感に慎重になりますから、またあのときのような「隔離政策」が起きるかもしれません。それまでになんとか沈静化して欲しいものです。

 20世紀から21世紀にかけては、AIDSを初めとしたこうした「ウィルスの変異」が多くありました。人類が発展すればするほど、それを追いかけるようにこうした新しい災厄も出てくるのでしょう。「文明の発展」と「新たなる災い」のせめぎ合いがあって、人類の歴史は続いていくのかもしれません。そしてその先にはいったい何があるのかは、今は誰にもわからないのです。

 とはいえ、今を生きている我々からすれば、この「豚インフルエンザ」も大きな災いとならないことを祈るだけです。

 皆さん、健康には気をつけましょうね! 

病院英語は難しい・・・

2009-04-04 | Health Care
 ここ最近体調が芳しくなかったので、今日会社からの帰りがけに病院に寄ってきました。米国の場合、実際に風邪をひいたとか熱が出た、または怪我をしたといった場合は直ぐに見てくれますが、そうでない限りはしばらく前から自分のHome Doctorに予約をとり、そのときに行くということになります。

 私は数年前から低血圧症が何故か高血圧症になってしまいました。それ故、年に1-2回くらいHome Doctorのところに行き、状況を報告しているのです。薬も一日一錠飲んだほうが良いといわれながらも、天賦のさぼりぐせからよっぽど悪くならない限り2-3日に一度しか飲んでいません。普通だったらそんな状態でなお、暴飲暴食を続けていればきっと悪化の一途をたどるでしょう。しかしながら、そういうことができない米国生活では、自動的に節制されたせいか、徐々にではありますが回復しています。

 最近になってだいぶ薬のストックが無くなってきていたので、そろそろ行かなければならないかなぁ? とは思っていました。そのような状況の中で、体調が悪くなってしまったので、まあついでなら一緒にしてしまおうと思い、「ちょっと具合が悪いんで・・・見てくれませんか?」といったら翌日に予約が取れました。で、行ってきたのです。

 いつも思うんですが、病院というところの英会話はとっても難しいのです。普段の生活だったら多少意味合いが違ってもまぁなんとかなるのですが、病院となると自分の症状を正確に伝える必要があります。些細なことでも伝えておかないと、誤診をされる可能性もあるのです。でもその微妙な感覚を、正確に伝えるにはたくさんのボキャブラリーと表現能力が必要になるのです。例えば、痛いと言っても、「針がさすようにいたい」、「鈍痛」、「痛くは無いけどなんかしこっている」、「気分が悪い」等々の諸症状がありますが、日本語でさえ伝えるのが難しいものを英語で理解させるのは至難の業なのです。それに病気等の専門用語はなかなか覚えられませんしね

 これがしゃべれるようになるには、きっとかなりの語学力というか技量が必要になるんでしょうね・・・。私にはまだまだですね!

 とりあえずお医者さんに見てもらいました。どうも風邪ではないようです。鼻腔のところにウィルスが入ったようでした。花粉症ではないのですが、確かに鼻を中心としたところが何か重いというかすっきりしなかったのです。血圧のほうはだいぶ下がったままなので問題は無く、とりあえず薬をもらうことにしました。

 私の住んでいるところでは、自分の最寄の薬局を指定するとそこに病院から処方箋をファイルで送ってくれるのです。だから、そこに行って自分の名前を言うともう詰められた薬が出てくるのです。確かに早いですし、便利ですね・・・。昨年まではそういうシステムではなかったので、ちょっとびっくりしました。

 さて、家に帰って薬を飲んで見ると、やっぱり効きました。ここ一週間くらいどこかすっきりしなかったのが、だいぶよくなりました。これで明日明後日休めるときっとかなり回復するんでしょうけどね・・・。

 来週からいよいよ私の地獄のツアーが始まります。今回は東海岸―西海岸といろいろと飛び歩くので、早いところ治さないとまずいんですけどね・・・。間に合うかなぁ~?

春眠暁を覚えず!

2009-03-22 | Health Care
 ようやく春になったようです。街路樹も芽吹くのをためらっていたようですが、今週に入ってから少しずつ開花してきました。昨日のニュースによると東京も例年より7日程早く開花宣言をしたそうで、これからいよいよ春本番といったような感じですね・・・。

 ただ開花日が例年幾分早くなっているのは温暖化の影響のせいかと考えてしまうこともあるのですが・・・。

 それは別として、昨年のこの時期はちょうど査証の更新の関係で日本に帰っていました。そういえば滞在中に桜が開花して、数年ぶりにきれいな桜の花を見たような記憶があります。なぜだかわかりませんが、あの「淡いピンク」こそ、日本人の心なんだなぁ~と考えることがよくあります。あれを見ていると心が和むのは、私だけでしょうか? 米国でも桜の花をみることはよくありますが、日本のようなきれいなものをみることはあまりありません。それでもワシントンDCの桜並木などは、日本と比較しても見劣りしないくらいなものですから、きっとあれがあたり一面に咲いているのを想像すると、本当にいいなぁって思います。

 さて、私が春を実感することがもうひとつあります。それがこの「春眠暁を覚えず」という言葉です。元々は孟浩然の「春暁」の一説です。

春眠不覺曉 處處聞啼鳥
夜來風雨聲 花落知多少

 よく学生のころ、学校がはじまった1週間くらいはみんなまじめに授業とかでているのですが、2-3週間すると、これが合言葉になって授業への出席率が少しずつ落ちるようになってくるのです。そしてゴールデンウィークを過ぎると、「五月病」にかかり、学生はみなサークル活動や遊び、バイトにふけるようになるのです。

 確かに春は眠たくなります。これはきっと冬の間頑張って体を動かしてきたのが、暖かくなってきて、これまでの緊張が一気に解けてきたからではないかと思います。「寒いところから起き上がって何とかでかけなくちゃいけない・・・。」と言っていた思いが、簡単に起きられるほど暖かくなったので、「もう十分、いや十五分」という気が徐々に積み重なり、動けなくなってくるのです。要は面倒くさくなるんでしょうね? 鳥が鳴こうが、夜半にあめや風が吹こうが動かなくなるのです。そしてその影響でせっかく咲いた「桜(?)」の花-これは日本人のパターンですが-が知らぬ間に落ちているのに気づくといった感じなんでしょうね?

 要は一気に「ナマケモノ」になってしまうのです。

 でもそれはそれで仕方がないことなんでしょうね? 私だって現に今、昼間なのにもかかわらず、また昨日しっかり睡眠をとったにもかかわらず、眠いです。もうPCのキーをたたいていないければ、きっと椅子にもたれて眠ってしまうでしょうね? やっぱり時期的な問題なのです。

 そういって、「ポン!」っと今ようやくわかったことがあります。どうして欧米とかは9月に学校がはじまり、4月入学制ではないのか? ということです。だってそれは、日本人の「ナマケモノ」がこういう風に簡単に五月病に堕ちるのを見て、「やっぱり9月入学のほうがやがて冬になるし、五月病にかからずかつ勉学にいそしむしかないからだ!」と思ったのかもしれませんね! 

 花粉症・花見・五月病・・・、日本人の試練の季節になってきましたね!